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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 秋のイベント! 京アニの感謝イベントは前回も参加したのですが、毎年やってるわけじゃないから2年ぶりってことになりますね。出展してるタイトルもだいぶ様代わりしており、Freeが目立っているおかげで男女ともにアピール度の高い、かなりの人数が押し寄せる大盛況イベントとなっている。やっぱり製作会社がたった1社でイベントを起こしてここまで盛り上がるのは京アニだからこそだろう。凄まじい会社である。

 なお、毎年秋になると学祭諸々で声優イベントをはしごする私だが、今年はプライベートな理由もありつつ、さらに近隣であんまり行こうと思う催しがなかったため、実はこれが最初で最後のイベント参加である。ちょっと残念。もっと関西でもイベントプリーズ。







 さて、2度目のイベントということで、出展タイトルは当然前回から入れ替わっており、ピックアップされているのは「中二病」「たまラブ」、そしてなんかよく分からない新作。そして看板になっているのはFreeシリーズ、それに我らがユーフォニアムということになる(何故か「甘ブリ」は今回メインじゃないんだよな)。原画・コンテの展示とかその辺の展示スペースはどうせ前回と大して変わらんだろうと思っていたが……今回は朝一で見に行ったおかげもあってか、じっくり眺める時間もあって割と楽しかった。特にユーフォの原画展示は後述するイベントで制作スタッフならびにキャスト陣も「頭おかしい」とすらいっている描き込みの完成度がよく分かり、感心するとか、感動するとか以上に、畏怖の念を覚えるものだった。「原画でこれってことは、ここからさらに動かさなきゃいけないの? 何人ぐらいの命を生け贄に捧げるとそんな無茶なことが出来るの?」と心配になる。いや、でも実際にそれが平然と動いていたんだものなぁ。楽器の細かい指定のところにちゃんと音階まで書かれていたり、なんかもう、とにかく匠の技、鬼畜の所業。こんな恐ろしいものをのうのうと消費するだけの我々視聴者の立場というのは、どれだけ幸せなものであるか。改めて噛みしめることが出来た。

 そして、展示会場で驚愕したのが、新たに設立された「スタジオブース」というとんでもないコーナー。何と、京アニから制作スタッフの机をそのまま持ち出し、実際にそこで作業している人がいるという、アニメーター動物園である。目の前で原画を描く人、動画を描く人、仕上げ作業・撮影・3Dモデリング・背景諸々、目の前で実際に次のアニメ制作の作業を進めているのである。やってるスタッフは「普段社内でやってることを持ちだしてきただけ」なのかもしれないが、我々素人から見たら異次元の所業だ。作業の手順が早過ぎて、PCを使ってるスタッフなんて画面を必死に見ても何が起こっているのか分からないレベル。仕上げの人がドット単位でCGを管理し、まるで早回しのような驚異的な速度で塗りむらを見つけたり、データを更新していく姿が「アニメ製造マシン」の如く。これがプロの仕業なのか。あの光景が見られただけでも、このイベントは価値があったと思いますわ。まさに「ファン感謝イベント」。今まで以上に京アニを身近に感じつつも、ますます遠い存在に見える、そんな不思議な空間でした。

 唯一残念だったのは、開場時間から参加したのだが、そこからイベント2つ回しで張り付いていたため、物販に全然入れなかったこと。イベント後に物販に向かった時には既に大半の商品が売り切れており、結局何も買えずに終わってしまった。手元に残ったのは入場特典の缶バッジだけである。絶対に量が出ることは分かってるんだから、せめてパンフレットだけでも多めに用意してきて欲しかった……。次回こそは。

 さて、あとはイベントですよね。スタッフサイン会なんかも興味はあったのだが、やはりライブ感のあるイベントを優先して申し込んだために、今回見られたのは以下の2つである。

 

・京都アニメーション×アニメーションDo キャラクターデザイン対談!

 1つ目のイベントは、京アニ(とDo)を代表するキーアニメーター3人が登壇するキャラクターデザインチームによるトークイベント。登壇したのは池田晶子、池田和美、西屋太志という、京アニファンなら誰もが知っているビッグネームばかり。スタッフによるオーディオコメンタリーなんかも一般的になってきたので裏方さんがしゃべる場所は増えてきているとはいえ、こうして同じようなパートを務める面々が揃い踏みするステージはやっぱりレアである。

 まぁ、ぶっちゃけ普段は机に座ってる人たちなのでお世辞にもイベント回しが綺麗というわけではなく、何となく雑談する感じで終始まったりムードではあるんだけども、その辺は求めてるものではないので無問題。個人的には、憧れの池田晶子氏が実に上品なおばさまお姉さまだったのでちょっとときめいた。西屋氏と話している態度なんかを見ても「やっぱり京アニの重鎮なんやなぁ」ということは伝わってくるが、何とも愉快で、朗らかな人物である。もう1人はいくらか若手からの筆頭、同じ名字の池田和美氏。木訥なしゃべり口調はいかにも職人気質に見えるが、他の2人とはまた違った真面目な態度が非常に好印象。3人で話しているのを見ていると、本当に仕事が好きで、良い環境で働いてるんだろうなぁ、というのが伝わってくる。今回紅一点ならぬ黒一点だった西屋氏はそのためにいじられポジションに終始していたが、まぁ、結論が「西屋エロい」で落ち着いたということだけお知らせしておけばよいのではなかろうか。せっかくエロいのに、最近は男の画ばっか描いてますけどね……。いいんだ、江ちゃんだってエロいもんね。

 イベント中最大のサプライズは、なんとお三方が実際にキャラ画を起こしていてる現場を撮影した映像が流れたところ。アニメーターが実際に作業をしている様子が3人もいっぺんに見られるスペシャルな特典。三者三様でお互いの映像に見入ったりして、色々言い合っていたのも面白い。個人的には池田(昌)さんの手の速さに感心し、正確なデザイン性に改めて惹かれた。この人の画は口元がエロいよね。他に面白かったのは「社内クロッキー大会」の話とかかな。西屋さんなんかは「入社直後は本当に全然描けなかった」と言っていたのにいまやキャラデザを任される身分。それだけ、社内での実力向上への動きが活発ということなのだろう。まさか社員に対してこうした講習みたいなサポートまでやっているとは驚き。アニメーターの待遇ってのは問題ばかりが取り沙汰されるが、京アニのようにしっかりと人材を育成し、クオリティアップのための基盤を作ってくれる会社というのは本当に貴重なのではなかろうか。

 それにしても……池田さんが全部原画を描き下ろしたっていうカレンダーが欲しかったな……まさか「イベント中に売り切れてたらごめんなさい」が実現するとは……。

 

・「響け! ユーフォニアム」トークイベント

 さぁ! トゥッティの時間だぁぁぁぁ! というわけでわたくし的メインイベントはもちろん声優トークショーだ。いつも通りの4人だ。私は安済くんを見に来たんだ。生でちかぺが見たかったんだ。いやぁぁぁ! 美人! 残念美人!!

 最初に登壇したMCは「京アニのイベントがあるならとりあえず呼んどけばいいんじゃね?」でお馴染みの白石稔。うん、ユーフォは一切関係無いな! でも、彼に任せておけば舞台回しは安心。タイトなタイムスケジュールでもグダることがないので、やっぱりこういうところの進行役はプロに任せておくのがいいですよ。若手から頼られる兄貴分として、すっかり業界で安定したよなぁ。

 そして登場するのは、いつも通りの制服コスを身にまとった北宇治高校カルテットの4名。既に前日のイベントで劇場版&2期決定の発表が行われていたおかげか、しょっぱなからテンションマックス。落ち着いて! 安済さん落ち着いて! 登場直後から自分の椅子の回りをクルクルとバカ犬のように駆け回るちかぺ。何この人。分かっちゃいたことだけど、あの制服ユニってものすげぇ丈が短いもんだから、もう足下が刺激的すぎて大変なのよね。いや、もちろん下にそれ用のアンダーは履いてるんだけども、それでもね、「女子高生のスカート(的なもの)が翻って中がちらちら」っていう状況で冷静でいられるはずがないのです。特にホラ、ちかぺは黒ニーソじゃない。もう、色々とダメージがでかいのよね。スタイル良すぎる安済さん、どうか落ち着いて一回座ろう。

 改めて2期決定の告知Vがながされるところからスタートし、昨晩、キャスト・スタッフでとにかく盛り上がったというお話。なんでも、キャスト4名がスタッフに感謝の意を込めて寄せ書き色紙を作って渡したらしい。良い娘たちやね。しかも、「4人の寄せ書きを書こう」とあやチュが提案して実行したまではよかったものの、ちかぺはスケジュールが合わずに色紙に書き込みが出来ず、受け渡し当日に飲み会のテーブルを回ってその場で書いて歩いたとか。なんだその新手のサービスは。「最後にはビールのせいで字がガタガタになってました、石立さん、すみません」って。「安済知佳がジョッキ片手に荒ぶるイベント」っていうだけで神対応じゃないですかね。イイハナシダナー。

 コーナーの1つ目は「作品を振り返る・石原監督が選ぶ4人のキャラの名台詞」から。すっかり「ブルマの石原」という二つ名が定着したらしい、フェティシズム全開の石原監督が、今回4人にも内緒で各々のキャラのベストと思われる台詞をピックアップしてご紹介。既に発表前からともよちゃんが「ただでは終わらない……」と警戒していたコーナーだが、実際、「予想の斜め上のさらに斜め上」(朝井彩加談)が飛び出した。内容は以下の通り。

・黄前久美子の名台詞→第6話:あすか先輩に丸め込まれ、チューバ君の着ぐるみを着せられた久美子が、「大丈夫!」と太鼓判を押したパイセンに漏らした「うそだ……」という恨み言。

・加藤葉月の名台詞→第2話:頑張ってトランペットの音を出そうとしたが、その途中であすかパイセンから低音に引っ張ってこられた時の「あたし、もうすこしで音出そうだったんだけど〜」という空回りの台詞。

・川島緑輝の名台詞→第4話:体力をつけるためにグラウンドを走らされているときの「く〜み〜こ〜ちゃ〜ん」という泣き声。

・高坂麗奈の名台詞→第2話:進学後初めての久美子との対話、「高校もユーフォだね」という素っ気ない一言。

 ………………レベル高すぎィ! いやまぁ、説明を聞いたら確かに理解は出来るよ。久美子は素の顔が出てる部分だし、葉月の分かりやすい単純さ、まっすぐさ、高坂さんも中学時代のしがらみを全然気にせずにサラッと久美子にこの言葉をかけるあたりに人となりが窺える。そういう意味では流石のチョイス。「こういう一言一言が積み重なって、あの作品が出来ているのだ」というのが黒沢先生のナイスまとめコメント。流石監督、分かってる。でもさ、緑輝ちゃんの場合は「へなちょこ可愛いでしょ」ということだったんですが……。いや、うん、そうだけどね。監督、迷い無い人だなぁ……(なお、本当はグラウンドでのトレーニングシーンはブルマで描くべきだったと後悔したらしいです)。

 石原監督の主義主張にメインキャスト陣も感心したり困惑したりの大忙し。冒頭からいきなりハイレベル過ぎるトークイベント。続いてのコーナーは割とまっとうに質問コーナーで、1つ目は「2期が『もし決まったら』やってみたいことは?」というもの。ともニャからは「もっとトゥッティを成功させなきゃいけない(使命感)」というまっとうなご意見が。深く頷く安済先生(主な原因)。他にも「もっと楽器演奏の幅を広げたい」とか「先輩チームにも楽器で参加して欲しい」など、続きがあるからこその夢溢れる提案も。そんな中、同じ質問を振られた朝井氏がよく分からない回答を繰り出し、途中でおかしな空気に気付いて「あれ? 質問何でしたっけ?」というポンコツぶりを発揮。保護者黒沢・安定の謝罪。ちなみに今回、ともよちゃんの謝罪は4回に及んだ(うちわけは朝井1・安済3)。

ともニャ「うちの安済がいつもすみません……こういう子なんです……」

ちかぺ「お母さん!」

もえバス「知佳ちゃん、落ち着きなさい」

ちかぺ「お母さんが2人!」

 さらに「作中で共感出来た部分は?」との質問には、ともよちゃんが「ほぼ全部」と答えながらも、「家に帰ってから話さないモノに向かって話しかけるシーン」をピックアップ。自宅には最近買ったぬいぐるみ(舞浜方面の黄色くて蜂蜜大好きなあいつ、通称『権利関係の化身』)に話しかけているというプライベートを披露。ちかぺからは、例の山登りキマシシーンでの「訳の分からないことをやってみたくなる」という部分に強い共感を示す。「あまりに分かりすぎて麗奈じゃなくて安済にならないように気をつけた」とのこと。

 プレゼントコーナーをはさみ、最後の告知では未放送話数の先行上映会の日程を発表。同時にBD最終巻の宣伝も行われ、改めてその中身をピックアップ。特典として入っている部長先輩のイラストカードを見て全員が騒然。「部長の私服!」「ちょっとこれ、なんかすご過ぎやしませんかね」などの声に、安定の安済君は「すごい部長のパイパイ」と錯乱したご様子。最後の最後まで、「安済落ち着け」でした。

 

 以上、「今週の安済君」を中心にイベントの見どころをお送りしてきました。改めて見せつけられて、「ユーフォってすげぇ作品だよなぁ」ということを再認識。多分、この勢いでもう1回一気観しそうな気がします。劇場版、2期も楽しみです。

 

 これからもユーフォニアムに、そして京アニ作品に幸おおからんことを。

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コメント
ちょっとした豆知識です
>(何故か「甘ブリ」は今回メインじゃないんだよな)

マニアックな話になりますが、甘ブリや氷菓などがメインで展示されないのには理由があります。

甘ブリのOPとユーフォのOPのスタッフクレジットを見比べていただくとわかるんですが、甘ブリは「企画」という項目で3人(TBS/角川/京アニ)のプロデューサーがクレジットされています。

一方でユーフォを含め今回メイン展示された作品にはこの「企画」という項目がOPに出てきません。
というのも、これらの作品の企画は全て京都アニメーションがやっているからです。(製作という項目は企画とは少し違います。)

おそらく、今回のイベントで甘ブリをメインで展示するためには、TBSや角川も主催者である必要があるかと思います。ややこしい権利関係の話です。

長文失礼しました。
【2015/11/01 23:36】 NAME[通りすがり] WEBLINK[] EDIT[]
Re:ちょっとした豆知識です
はへー、なるほど。わざわざご指摘頂いてありがとうございます。
そうかぁ、権利関係なんかもすっきりした完全自社作品だから好き勝手に出来る部分ってのがあるわけですな。良かった、別に甘ブリははぶられたわけじゃないんだ……(当たり前だ)。
【2015/11/02 01:13】


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