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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「赤髪の白雪姫」 6→5

 点数下げてますけど、別に嫌いじゃない。いや、むしろ好きだった部類の作品。ただ、あまりにもベタで、「これ知ってる」と言われたら返す言葉もないようなストレートな作品であるため、なかなか積極的に押し出せないのですよね。

 「白雪姫」の名を冠してはいるが、その中身は紛う事なきシンデレラストーリー。一介の町娘でしかなかった白雪が、たまたま王子様と出会ってしまい、面相も気立ても良かったもんだからそのまま寵愛を受けてのし上がっていくという、女性の夢と希望が詰まった都合の良いストーリー。古今東西、何千何百と作られ続けているテンプレ話の新たな一本である。

 もちろん、それが悪いことだとは全く思わない。ベタにはベタの良さがあり、憧れを持って見る正規の読者層にはこの上なくハマれる物語になっているだろう。また、こうしたシンデレラストーリーってのはどうしても「女性にとって都合のいい」話になることが多く、例えば「オオカミ少女と黒王子」とか「好きっていいなよ。」とか、男目線から見てると「こんな男いねぇよ」とか「このバカップルは何を言ってるんだ?」みたいな展開が続いてイライラさせられることもままあるのだが、この作品は少なくともイライラさせられることが一切無い。白雪もゼンもまっとうに恋愛して、まっとうに人生に励んでいるキャラクターなので、応援したいという気持ちこそ起こるが、そこに苛立ちや嫉妬は湧いてこない。もう「若者たち頑張れ」と応援したくなるカップルである。まー、ぶっちゃけると白雪の性格ってのが男にとっても都合のいい「理想のお姫様」だからなのかもしれないけども……この辺は「それせか」のニケ・リビカップルに通じるものがあるかもしれません。

 こうして「なんか応援したくなるカップルがいて、その2人が恵まれた環境と、恵まれた才能から順調に愛情を育んでいく」という恵まれた者たちのお話。まー、王子様が出てきてる時点でそうなるのは分かってるんだから。あとは末永く爆発すればいいと思うよ。2期目も決まっているらしいので、またしばらくはこの2人の至極まっとうで初心ないちゃいちゃを楽しむことが出来るでしょう。

 個人的には安藤真裕の監督作品ってことで映像面での際だちを期待していた部分があったのだが、残念ながら今作はそうした画面上での際だちはあまり見られなかった。まー、変にかき回してもこのベタベタな良さが失われてしまうし、原作の雰囲気を損なわないよう、ソフトに映像化してくれたのだと思う。これはこれで正しい方向性だったのだろう。ファンとしては物足りない部分はあったのだが、そんなに毎回吹っ切れる必要も無いしね。安定した映像クオリティでこのまま2シーズン目も継続して欲しいもんです。

 中の人については「はやみんマジお姫様」という一言で終わる。勝ち気なはやみんボイスも堪能出来るので、白雪はマジでよく出来たヒロイン。

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