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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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BEM」 5→4

 というわけでこちらが今期最後の一本になります。だいぶ半端な時期に終わるよなぁ、って思ったけど、一応新番組もまだ2話目とかだからそこまではみ出てはいないか。今後は様々な媒体でアニメが配信・放送されることになって「クール」という概念もどんどんあやふやになっていくのかしらねぇ。ちなみに今期感想の本数は34本。史上類を見ない閑散期となった前クールに比べると増加しているが、節目の秋クールとしては着実に数は減っている。そして、少ない割にはそれなりに充実したクールだったようにも思えたものである。まー、多くの作品がネット配信に移っている中でそっちを追いかけてないことが原因なのかもしれんのだが……できれば今後も「数を減らしてクオリティを上げて」っていう方向性で業界全体がまとまってほしいものである。

 閑話休題、そんな中での今作であるが、正直あんまり何がやりたいのかわからない作品だった。いや、やりたいことはわかるよ、「早く人間になりたい!」を本当に1クール作品として描き切るのが目的だ。わたしゃ原作の方を知らないのでそっちでベムたちがどんな苦悩を経験していたのかは定かでないのだが、勝手なイメージだと今作ほど殊勝に、ただそれだけを唱え続けてアニメが終わったってこともないだろう(2クールあったようだし)。今作は本当に「人間になりたい」と願うベムの執念を中心に、同じ立場のベラ・ベロの二人が「本当に人間になりたい?」ってんで様々な視点から「人間とはなんぞや」を問うというもの。流石にそれだけのネタだったら現代では陳腐なものになってしまうわけで。多少のグロなんかも混ぜることで単純なヒューマニズムに終わらないだけの新鮮味を盛り込めればよかったのだが、正直、あんまりそうしたプラスアルファは感じられなかった。一応人間社会も上下に分けることで「一番怖いのは人間」的なまとめ方に着地させており、倫理的にもそれなりの落とし所ではあるが、「それで満足するならもうちょっと前に結論出てねぇかなぁ」という気もする。

 やっぱり分からんのは「何故、今になってこの形でリメイクしようとしたのか」なんだよな。最近のリメイクで言えば「どろろ」なんかは意味がわかるし、例えばちょっと前の「ガッチャマン(クラウズ)」みたいな「タイトル借りてるだけで全然違う作品やんけ!」みたいな流れも意味は分かるのだが、今作はせっかくリビルドしたというのに、「現代ならではの旨味」みたいなものが感じられず、やっぱり話としては古臭いままなのである。まー、もし当時のファンが見たら「懐かしさもありつつ今のアニメになってる」と思うのかもしれないが、我々にとっては単なる「なんか地味なアニメ」である。いっそ「妖怪」要素を振り切ってもっと全力のキモグロバトルアニメにでもなってれば見どころもあったのだろうが。

 とりあえず「めっちゃ怖いくせに声はM・A・O」っていうベラが面白かったのでそこはそれでよしとしよう。

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