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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一足お先に大文字、第5話。俺、まだ大文字を空から見た経験ないなぁ。狸はいいなぁ。

 何故か今作は本当にいい女しか出てこないのだが、残念ながら人間は1人もいない。前回スポットが当たっていた玉瀾は、着実に矢一郎との距離を縮めている。前回飲み込まれた将棋盤の謎の穴は、なんとあの総一郎の「将棋部屋」への隠し通路だった。どういう仕組みなのかはよく分からないが、何らかのトリガーで中央に穴が出現すると、周りにいる人間(毛玉)を自動で吸い込んでしまうというダイナミックな仕様。それまでの様子から察するに、盤上で駒が特定の動きをしたときにロックが外れるようになってたのかな。ここしばらくは矢一郎が自分の「物置」に放り込んでいたために使うチャンスもなかったが、この度、矢三郎のお節介のおかげで数年ぶりに起動。何も知らぬ3人を寂れた将棋部屋へとご招待。そして、その将棋部屋ってのが赤玉先生の住居の一室だったという……。矢三郎はあれだけ足繁く先生の家に通ってたんだから、部屋の様子くらい知ってても良さそうなもんだけどな。

 結局、将棋盤を差し挟んでの男女の対話はうやむやになってしまったが、そこはお節介の矢三郎。間近に迫った五山の送り火を改めてデートの場所として取り付ける。ただ、毎年このイベントには悩まされるのよねぇ。一昨年夷川の連中に襲撃されて船は消失。去年も先生に頭を下げ、弁天の機嫌を取って「奥座敷」を借り受けられたものの、これも焼失。おかげで矢三郎はあわや鍋にされるところまで行ったのだ。納涼船は狸にとっては欠かせぬイベントのようで、矢一郎も何とか今年の船を手に入れようと奔走していたようだが、結局夷川にしてやられて船の都合がつかなかった。

 しかし、そこでめげない強さを持つのが矢三郎。先生のところで見つけた茶釜エンジンさえあれば空は飛べる。そこで「箱」になる乗り物を用意すればいい、ってんで、なんとお願いしたのは叡電にだけは変身出来るという矢二郎だった。まさかの銀河叡山電鉄。下鴨四兄弟の謎コラボレーションだ。血縁者の体内に乗って宴会するってのもどうかと思うのだが……あんまりみんな気にしてないわね。まぁ、矢二郎に乗るのはかつては定番行事だったみたいだしね。末弟を運転手に任命した謎のお見合いトレインは、人でごった返しているであろうシーズンど真ん中の京都の空を飛ぶ。

 ここで行われたお見合い、普通だったら余計な年寄りが出てきて引っかき回すのは邪魔以外のなにものでもないのだが、今回ばかりは先生が活躍したと言わねばならないだろうか。どうにも奥手で前に進めない2人に、これ以上ないくらいにストレートな意見をぶつける天狗。そして、その天狗の教えが有効であったことを保証する母。もう、外堀が埋まっちゃってるから当事者たちも諦めるしかないね。元々、くっつくことが決まってたみたいな2人だったしね。くそー、玉瀾はいい女だなぁ。CV井上喜久子・日笠陽子で開催される宴会って、本当に料理が美味そうで羨ましすぎるよなぁ。家庭的過ぎるよなぁ。

 そんなところに飛んできたのは、家庭的な雰囲気は欠片もない女、弁天である。なんと、あの問題の長椅子ごと飛んできちゃったってんだからたまらない。天狗ってやつはどうしてこうも負けず嫌いなんだ。そしてそこに夷川の阿呆兄弟も乱入。すったもんだの末に結局は炎上騒ぎになるのは毎年のことである。京都の町の上の巨大納涼船の上の叡山電車(の上の長椅子)。カオスですなぁ。玉瀾が馬鹿にされた時だけキレる矢一郎さん素敵。でも今年は何故か金閣銀閣も必死に抵抗して勝負が水入りになってしまったね。水入りというか、天狗入りというか……。

 お気に入りの長椅子を盗まれて黙っているはずがない2代目。その振る舞いはあくまで鷹揚。英国紳士なのかどうかは分からぬが、狸も、人間も、そして力を失った天狗も、全てが眼中に無いかのよう。自分の言いたいことだけを言いおき、やりたいことをキッチリやり遂げる泰然自若とした姿勢はまさに天狗である。これまで全能者として振る舞ってきた弁天だったが、ついに現れた「完璧な天狗」を前に、ついに手痛い敗北を喫してしまった。鴨川の水に濡れる弁天は、ただただ「悔しい」という感情ばかりが渦巻いていることだろう。ここから「強くなれ」とは言うものの、果たして、強くなって二代目に復讐するのは良いことなのかどうなのか……。狸VS狸は決着がつかなかったが、天狗VS天狗はその差は歴然。毛玉は阿呆だが、それを教育する立場の天狗まで阿呆ではないはず。弁天の今後の動向が気になります。

 そういえばさ、赤玉先生って可愛い女の子には目がないのかと思っていたのだが、玉瀾に対しては全くそういう反応を示さないのね。どれだけいい女でも、やっぱり元が毛玉では駄目なんですかね。

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