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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 Yes! ロリータ、No! タッチ、第5話。順調に変態が量産されつつある。今作の変態は一本芯の通った変態ばかりなので、「おっ、いい変態だなっ」ってなりますよね(ならない?)。

 なんだか作画が残念だった回。特にボーリング場あたりがひどくて、主人公のはずの和紗が割を食ってるのは可哀想。いつも通りにエグいシナリオのはずなのに、作画がへちょいだけで一気にチープに見えるから不思議なもんである。冒頭の菅原氏の部分あたりは割と頑張ってたせいで、主にダメージを食らったのが和紗ともーちんってのはもしかしたら格差の表れなのだろうか。

 ま、とりあえず制作現場頑張れとだけ応援しておくとして、今回も5者5様の展開を見せているので本当に忙しなくて目が離せない。一応動きが少なかった方から見ていくと、泉との関係性に大きな変化がなかったのは和紗だろうか。ただ、泉の方は菅原氏からいよいよ「和紗があんたのこと見てるで」という情報を得てしまい、ますます「今まで通りじゃいられない」悩ましい関係性へ。いや、その割にボーリング場の泉は自然に振舞えてたので頑張ってるとは思いますけどね。和紗の方が「正面から向き合うッ!」って言ってるのに、その自分の宣言に勢い込んで空回りしてしまってるのが愛らしくもある。しかし、高校生にもなった男女の幼馴染を休日に遊びに連れ出すご両親の関係性ってのも今時貴重だよなぁ……ボクもそんな幼馴染が欲しかったヨ……。

 そんな泉との関係性の中で暴かれた、菅原氏の過去。才色兼備な上に鉄オタにまで理解を示してくれるというパーフェクトオブパーフェクトな菅原氏。その年に似合わぬ達観はどこからきたのかと思えば、幼少期に経験したあまりに理不尽で、劇的すぎる人間関係だった。孤高のロリコン・三枝の持つロリコン魂は、性の概念を超越した信教にも似たものである。子供に神性を認めるというのは古くキリスト教的にも一般的なものであり、彼の持つ観念は文化人として一定の意味を持つのだが、それを突き詰めるためにいきなり幼女の靴に頬ずりした上で「僕を蹴りなさい」だとやっぱり日本ではお縄の可能性が高い。幸いにして菅原氏が賢いお子さんだったので手が後ろに回らずにすんだが、少なくとも彼女の人生に大きな歪みを与えてしまったのは事実。大人と子供の境界であれだけの仕打ちを与えておいて、いざ大人になって羽化しようとしたら「別な人のところにいきなさい」では、そりゃぁ菅原氏だって寄る辺がなくなってしまう。彼女が演劇関係から離れたのはおそらくそんな顛末が理由なのだろうが、見限ったように振舞っていても、まだまだ三枝に対して未練タラタラに見えるのは彼女が抱える唯一の瑕疵と言えるのかもしれない。

 ロリに特別な価値を見出す男がいれば、その一方で女子高生に価値を見出さない男もいる。こちらは職業意識にもばっちりフィットした正しい観念(?)であり、あまりに脈がないので本郷女子もイライラ。ただ、こちらはあくまで職業的な自己防衛と嗜好がブレンドされた「弱い信念」でしかないため、ひと葉の熱烈なアタックを前にすると怯む部分も多い。社会的な地位を守りたいというならチャットのログを残されたらアウトなんだし、今回の発言もいろいろダメだとは思うのだが、おそらく顧問の野郎はひと葉がそうしたツールで自分を脅迫したりはしないという確信があるのだろう。彼女がただ作家としての自意識から無茶な行動に出ていることはわかっているのだし、それさえコントロールしていれば、まだ自分に大きな害はないと見ている。そういう意味で、彼もちゃんとした(?)大人ではあるのだろう。初めてぶつかる「性」の壁に翻弄されているひと葉は、今回の女子の中では一番可愛かった気がする。単に純正エロ漫画シチュエーションだからかもしれんが。

 そして、意外な展開を見せたのは出遅れていたもーちんである。なんと、せっかく最初の相手に見繕った杉本が、割とわかりやすくダメなやつだったという……いや、でもさ、男子高校生だったらこんなもんじゃない? 経験値なんてないも同然だし、多分ネットや雑誌の知識から「格好いい男」的な振る舞いを必死に真似しようとしてるだけの状態じゃない。今の高校生がどうなのかはしらんが、高校生にとって数百円でも結構なダメージよ? まぁ、前提として1400円のセットを平気で食べてる時点で金銭的な部分は問題になってないのだろうけど……いくら彼女(候補)の前だからって、俺の高校時代には絶対に1400円のランチは食えないわ。しかもその後に映画観ることも決まってるわけで、1日で3000円近い出費……無理無理。高校生は川辺でコーラでも飲んどけ。まぁ、とにかくそんな杉本くんを見て、ちょっと理想化していた「男子」という異性に対する幻滅が加速するもーちん。ひたすら夢想の中でワタワタしている和紗とは対照的に、こちらの実地研修もなんだか残念な結果だ。

 そして、男の浅はかさに幻滅する関係性があれば、その一方で男の単純さにこの上もなく救われる気持ちもある。部長、本当にチョロかったけど、こちらはチョロいどうしなのでうまいことバランスが取れている。見ていて一番微笑ましい、まさに少女漫画のような恋愛である。まぁ、それだけに、周りの連中との温度差を考えると今後この二人に降りかかってくる試練が面倒臭そうで今から気が重いが……多分、部長は付き合い始めたらどんどん男にのめり込むタイプだけど、ツンデレが面倒なのでそれを男側が受け止められるかどうか。本当のバカなら、多分大丈夫。そういう意味で、本当のバカを選別するためのあのレポート課題は結構効率的な試験だったのかもしれない。部長、高校生のくせにやたら原稿の赤入れがかっちりしてるのは大したもんである。知り合いに出版関係者とかいるんだろうか。

 

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