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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まさかのストップモーションワロタ、第2話。なるほど、確かに1話目の感想で「流石に毛のもふもふ具合とかはズートピアには勝てないけど」って書いたが、「だったら実際の毛糸で作ってやんよ」というダイレクト対策があるとは思わなんだ。これ、全編ストップモーションアニメだったらそれはそれで面白そうだけど(発狂するわ)。

 順当にお話が進んでいる第2話。やっぱり原作読んだことある作品なのであんまりシナリオ部分について語るべき部分はないんだけど、改めて見るとほんとひでぇ世界設定の作品だ。世界設定の時点で色々無理があるのは完全に「ズートピア」と一緒なんだよね。あっちは「小さいネズミ系生物のための街があるよ」っていう展開のおかげでドーナツゴロゴロシーンとかが面白おかしく描かれ、マフィアのボスの登場シーンなんかも印象的になったわけだが、冷静に考えて「小さい生き物」たちが他の生物にほど近い場所で同様に生活空間を分け合って生きていくのって不可能だろうし、基本的にメリットがないんだよな。「いや、無茶だろ」って思うけど、この世界における動物種ってのはおそらく現実世界における国籍や人種に該当するもの。つまり、そこの違いには目をつぶって、みんなが「平等」に生きていける社会を作ることこそが正義なのである。ちょいと肌の色が違うくらいなら問題はないが、そもそもの生物種が違うと幾ら何でも共存共栄は……なぁ。もしもうっかり食堂でネズミを踏んづけたらそれだけで殺人罪になるんだよね。どうしようもねぇよ。あと、ネズミ用の食器や料理が併設されてる食堂ってのもイメージがわかないよな。この世界には何万種類の日用品が存在していることだろう。

 まぁ、そんなわけで世界設計の時点で相当無茶をしている作品だが、コンセプトがその上を行く頭がイかれてるとしか思えないものになっている上、原作だと絵が濃いのが功を奏して(?)強引に丸め込まれる事態になっている。「どうやってこんなにも違う動物たちが共存しているんだ?!」とマジレスしようとも、「うるせぇ、とりあえずSEXさせんぞ」と言われたら、もう黙ってしまうしかない。しかし、絵として立ち現れる違和感はそんなコンセプトで強引にごまかせるようなものではなく、ことにアニメとして「動き」を伴えばこの無茶なデザインはさらに浮き彫りになってしまう…………。

 はずなのだが、何故かこれが成立する。1話目の感想にも書いたが、やっぱりこの「なんとなく成立しちゃってる感」は恐ろしい。ラストシーンはネットなんかでもよく見かけるおかげで今作を代表する「頭のおかしいケモナー漫画」の一コマとして象徴的なシーンなのだが、このシーンを見ていろんなものがどうでもよくなってくる。様々なサイズ・デザインの動物たちがどれもこれもヒトをベースにしたモーションで動きまくるこの世界はなんとも珍妙な印象になるのだが、ついにウサギが脱ぎ、下着姿でちょいとしなをつくってやることで、「もう、この世界のケモノはこれでいいんだろうな」という諦観にも似た絶対的相互理解が得られる。この世界における「種」は、すべてがこの悪ふざけのようなワンシーンのために用意された、圧倒的アニマル地獄なのだ。まさに理性より本能に訴えかける局面なのだ。原作を書いている板垣娘も大概だが、これを十全にアニメ化してしまったスタッフも、本当にどうかしている。

 日本語には、こういう状況を表現する最適な言葉がある。「いいぞ、もっとやれ」だ。

 

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