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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「薄桜鬼」 4→4

 終了……と言ってもまだ全然終わってませんけどね。秋から2期が始まるらしいので、今のところは「小休止」といった感じ。ただ、前にどこかでも書いた気がするけど、一応1クールで放送をやめるなら、最終話はそれなりに「終わった感」を出して欲しい気はするのだが……まぁ、しかたないか。

 気付けば結局最後まで視聴していた腐女子向け作品。「裏切りは僕の名前を知っている」があまりにしんどくてリタイアしたのとは対照的で、こちらは特に作中に不快な部分もなく(まぁ、男同士が筋肉を見せ合う乳首祭とかはどうかと思ったけども)、引っかかりもなくゴールにたどり着いた。要因としては、基本的に史実を元にしているので労せずに背景設定を入手しやすかったことと、それに加えて筋立てが分かりやすいのであまり頭を使わずにすんだこと。

 もちろん、史実を元にしているとは言っても、やはりどこかおかしいのは間違いない。最大のポイントとなるのは当然「鬼」と呼ばれる謎のドーピング状態の存在で、この作品をものすごく恣意的に言い換えるなら、「たくさんの野郎どもが、自分の大切なものを守りたいがためにイケない薬に手を出して身を滅ぼす悲劇」である。1話の登場シーンのおかげで鬼どもというのは完全に道を外れた外道の者というイメージだったのだが、いきなり山南さんが薬物に手を出してしまった時点でまずはどっきり。その後も少しずつ犯される連中が増えていき、気付けば新撰組の中軸が全員薬漬けというのは、ちょっとまずい状態。まぁ、ビジュアル的には映えるし、それで女の子が守れるんだったら悪いとは言わないが……流石に刹那的過ぎやしませんかね。最終的には対策手段も立てられてしまっていたし、命がけで投薬したのにいいとこ無しですやん。

 そして、そんな男どもの中心にいて、事態を悪い方悪い方と持っていくのが、我らがメインヒロイン、雪村千鶴嬢。個人的には彼女の声を聞いていたいがために何となく見続けていた部分もあり、次第に彼女の回りを取り巻く状況が凄惨になり、最終話では阿鼻叫喚の屍の山。もう、流石の桑島キャラ。不幸オーラが半端じゃありません。千鶴自体は特に大きな癖もなく、シンプルなキャラクターなのだが、その回りで勝手に彼女を守って死んでいく人間たちに、慟哭と戦慄が止まりません。ほんと、どうしてこうなった……もっとやれ。そういう意味では、続編希望かもしれない。 

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