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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 鬼がベッタベタの河内弁だったのは有馬温泉から地獄に行ったからなんだろうか、第6話。後で会った女鬼は標準語使ってたし、どういうロケーションなのかよく分からないな。まぁ、地獄だしな。

 今回はこの作品には珍しく私に地の利が全く無い残念なエピソードである。そういや、こんだけ近くに住んでて有馬温泉って行ったことねぇな。近すぎると逆に観光地としてわざわざ行こうと思わないんだよな……。でもまぁ、狸はせっかく行くなら温泉に入ろう、という思考になるわけですね。猿が温泉に入るのは有名だけど、実際に狸も入るんですかね? 残念ながら調べてみてもそんな習性はないようですが。まぁ、作中で言ってた通りに匂いが落ちちゃうのはあんまり良くないのかもね。温泉って臭いし。イヌ科の動物向きの施設では無さそう。

 しかし、糺の森の狸にそんな常識は通じない。尻が温まるってんで随分ご満悦の矢三郎。いっつも思うんだけど、こいつ本当に悠々自適で良い生活してるよなぁ。交通費とか施設利用費はどうやって稼いでるんだろう。バイトだけで食ってるのかな。昼間から温泉に入り、大満足で喫茶店で一服。そしてそこに現れるのは神出鬼没の海星である。常に身を隠すその技術はもうくのいちもびっくりの手際。「砂糖壺の中に入っている」って言ってたけど、「砂糖壺に化けている」ではないのね? ちっちゃくなってあの中でぱたぱたしてたのかな。想像するだけでかなり可愛い。わざわざあの喫茶店に現れたということは、おそらく偶然矢三郎を発見して追いかけてきたのだろう。言ってることはパーフェクトツンデレな彼女だが、その迷い無き姿勢が実に愛らしい。どうやら夷川の連中も今回有馬に出張っているという情報もあり、不穏な中に今度は弁天が登場。矢三郎がストーカー行為に耽っていると、それを一体どんな気持ちでか見守り続ける海星さん。矢三郎よりも素早く瞬間移動してるって……スタンド能力みたいな化け方だよな。一体どうなってるのかすごく気になるので、どこかで海星目線から描かれる物語とかやってくれないものかしら。

 淀川先生を追い出したという金曜倶楽部は矢三郎にとっても相変わらずの仇敵。その動向を探っているうちに、まさかまさかの人物に遭遇。最初はまた天満屋が暴れているのかと思ったが、あの下鴨総一郎に化けるというふてぶてしい登場を見せたのは、なんとあの夷川早雲であった。1期のラストでたたき出されて以来、一体どこで何をしていたかと危ぶまれてはいたのだが、まさかこの有馬の地で爪を研いでいようとは。彼は「狸であることを捨てる」と宣言し、その第一歩として、金曜倶楽部に入り込みヒトの力を手に入れるという。狸を食らう人間たちに混ざり込もうなど、とんでもない話。かつては偽右衛門という狸の総大将を狙っていた男の、何とも無残な末路ではないか。しかし、考えてみれば下鴨の家とて「狸をやめてしまった」兄弟がいる手前、どうにも他人事ではないかもしれない(実際親戚だし)。近しいからこその憎悪に燃える矢三郎だったが、早雲の方が一枚上手。なんと、あの寿老人が作った地獄絵の世界に、天満屋同様に突き落とされてしまった。

 それにしても……なんて地獄だ。このあたりの奇天烈な世界の作り方は相変わらずというか、流石というか。森見登美彦の世界に、更に久米田康治デザインの何ともふざけた鬼というコラボレーションで、おっかないんだか間抜けなんだかよく分からない「有馬地獄」が実現。どうやら人間がいたらあかんのは間違いないようだが……でも、鬼も随分のんきな生活してたよな。あと、何故か女鬼はグラマーでいい女が多い(顔は怖いけど)。ムチムチの鬼の謎のエロスはこの作品ならではのサービスかな(?)。しかし、そんな鬼の中でも一際輝く紅一点、地獄に仏ならぬ地獄に天女。相変わらずの気紛れで遊びに来ていたのは弁天様であった。あんた、さっきまで地上でおっさんどもにちやほやされてましたやん。何で突然鬼と相撲取りにきたのさ。でもまぁ、矢三郎からしたら千載一遇のチャンス。もしここで偶然弁天に出会えていなかったら、天満屋同様にこの地獄絵で何年も生活しておっさんに成り果てるところだった。常に予想外のことをやらかしてくれる矢三郎に弁天様もご機嫌。2人はそのまま地上に向かってランデブー。その途中、なにやら矢三郎は見てはならぬこの世の理を見てしまったが……まぁ、今作では真剣な生死論なんてあんまり扱わない方がいいからね。そっとしておこう。とりあえず地上に戻ることに成功したわけで、次の一手は早雲の抑止だろうか。

 狸をメンバーに加えてしまえば、金曜倶楽部はますます狸事情に精通するようになり、下手をしたら狸鍋の名目で早雲の気に入らない連中が根こそぎ虐殺される可能性すらある。さて、矢三郎が主人公らしい活躍を見せてくれるかどうか。

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