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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 怪談話を聞いて露伴に飛びついちゃう康一君がちょっと可愛い、第17話。露伴も露伴で「ちゃん」づけで呼ばれて「馴れ馴れしい女だ……」とか愚痴ってたけど、まぁ、肩口にでっかく「露」って刺繍されたシャツ着てるヤツはあんまり立派な大人とはみなされないよね……。

 いよいよ杜王町の闇が垣間見えるようになり、4部の全貌が明らかになるエピソード。正直、連載当時は「なんで突然幽霊とか出てきたんだ? スタンドバトルと関係無いやんけ」ってんでいまいち話の意図が理解出来てなかったんだけど(実際、この間数週間はバトルしてないし)、鈴美の存在が無ければ4部は成立しないわけで、2部で言うならカーズたちが目覚めたのと同じくらい重要な展開である。まぁ、子供はいちいち全体の構成なんて認識してないからね。

 さて、そうは言っても、やはり突然「幽霊」という存在が登場するのは大人になった今でも面食らう部分はある。ここまで、「ジョジョの奇妙な冒険」という作品では「死の間際のなんかすごいエネルギー」的なものは時たま現れていたが、少年漫画の中でも「死」を逃げずに正面から扱う作品なので、死んだ者が蘇ってくることはほとんど無いし、スタンドや波紋という「特別」を際だたせるため、幽霊という曖昧な存在は認められてこなかった。しかし、今回のラスボスである吉良の場合、どうしても「死者からの告発」という形での問題提起が必要だった。一応、「行方不明者の数が全国平均の8倍」という数字があるようなので、突然承太郎がそれに気付いて「こいつァ妙だぜ」ってな展開も不可能ではないが、仗助が今回話している通り、承太郎にはそんなことをする理由が無いのである。ましてや普通の高校生である仗助や康一が巨悪と対峙する理由なんてあるわけもない。となると、暗躍を旨とする吉良と接点を持つには、「何らかの生命の危機から巨悪が見える」では足らず、「すでに失われた命から巨悪が見える」必要があるのだ。ちなみに、この「幽霊」という存在は「意志の力」を描く物語性との親和性が高かったようで、4部でも「敵も幽霊のメッセンジャーがいないと不公平」という平等意識からか(?)幽霊VS幽霊みたいなマッチメイクになるし、5部までいっちゃうと幽霊がスタンドだったり、幽霊がスタンド使いだったり、もうエラい事になる。6部ではそのものずばり「幽霊を使うスタンド」やら「幽霊じゃないけどゾンビを使うスタンド」まで出てくるしなぁ。

 さておき、そんな幽霊からの伝言を伝えるメッセンジャーとして選ばれたのは、高校生ではなくて社会人の岸部露伴。彼が最初からこの役割を与えられるために登場したキャラなのかどうかは分からない。いや、多分登場時のキャラから考えると、多分トニオや音石なんかと同じレベルでの「生活の一部に紛れ込んだスタンド使い」の1人として創造されたと考えるのが自然だろう。それどころか、仗助からボコられたシーンからすると、下手したら玉美、間田レベルの扱いだった可能性すらある。しかし、実際に動かしてみると思いの外使いやすく、能力も鈴美との接触に向いたものだった(普通、何の前提条件もなしに幽霊を信じろと言われても無理な話だが、ヘヴンズドアーのおかげで「鈴美が嘘を言っていない」ことが裏付けられるために導入しやすくなる)。誂えたようにピタリとストーリー進行にはまった露伴は、多少のご都合主義を伴いながらも、気付けば「鈴美の幼馴染み」という形で物語に深く関わることになるのだ。この後も彼は取材能力を活かして様々な情報を提供するメッセンジャーとして活躍してくれるが、当然、最後を決めるのはジョースターの血統でなければならないため、最終決戦には関わらないというスタンスになるわけだ(まぁ、ある意味人質みたいな扱いではあるが)。

 こうして、「殺人鬼の被害者」「露伴のおねーちゃん」「街の誇りを守る者」と様々な属性を保持した杉本麗美というキャラが登場する。CVは飯屋こと原紗友里。映像化された鈴美は髪の毛ピンクになってるし、ジョジョキャラの中でもトップクラスに萌えヒロイン度数が高いため、アイドルボイスの飯屋もなんとなくそれっぽい収まり方になってる。まつげ長いし、細かい表情が可愛いし、全シリーズを通してもジョジョでここまでド直球のヒロインってほとんどいないんだよな。大体、「ジョジョシリーズのヒロイン」の話題になると鈴美の対抗馬になりうるのってルーシー・スティールくらいなのよね。今後康穂がどれくらい頑張れるかでもまた変わってくるかもしれないけど。

 鈴美の話は、実はなんか変な気もするんだよな。「魂がのぼっていく姿をたくさん見ている」という話に関しては、今後実際にそのシーンが見られるので納得いくのだが、何故彼女が「全国平均の8倍」なんて具体的な数値を知っているのかは謎である。生前にそんな知識を蓄えたはずがないし、そもそも生前だったらまだ数が違うだろうし。まー、表通りのオーソンで立ち読みしてる客の週刊誌をのぞき見るくらいは出来るのかな。実際、この後で露伴が調べてた写真をのぞき見るシーンもあるし。もう1つの謎は、「同じ傷を持った被害者達」という彼女の台詞。吉良の行動パターンからすると、杉本家惨殺事件以降、彼はスタンド能力によって死体を消し飛ばしているはずで、「鈴美と同じ傷」を持ってる被害者って基本的にいないはずなんだよね。まぁ、ここは鈴美が露伴達を分かりやすく脅かすためにちょっと話を盛ったってことで。実際、それ以外の被害者がみんな「同じ死に方」しているのは事実なんだし。

 さぁ、そんな諸々大変だった今回のお話は、オープンエンドも全部カットしてたっぷりCパートまで。ちょいとスカシた左ハンドルの車に乗った吉良吉影その人の登場である。残念ながらこちらもCVは変更になってしまったが、小山力也に代わり、なんと森川智之が登場。ゲーム版では5部のラスボスであるディアボロ役で出てたわけですが、ちょいと早いご登場となった。小山版の吉良はねちねちした感じが実によろしかったが、こちらの吉良は理知的でジェントルな感じが強調される印象かな。どちらでも文句はないが、「勃起……しちゃいましてね」は多分森川版の方が熟練の技が光る気がする。いや、帝王ってそういう仕事でしょ? しかしこうしてみると、キャスト変更が無かったのっていまのところ億泰だけなのか……どんだけはまり役だったんだ。現状、杜王町でジョニーとディアボロが戦うっていうかなりカオスなキャスティングやな。

 さて、来週は重ちーの登場。彼のキャストは変わってるかな? どうかな? 変わるとしたら誰だろう。パッと浮かんだ選択肢に「奈良徹」とか「矢部雅史」とかがある。さぁ、どうなる。

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