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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんだか周りが随分騒がしくなっており、ついでに今週の本放送の方でもなかなかのサプライズが展開されていたため、さっさと見に行かにゃならんというので行って参りました。劇場で見てると、リアルにお子さんが全然世代じゃないはずのライダーを見て「だぶる!」とか「でんおー!」とか興奮してくれているので、「親御さんの英才教育が出来てらっしゃるなぁ」と感心することしきり。立派な特撮好きに育て上げてください。まぁ、普通の男の子はどこかで特撮離れが起こってしまうのだろうけども……。僕は残念ながらそもそも「幼少期に特撮を見ていた」という記憶がほとんどないので、どこで「離れ」が起こるのかは実感としてはよく分かりませんわ。1020年と積み重ねる歴史は、どんなファンによって支えられているのでしょうね。

 

 

<以下、一応ネタバレ注意だが、まぁ、もういいよね>

 




 

 基本的に、私はジオウについては「なんとなく追いかけている」という感じである。だって、ライダーについては完全に初心者だし。クロニクル的な位置付けの作品見ても、そこまでピンとこない部分の方が多いんだ。確認しておくと、リアルタイムで1年見続けたのは「ゴースト」が最初で、そこから「エグゼイド」「ビルド」が続く。そのほか、東映公式YOUTUBEで配信していた作品としては「W」と「電王」、それに「ディケイド」だけ視聴済み。他のも観ようとはしたんだけど、諸々の事情でリタイアしてしまっている。まぁ、それくらいのもんだ。

 さて、こうして視聴済みのラインナップを並べてみると……おやまぁ、お気付きですね。そう、つまり今回の劇場作品、めちゃめちゃラッキーなのである。まぁ、それでもリアルタイムで視聴していた人間たちとは持っている熱量が違うので「ウワー! 佐藤健がおる〜!!」みたいな衝撃はそんなに無いんだけど。フィリップも重ねてくれたら流石に泡吹いてた可能性はあるが……まぁ、次の機会にね!(あるといいな) いや、でも絶対無理だと思われていたキャスティングをしっかりぶっこんできた東映さんは立派に責任を果たしたってことよね。これをやってくれたんだから、もうジオウは半ば任務完了みたいなもんじゃなかろうか。まぁ、今後も本編の方でちょいちょい当時のファンを喜ばせてくれればいいと思うよ。

 そんなわけで、「そこまでびっくりする要素に心奪われたわけでは無い」というのは間違いない事実。「じゃぁ、劇場版はそこまで面白くなかったの?」と問われれば、答えはNOである。だって、もうこれビルドじゃん。実質ビルドのエピローグじゃん。ビルドは好きでしたので、もう、その設定をガリガリ取り込んで戦兎たちに新しい未来を見せてくれたっていうだけで感涙ものですよ。この脚本は素晴らしい。

 ジオウと電王。それにタイムジャッカーてんこ盛りで時間を超える能力者が多すぎる世界。正直いうともうどんなタイムパラドクスが起こって何がどうなっているかは把握できてないんだけど(まぁ、ジオウは割とその辺適当だし)、電王の時間跳躍設定をそのままジオウにもぶつけた割になんかそれっぽい説得力が出ちゃうという奇跡の世界。「いや、その世界は誰のどんなパラレルなんだよ!」と困ってしまうところに、解決策として放り込まれたのがビルドなのである。そう、たとえ王が時間を越えようとも、オウが世界を渡ろうとも、まずは世界を「創る」人間がいないと始まらない。「創造する」「形成する」って意味の、ビルドだ。天才物理学者さえいれば、どんな無茶な世界でもなんとなく説明がつく。どんな困難な状況でも実験を始められる。そんな圧倒的な存在感を誇る桐生戦兎をみるだけで、私は満足してしまった。いや、戦兎だけってわけじゃ無いな。その横にはバカがいて、うっかり間違っちゃった世界だから一海とげんとくんまで登場。もう、この2人が平気な顔して出てきただけで変な声出たもんね。あぁ、また大義のための犠牲になることができるなんて……。

 一海の方はなんだかヤムチャポジションみたいになっちゃって苦笑いも出たが、美空との絡みも破壊力抜群だったし、ついでに中の人ネタなんかも露骨に混ぜていたようでやりたい放題。4人が力を合わせて世界を作る様子が再び見られるというのはこれ以上ないサプライズである。そして、タイムジャッカーの人が必死に「特異点」とやらを見出して丁寧に世界征服しようとしているのに、「こいつはバカだから理解できない」とかいう適当な理由で特異点すら打ち破れる万丈。戦兎の隣に万丈がいるだけで、なんでこんなに心強いのだろう。そして最大の見せ場は雨の中での戦兎とソウゴの対話。まさかの「虚構世界」というとんでもないレッテルを貼られてしまったソウゴは「ライダーってフィクションなの? 俺っていらないの?」と途方に暮れるが、そこで戦兎は「だからどうした」と一蹴。「もともと俺は存在しない人間だから」とは彼の弁。そうだ、もともと桐生戦兎なんて人間はこの世界に存在していない。運命のいたずらで生み出された「ありえない命」。そんな戦兎も、世界を救うためにためらわず命を投げうち、最後の最後には「ビルド」を成し遂げたのだ。彼の1年間の尊い戦いを思い出せば、この度のトラブルなんて何するものぞ。こんなにも頼りになる先輩ライダーがいるだろうか。ありがとう戦兎。ありがとう仮面ライダービルド。

 そして、リアルタイムで進行しているジオウ勢ももちろん良い働きをしている。個人的に注目したいのはゲイツの存在。なんかね、好きなんですよ、ゲイツ。顔が好き(?)ってのもあるかもしれないけど、ソウゴに比べて一歩抜き出たアクションのキレとか、露骨すぎるツンデレの造形とか、全体的に「2号ライダー」にしておくのがもったいないと思ってる。そんなゲイツが今回はツクヨミの周りの騒動で珍しくとんでもない大失態をやらかしてるのが愉快でしょうがなかった。普段がクソ真面目なキャラなので、ちょっと崩してギャグに走らせたときの破壊力が尋常じゃないのよね。その後も2号ライダーつながりでバカ万丈とコンビを組んだり、大事なところでばっちりソウゴの「仲間」として活躍してみせたり。いきなり1話目で変身された時にはどうしようかと思ったものだが、今や欠かせない存在のゲイツ君である。

 あとは無駄に存在感が濃いのはやっぱりウォズだよな。毎度毎度祝うのに忙しい割に、色々と余計なことしてかき回してくれる憎めないやつ。今回は「本」つながりでライブラリに入っちゃう演出がほんとずるい。「いや、そこはフィリップ呼んできてやれよ」とは思うが、ウォズさんだったらあれくらい出来ちゃうのかな、っていう気もしてくるから不思議なものだ。ちなみに同じタイムジャッカーとしては敵役ティードもかなりキャラが濃くて美味しいポジションだった。とにかくキモくて、顔芸の種類が豊富なのが良い。劇場版一作でいなくなってしまうのが惜しいキャラだったが、まぁ、アナザークウガの任を任されたと思えば充分な扱いなのかな。

 こうしてビルド・ジオウを中心に話を展開させ、程よいスパイスとしての電王がお祭り感を演出。あとのライダーは基本的に「その他大勢」扱いだったが、この処理は多分正解だろう。こないだのプリキュアも似たような措置を取っていたが、もう、全員に均等に活躍を割りふろうと思っても無理なのだ。それなら割り切って、見せ場は1人ワンシーンのみ。それでも「出てきた」ことがわかれば文句はないのだ。ラストのキック20連発でしっかり各々の個性が見えたのだからそれはそれで良いのではなかろうか。個人的にはウィザード・キバのトリッキーな動きコンビが見ていて楽しかった(キバについてはよく知らんけど)。そういえば、全ライダーがバイク(もしくはドラゴンなど)に乗って出撃した例のシーン、主役ライダーのみと思わせといて、実はこっそりレーザーさんはいたよね。まぁ、そりゃ出てこないとどうしようもないけど。できれば監察医にも登場して欲しかったぜ……。

 

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