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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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NEW GAME!!(第2期)」 5→5

 コウ×りんさえあれば、別に青葉はいらないんじゃないですかね?(過激派の思想) いや、青葉さんも成長しましたよね、立派にね。

 1期の時や2期の開始時の感想としては「萌えものなのに社畜の苦しみとか見たくないでしょ」というものだったが、2期を経てさらに印象は変わってきた。「これ、萌えものがやりたいわけじゃないな」っていう。掲載誌のせいで勝手にこっちが思い込んでいるだけで、作者は別にキャラクターの可愛らしさで売りたいというのを本線には設定していないのかもしれない。まぁ、そうしないと生き残れないのは間違いなかろうが。

 「お仕事もの」という設定で考えると、そりゃまぁこの会社は色々とヌルいところもあるのだろうが、しっかりと社会の(理不尽な)厳しさがあり、それに打ちのめされながらも成長を続ける若手の姿がある。実に真っ当な新入社員の頑張りを描いた作品ではないか。これにねねっちも絡んでくると新入社員ですらないのが難しいところだが、まぁ、社員の雇用形態にも多様化が見て取れるというのも実に現代的な作品と言えるのかもしれない。フォーマットとしては古き良き「若手新入社員奮闘記」なのだが、そこに萌えの要素をちょい足しして、さらに現代風のアレンジを加えて出来上がったのがこの作品。こうして要素を並べてみると、自然に溶け込めるわけがないキメラであることがよくわかるな。

 幸い、視聴者の方も2期目ともなれば慣れてくるわけで、突然いけ好かない後輩社員が入ってきたとしても、ちょっと伏し目がちにねねっちだけを見ていればそのうち風当たりの強さも治まってくる。最終的に同じ会社にいる人間を悪人として描く気はないのだから(幸い、今作は社畜の厳しさを描きながらも、人間的に悪い奴というのは登場しない)、苦労の後に得られる達成感を目指してそれぞれの課題に当たっていけばいい。青葉が仕事の名義を掠め取られたことですら、最終的には「コウとのかけがけのない絆」という褒賞の前振りなのである。人生苦あれば楽あり、努力の末には必ず実りが待っている。やっぱり古き良き日本の物語フォーマットですよね。

 そうして「辛いことにもその先に成し遂げられるものがある」という救いが描かれることで、社畜物語は問題なく成立している。あとは周りを彩る萌え部分、キャラの掘り下げをどの程度の純度で行うかだ。やっぱりそういう意味では、本作は圧倒的にコウ×りんなのである。最終的にはカップルであることを隠そうともしなくなるからね。この世界には夢と希望が溢れているが、最大の「夢」がなんであるかといえば、それは「野郎の不在」なのだ。なぜか女性ばかりで回る会社。何故か恋人関係なんかが一切話題に上らないOLたち。多分婚期の話題とかする必要もないのだろう。コウさんはりんを嫁に迎えることが確定事項になっているのだから。まぁ、青葉たちがどうなるかは知らんけどな。

 男性性を一切必要としない社畜物語。やっぱり艦これとかと同じ擬人化の極みという見立ては言い得て妙だよなぁ。本当はおっさんたちの物語なのに、それをロリ成人やパンツOLにすればアニメとして立派に成立するという……。大丈夫か、日本。

 なお、本作最大の功績は、かやのみの日笠回です。

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