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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 Hope sideとは?! 何でも来週1話分だけ放送する「特別編」とのことだが……。島編なの?! 島編が見られるの!? ボクは……腹一杯のジャバ鍋を食べたかったんだ……。いや、多分未来編の結末みたいなものだろうけども。

 とりあえず「絶望編」は今回でおしまい。もちろん「知っているあの結末」にゴールインするだけなのだが、考えてみれば「知ってる結末にゴールインする物語」を面白く見られるってのはそれだけですごいことじゃないか。改めて今作を振り返ると、「どうなるか」は分かっているはずなのに、毎週何が起こるか分からずにドキドキさせられた。今回だって77期生のクラスが一体どうなってしまったものか、雪染先生のグルグル目を見ながらドキドキ見守ったものである。まぁ、巷で言われるように「結局全て洗脳動画で処理しちゃってるやんけ」みたいな部分は正直あるのだが、元々「1」の時点で記憶消去も操作もやりたい放題の無茶苦茶な世界観だったわけで、今更これくらいは大した問題じゃないんだよな。

 難点をあげるなら、「2」の時に示唆されていた「江ノ島の絶望に心酔した希望の生徒達」という倒錯した状況をどのように作りあげてくれるんだろう、っていう期待があったのに、その部分が全部オートメーション化してしまっていた、っていうことなんだろう。本当は1人1人どうやって籠絡されていくのかを見たかったし、江ノ島がどれだけ悪辣なことをやったら人間の価値観をひっくり返せるのだろう、という期待もあったものだが、その部分が全員まとめてモニタを見せるだけ、っていうのは何とも味気ない。その部分は間違い無く失点だし、そのことで今作が駄目駄目だという人もいるだろう。そのことについては異論は無い。

 でも、原作ファンとしてはやっぱり楽しい部分が多かった。「アイツラの知らなかった日常」がこうして明らかになり、ぐちゃぐちゃと歪んでいく様を見て、そして何と言っても「超高校級の絶望」江ノ島盾子ちゃんのやりたい放題の活躍は見ていて最高にファニーだった。全ての言動が「1」に繋がってくることを考えるとニヤッとさせられる描写も多く、今回を例に挙げれば何と言っても残姉ちゃんとの会話パートだろう。あの言葉に、むくろちゃんは笑い返すだけだったんだよなぁ。本当に残念だなぁ。でも、あれだけマゾい性格に描写されてんだから、案外最期の最期まで幸せそうに妹のために生き抜いたのかもしれませんね。

 そして、今週の様子を見ていて気付いたのだが、77期生のクラスって、「絶望のとっかかり」として非常に効率の良いメンバーだったのね。特に九頭竜&ペコちゃんコンビはダイレクトに議事堂に乗り込んでいたことからも暗喩されているが、九頭竜組の力って割とダイレクトに日本の中枢に食い込んで病巣を深める役に立つんだよ。ソニアだってかなりの上流階級なわけだし、あとは胃袋を掴む役とか技術面でダイレクトアタックしかける役とか、医療班に紛れ込める役とか。そして、その力を何倍にもブーストさせる「超高校級のマネージャー」が多分かなり強い。78期生組だったらここまで効率よく絶望の媒介者にはなれなかったんじゃないかな(まぁ、さくらちゃんが爆裂してたらどうなってたか分からないが)。何もかもきっちり江ノ島の計算通りに進んだってことなんでしょうかね。それにしても、カムクラとの遭遇以降は狛枝が割と大人しくしていたのが気持ち悪いんだけどな。江ノ島さん、狛枝のことを「計算出来る才能」みたいに断じていたけど、果たして苗木と比べてどっちが与しやすかったのか……。

 苗木といえば、今回も「未来編」に続いてまさかの舞園さん登場(台詞あり)。他の面々も全員登場していたが、桑田だけ後ろ姿で一瞬誰だか分からなかったわ。やっぱあいつ影薄い。あとセレスさん、お仕事してください。霧切さんがここに入ったことは偶然ではなかったと思いたいが、あの後で彼女も江ノ島に丸め込まれて記憶をいじられ、あげく実父を宇宙に飛ばされたりしちゃうんだよな。そう考えると超高校級の「探偵」VS「絶望」では霧切さんは完敗している。まー、江ノ島は流石に探偵の手に余る規格外の存在だったってことだろうけども。

 結局、霧切パパは学園をシェルターにすることには成功したが、まさか諸悪の根源が中に紛れ込んでいるとは思いもせずに完敗。その間、天願老人は外から何とか機関を立ち回らせようとしていたが、絶望は「1」の時代に到るまでやりたい放題していたことを考えると、あんまり上手くいってなかった。黄桜は……何してたんでしょうね。まだ声がけーじくんだったから、アフレコはだいぶ前に終わってたようだが(どうしても気になるのはソコ)。今週の様子を見るだけでは天願の真相は分からないままだな。未来編でここがどう繋がってくるか。未来編といえば、結局今週は御手洗が一度も登場しなかった。アイツの顛末も未来編で答え合わせかな? こうしてみると、終わったとは言ってもまだまだ謎は残っているな。

 そして、最後に1つ回収されたのは、七海の真実である。前回、七海の命懸けの訴えによって心動かされたカムクラ。彼はおそらく「絶望」の中心にある江ノ島の対比的な存在として、「希望」の中心に七海を見た。そして、自分をまっさらな状態にした上で外界から観察する手法として、学園の開発していたジャバウォック島プロジェクトに何らかの形で紛れ込んだのではなかろうか。そうでなければ、あそこに七海がいた説明がつかない。あの世界における七海の存在は、まさにカムクラが与えた純粋な「希望」の1ピースだったのだ。そりゃ、日向だって助けられるに決まってるわ。絶望しかないと思われていたこの物語の中でも、日向・七海間のストーリーはなんかあったかくていいですね。いや、一番ひどい死に方してるのが七海なんだけどさ。

 さて、あとは雪染ちさの物語が今回で本当に終わったのかどうかだが……もう一声。もう一声。

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