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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんだ盗塁王?! 第24話。ラス前でこの球を投げてくるあたり、やっぱりこのスタッフは油断出来ない……。これ、最終回は相当ひどいことになるぞ。ここまで高低差つけてたら、恐ろしいカタストロフィが確実にやってくるぞ……。

 温度差が激しいので大変なAパートから。ラス前ってことで、メインヒロイン(?)トト子の大きなメイン回。やっぱり、改めて見てトト子のキャラ造形ってのは奇跡的だよな。六つ子の強烈なキャラに埋もれないようにしっかりとガチクズでありながらも、サイコなイメージを加味することでどこかに危険な魅力も……いや、魅力はないか? 魚臭いからな。いや、でも「嫉妬やコンプレックスという概念自体を知らなかった」ってのはすごい設定だと思うぞ。深読みするに、幼少期の「おそ松くん」の時代には完全に「メインヒロイン」というキャラクター属性だけを与えられており、とにかくまわりから可愛いとしか言われてこなかった彼女の不幸で一面的な人生が、トト子をこんなサイコキャラに仕立て上げてしまったのだろう。ある意味では原作からの純正進化形と言えないこともないわけだ。ひょっとすると、しずかちゃんみたいな他のアニメのヒロインも、同じような末路を辿るのかもしれませんね……。でもまぁ、普通のアニメに石油王は来ないと思うし、石油inフラスコで乾杯はしないと思うけども。

 そして改めて、やっぱり遠藤綾ってすごいと思う。「私って、ちやほやされるために生きてるみたいなとこあるじゃん?」とか、ガチで言ってほしい。彼女のどこか浮世離れした超越性は、トト子という無茶苦茶なキャラクターに不思議な実体感を与えている。いや、ひょっとしたらあり得なさに拍車をかけて彼岸まで持っていってしまってるだけかもしれないけども。中の人は結婚して幸せにやってますが、石油王がいたらそっちに行きそうではある。でも、面倒だから婚活パーティーには絶対行かなそう。未だ謎多き遠藤綾。彼女の私生活はもう二度と明かされることはないのです。

 さて、切り替えてBパート、「手紙」。まー、ラストでシリアスを持ってくるってのは常套手段の一つではあるのでそこまで驚きはしないが、今作で厄介なのは「ラスト」じゃなくて「ラス前」にこれを持ってきて、まさかのTo be continuedで最後に持っていったこと。あかんやつやん。絶対今週のは盛大な前振りですやん。でもまぁ、シリアス一辺倒というわけでもなかったし、これまで培ってきた六つ子のキャラを存分に活かして、ちゃんとしたホームドラマになっているところは相変わらず周到である。だって、普通に考えれば「二十代半ば(推測)の息子たちがバイトを含めて働きに出たり、一人暮らしを始める」ってすげぇ普通のことだからね。わざわざこんなに大々的にやるような話題でもないからね。それを手放しで喜んでくれちゃってる松野家の両親はやっぱり甘々だ。まぁ、これまでの苦労を振り返れば喜びたくなるのも分かるけどね。お父ちゃん、よく1人でこんな苦しい財政を支えてきた。仕事のコネで息子を商社にねじ込めるあたり、そこそこの役職ではあるんだよな。

 そんなわけで、ついに仕事が決まったのはチョロ松。親父さん、誰か1人を仕事に推薦する時に、悩みに悩んでチョロ松を選んだのだろう。まぁ、ライジング成分を控えめにすれば、一番人当たりが良さそうなのはチョロ松だからな。無事に仕事も決まり、現実に直面すればそんなにご大層なライジングも起こらない。とんとん拍子で一人暮らしまで話が決まり、松野家一同で珍しく8人の食卓。4人の兄弟の喜び方は意外と言えば意外。トッティのバイトですらあれだけ全力で足を引っ張っていた連中が、ここに来てシコ松の門出を素直に祝えたのはどんな事情からか。まー、トド松の場合は内緒で経歴詐称しながらのバイトだったし、「合コンとかの予定を全部秘匿してた」ってのが逆鱗に触れただけだからな。一家の中から稼げる奴が1人でも出てくるのは素直に喜ばしいことなのかも。

 しかし、長兄のおそ松だけは事情が違った。明らかに苛立った様子、ギャグ無しで、マジのストレスを溢れさせ、しまいには無邪気な(?)十四松に爆発させた。彼の心情は、駄目な人間ならばすぐに共感できるもの。それは「変化への恐れ」である。これまでずっと6人一緒、食うも寝るも失敗するも、全部6人で変わらずにやってきたのに、突然訪れる環境の変化。そういうものに、駄目な人間はひどく弱いのだ。これまでのぬるま湯を変えられることが我慢ならない。まわりの兄弟がそうした共感を持つのではなく、脳天気に喜んでいることも、おそ松の怒りを増進させたのだろう。身の振り場所のないおそ松の怒りは、理不尽にも弟たちに投げつけられる。そして、ここで登場するあまりに格好良すぎるカラ松。そう、長男の駄目なところをたたき直すのは次男の役目なのだ。おそ松に進んで手を出せるのは、カラ松だけなのだ。このシーン以降、今回はとにかくカラ松が格好良いので、カラ松ガールズには垂涎のエピソードである。

 その後は、蟻の穴から堤も崩れる。チョロ松の前進、おそ松の体たらくを見て、まずはトド松が変わる。チキンボーイの彼は相変わらず定職を見つけるまでには到らないが、とにかく家を離れて自活することで進化を目指す。まぁ、元々バイトはやれていた人間なのだから、そこからの延長で新たな生活までもう一歩だ。弟の奮闘を見て、カラ松も歩き出す。彼にはチビ太という盟友がおり、彼の優しさに甘える形にはなったが、それでもカラ松が本気だったからこそ、チビ太は受け入れてくれた。ひたすらエントリーシートを用意して就活に励むカラ松。リクルートスーツに身を包んだ彼はいつものサングラスをしておらず、過去の自分からの脱却を図っている。そして十四松にも変化が訪れる。元々六つ子の中ではピカイチのフィジカルを持つ五男は、他の連中と違って肉体労働にはそこまで抵抗を感じない(まぁ、他の5人も石油掘るのに迷いは無かったが……)。まさかのデカパン博士の縁も繋がり、彼は工場勤務のバイトから第一歩を踏み出す。いや、その後の大怪我の理由はよく分からないが……あと、なんでハタ坊が一緒に働いてるのかも分からないが……まぁ、そこはほら、十四松の世界だから……。そして一松は……よく分からんけど、なんか家を出たよ。結局最後までよく分からないな、一松。何が偉いって、ちゃんと十四松の旅立ちを見送ってから家を出てるところね。やっぱりこの2人の繋がりが六つ子の中では一番強い気がする。

 そして残されたのは長男1人。彼は頑なに、意地になって今までの生活を貫き続ける。変化することは弱いことだ。これまで通りのスタイルで生きていけるなら、それを何故続けないのか。あいつらのニート魂は、そんなにも脆弱なものだったのか。食って寝て、うんこ製造器となりながらもおそ松は動かない。それが長男に、最後に残された矜恃なのだ。たとえそれがどれだけ社会的に間違っていても、彼は家を、六つ子のスピリットを守り続けるのである。格好良い……かは別にして。そして、そこにやってくるのはチョロ松からの手紙。はてさて、これで来週は一体……。

 とまぁ、シリアスには書いてあるが……絶対ただじゃおわらねぇぞ。さぁ、来週は一体何がくるでしょうか。①爆発オチ ②うんこオチ ③概念オチ。まず間違いなく、一松はうんこすると思うね。

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