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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 墓地が7枚で第8話。スレッショルドって言葉はMagic以外の文脈でなかなか聞かないんだけど、元々の意味は「閾値」とかそういうやつね。

 それにしても毎回毎回凄まじい作品である。これだけ無茶苦茶やってるんだからもう少し話題になってもいい気がするんだけども……まぁ、ニッチな作品になってるってことなんかなぁ。前回の「ソシテダレモイナイ」もものすごいデザインが目を引く作品になっていて、一体誰の仕業かと思ったら千明孝一氏だったんだ。そして今回の監督は石山タカ明。あんまりGONZOの印象は無い人だったんだけど、今作の監督は希望者が参加してるっていう形なのかしら。

 今回は「聾」という難度の高いテーマを掲げた世界になっており、「聞こえる世界」と「聞こえない世界」の2種類の魔女による世界が描かれる。そして「聞こえない」表現が割とダイレクトに描かれているのだが、気をつけてみると(聞くと)BGMも含めて色々と音響面でも気を遣っていることがわかる。普段だったらあまり見かけない音の少なさは、今作が「聾者でも見られるアニメ」として成立させようという意図で作られていたためだ。まぁ、字幕をつければそれでいいじゃないか、という意見もあるわけだが、それだけだとどうしたってアニメの画と音が分離してしまうことになる。我々も海外のドラマなんかを観る時は字幕のお世話になるわけだが、あれって、耳の聞こえる人間からするとちゃんと元の役者が喋っているタイミングが「音として」聞こえているからこそ字幕で補完することができるんだよね。どのタイミングで喋っているかがわからなかったら、まずは唇を追って「話者」を認識してから字幕を追うという手順が必要になる。普段そんなことを考えたこともないが、おそらく耳の不自由な人はそうしたコミュニケーションを日常的にこなしているのだ。

 そして、そんな人たちにもなるべく自然に「世界」を受け入れてもらおうというのが今回のヘンテコアニメ。まぁ、別に最大目的がそこにあったわけではなくて、あくまでも「聾の魔女」という話を描くための装飾の一部ではあるが、聞こえたり、聞こえなかったりする様々な音を画面の中で「目で追う」必要がある作劇は新鮮だった。ちゃんと言葉にならないニュアンス(「?」とか)まで文字として現れるのが普通の字幕とは異なるところよね。

 まぁ、そうして描かれたストーリーが面白かったかどうかは定かでないがとにかく「見たことがない」ものだったのは事実。なんともストイックにオリジナル路線を貫き続けるアニメだなぁ。

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