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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 キリン……増えるのか……第3話。やっぱり何観ても最後にキリンが全部持っていく構成はどうかと思うの。何でキリンなのさ! 頑張って調べて謎を解いてくれじゅんじゅん!

 今期はこの言葉を使う作品が多いのだが、「3話目で何となくわかる」お話。いや、今作の場合は3話目となる今回で何か新しい事実がわかったわけではないのだが、今回は九九組の全員が満遍なく散らされて描かれていたおかげで、人間関係というか、キャラの配置がようやく見えるようになってきたんだ。

 わたしゃ(こんだけアニメ観てるのに)視覚情報からのインプットというものにすこぶる弱く、リアルだと人の顔を覚えることが全くできない。どうやら生まれながらにしてそうした能力が欠損しているようなのだ。アニメにしてもその傾向はあって、なかなか誰が誰だか覚えられない。その悩みを解決するために進化したのが聴覚情報であり、「声で判断すれば映像でいちいち顔を覚えずに済む」という状態から、大抵は声の差別化でアニメキャラの第一印象を定めていた。しかし、今作の場合はほとんどが初見で横並びのキャスト陣。ぶっちゃけ「あんまりうまくないA」とか「あんまりうまくないB」とかいう区別しかなく、2話目までで認識したキャラはメインを張っていた数名程度だった。どうしたって、こういう「アイドルもの」ジャンルではまとめてキャラが出てくるし、全員が横並びの存在感を持つので認識しにくいのはどうしようもない。ラブライブだって、覚えるのに1クールかかっているのだ。そんな状態から今作はこの3話目である程度のブレイクスルーを果たしてくれた。

 もちろん(?)名前なんて覚えてないが、九人のキャラの区分けができるようになった。今作はとりあえずの属性として「ルームメイト」という区切りがあり、そこで二人ずつのペアが構成されるようにできている。おかげで主人公の華恋は今のところ「華恋ちゃん大好きbot」でしかないまひると紐つけされているし、「ペアになっている」という認識は双葉・香子のコンビの接続を容易にしてくれている。ここが繋がってしまえばあとは筆頭2人が前回今回のエピソードで繋がり、残りの2人は自動的につながることになる(まぁ、バナナがじゅんじゅんとルームメイトっていう印象はあんまりなかったんだけど)。よかった、ひとまず全員を個別に認識することができるようになった。

 その上で、いきなり「引っ掻き回す」ことで刺激を出す方向性。作中で香子も言っていたが、「これまでと違ったペアリング」にすることで物語は動き始める。前回の華恋と純那の対決からそれは始まっており、今回はそんな華恋の前に筆頭の天堂真矢が立ちはだかる。その陰では一度は敗者となったクロちゃんが双葉と殴り合ったりもしている。こうした「ペアリングのシャッフル」は普通はちゃんとペアがペアとして認識されないことには意味をなさないが、今作はそうした導入をかなり強めに押し出すように見せているので、「あぁ、ペアが切り替わっているのだな」ということが認識しやすい。まぁ、「入れ替わった末に何が起こっているのか」は相変わらずわからないままなんだけどさ。

 今回のミッションは「てっぺん取りに行こうと思うけど、遥か高きその頂き」を見せつけること。前回クロちゃんをなぎ倒して存在感を見せつけた真矢だったが、今回は能天気にそんなてっぺんに挑んだ華恋が返り討ちにあい、己が目標の遠さを実感する。クロちゃんはクロちゃんでしっかり他の試合で勝利して株を持ち直す周到さ。まぁ、あの2人が何してたのかはさっぱり分からないんだけど。

 結局、今作での「舞台」要素は、今のところ「舞台上での技量の見せ合い」という性質のみのものである。アニメにした時に、「誰がどんだけミュージカルの技巧的に優れているか」をそのまま見せるのはかなり難しいが、こうして対戦形式にすれば、既存のアニメと同じ方法論(つまりはバトルシーン)だけで「技量の差」を示すことができるから分かりやすいのだ。今回の試合も、真矢の圧倒的なアクションと立ち回りから、「なんかよく分からねぇけど、とにかくこの子はクラスナンバーワンなんだな」という納得が得られる。大仰過ぎるとはいえ、例えば「階段が滑り台になるギミック」とか、「複数の階段パーツが入り乱れてつなぎあうギミック」とか、そうしたものは現実の「舞台上」でも再現可能なファクターである。それらの「やや本当」を「作中での嘘」に散りばめて行くことで、本来なら隔絶するはずの「現実とアニメ」「舞台と現実」の境目を曖昧にして行く方向性はなかなか興味深い。個人的に笑ってしまったのはひかりが何とか華恋に追いつこうとしてエレベーターのドアを破壊した道具が「バール(のようなもの)」で、そこに何とも言えぬ「野暮ったい現実」みたいなものが転がっているようでギャップが楽しい。彼女は何を思って華恋を必死に止めようとしていたのかは分からずじまいだが、現実を突き抜けて「2人の舞台」を目指す華恋とは、まだまだ大きな隔たりがあるようだ。

 しかし、こんなに序盤で舞台から降りる宣言をしたバナナは一体どういうスタンスのキャラになって行くのだろう。メインでクレジットされているのだから、このまま本当に舞台から降りることはないと思うのだが。そもそも隣のクラスの連中が一年生からみっちり舞台作成・演出のレッスンを受けているのに、それまで外野だったぽっと出のバナナがいきなり脚本任されるのはおかしいよな。

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