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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「バチカン奇跡調査官」 4→4

 キリスト教って変な宗教ですね(問題発言)。まぁ、多分他の宗教も漏れなく他と違って変なんだけどさ。

 想定していたよりもはっちゃけていた作品。ある程度真っ当なミステリとして押さえる部分は押さえるのかな、と思って視聴しており、実際、ロジックを作る部分は不自然なほどにロジックを意識した発言なんかも飛び出してきて、いかにも元新本格作家が書いたシナリオにはなっているのだが、さりとて今作のレーベルは「ホラー文庫」である。必ずどこかで本格ミステリの範囲からは飛び出してしまう。その切り替え部分、「そこは説明ないんかーい!」みたいな絶妙なアンバランスさが、苦笑ものだったり、かえって味わいだったり。「だいたいナチスのせい」って言って問題ごと全部押し付けるのも笑えるが、元々「こんな奇跡が起こりました! 科学では説明できないから是非とも調査してください!」って言われて出向いて、現地に行ったら「この地方にはそういう技術があるんですよ」って言われて解決するっていう。他にも悪魔の力を借りた壮大な脱出ゲームに興じたり、単調になりがちなミステリの文法の中で、斜め上に「アニメ向き」なデザインも楽しませてくれる作品ではあった。

 そういう意味では当初の期待よりは面白かった部分もあるのだが、それでもやっぱり脚本が「アニメになると面白い」とまでは言えないのはしょうがないところか。ほとんどのシーンは「状況の説明」に終始する作品なので、どうしたって映像としては単調になり、その全てを台詞で説明させなければならない。ミステリアニメってのは最近でもポツポツ作られてはいるが、「ダンガンロンパ」「逆転裁判」など、そのどれもがあまりアニメにしたことによるプラスを感じられるものではなかった。どうしたって食い合わせの悪さは避けられないのだ。

 本作の場合、そうした「ミステリ」「ホラー(トンデモ)」という要素に加え、平賀とロベルトの友情物語としても一定の重みを持ち、多分アニメとしてウケる要素があるとしたらそっち方向でキャラを売り込む戦略だろう。実際、展開したシナリオの半数はロベルトの過去だったり、平賀の現代だったりに関わったものであり、謎を追うついでに各々のアイデンティティにも言及する方向だった。2人の友情やら(愛情やら)を楽しみに見る人間にとってはその辺りが加点要素になったんじゃなかろうか。ただ、残念ながらミステリ要素を強めに見たい人間にとっては、「ロベルトの親父さんが実は……」みたいな話は都合のいい(都合の悪い?)偶然がとんでもない比重でのしかかってくるという、いわばイレギュラーであり、あんまり歓迎したくない要素でもある。この辺りはなかなか全方位に売り出す形は作りにくいか。

 おそらく、「この原作をアニメ化する」という課題に対しては、ベストとまではいかないまでも、ベターな結果は出せていた作品だと思う。出来れば、もうちょっと画面中心に見せられるだけの時間的余裕があれば、見ている側も一緒に思考して楽しむ形の見方が可能になったのだろうが、残念ながら尺が切り詰められてしまい、マシンガントークですぐに解決に入っちゃう「説明を聞くだけアニメ」に終わってしまったのはもったいなかった。原作はそれなりに巻数も重ねているみたいなので、もし2期があるなら、もうちょっと腰を据えた作品作りが見て見たいものだ。

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