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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「東のエデン」 5→5 
1話で評価に悩んだのをそのままに、非常に判断がつきにくい難しい作品である。
おそらく、他のアニメと同じ視点で構成や画面を評価すればもう少し高得点を付けていいくらいのクオリティであったとは思う。I.G.による高密度な画作りに魅力的な演出、そして一見そぐわないように見えるが実にきわどいバランスで落とし込まれた羽海野チカによるキャラクターデザインなど、見ている分にはかなり満足いく作品であった。何のこだわりもなく単品で評価するなら、もう0,5点、ひょっとしたら1点くらい上げてもいいくらいのもの。
しかし、やはりこの作品はプロットで引っ張るべき作品だった。1話冒頭で突然全裸で現れた滝沢明。彼を取り巻く、日本を狙撃した11発のミサイルを含む「迂闊な月曜日」の謎。2万人のニートの存在。ノブレス携帯、セレソンとは何か、「サポーター」とは誰なのか。こうした膨大な「伏線」をどのように引っ張り、どのように魅せてどのように回収するか。それを楽しむのがこの作品であるはずだった。もちろん「アニメの見方」なんてものは視聴者が自由に決めるもので、制作側が「こう見ろ」と言ったり、一個人で「こう見なければならない」と断定したりするものではなかろうが、この物語でプロット部分をおろそかにして見るわけにはいかない。
そういう観点からすると、やはりわずか12話で終わって良い作品ではなかった。一応「迂闊な月曜日」の全貌については明らかにされたわけだが、それだって「いや、流石に無茶だろ」という解答であるし、記憶をなくした滝沢に大きな「ヒーロー像」を抱かせていた割には、直情的で微妙な現実。「救世主たらん」とする人間にはみえない。この程度の結末を迎えるならば、もう少し導入の謎の大きさをコンパクトにまとめた方が据わりが良かったのではないか。
こうした種々の期待と結果を鑑みた時に、一番しっくりくる言葉はやっぱり「期待はずれ」であった。ま、「期待しすぎ」なのかもしれないけどね。
ただ、実際にはこの作品は終わったわけではない。続きは劇場版で制作されているわけで、そこまで見て初めて、作品としての評価が出来る。現段階では「期待はずれ」であると同時に「まだ慌てるような時間じゃない」とも言える。まぁ、一本のアニメシリーズとしてもきちんと片を付けてほしかったとは思うけどねぇ。劇場版は見に行くのかなぁ。同時期にマクロスも封切りされるんだけど。

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