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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 つらみ、第10話。うーむ、こういう展開になるのか……。どうしよう、誰が悪いとか一概に決められなくなっちゃったので、それぞれの心境を考えるともやっとしてしまうな。

 一番立ち位置が悩ましいのは大神であろう。シルヴァスタが何かやってるぞ、ってんで、全部製薬会社が悪かったんだ、っていう陰謀論に話がまとまれば簡単だったのだが、どうにも今回のアランの説明を聞くだに、彼のやろうとしていることは割と真っ当な社会貢献である。もちろん獣人側からすれば寝耳に水には違いないが、そもそも自分たちの素性をよくわかっていなかった獣人側に問題があるわけで、ここで「あんたらに原因があるんだから、多少こっちが無理を通すのもしゃーないやんけ」と言われてしまえば返す言葉もない。ただ、そうして「獣人であること」そのものを悪性と結び付けられてしまうと、どれだけものの理屈がわかったところで、心情面で納得できるものではないというのもしょうがない。普通の獣人でさえ「獣人じゃなかったら問題ないんだし、獣人やめろ」と言われたらいい顔はしないわけで、それが1000年ものあいだ「獣人であること」を拠り所に戦い続けてきた銀狼様ならなおさらである。

 ただ、そうは言ってもやはり今回の大神の行動は短絡的なように見えてしまうのも事実である。あそこで暴れてアランを傷つけてもしょうがないのだし、獣人感情が絶対的に自分の気持ちと寄り添うものであると想定するならば、まずは単身で暴れるのではなく、同じ危機感を持つものを増やして、世論として対抗策を練る必要があるだろう。そして、これまでの凶暴化事件の背景を考えれば、そうして「獣人でありたい」という要求を第一に掲げる獣人がそこまで多くない可能性だってあるのだ。そうなったら、大神は折れるしかないだろう。そこにあるのは主義主張の戦いよりも前に、政治である。

 ただ、そうして「獣人は産まれながらにリスクを抱えているのだから淘汰されても仕方ない」という見方が真理を含んでいるというのは認めつつも、だからといってシルヴァスタの動きが全て認められるべきかというと、これまた悩ましい。まぁ、アランは市長との関係性で何かを謀っていたわけで、やっぱり悪いやつなのは間違い無いのだろうが、それを差っ引いても、彼らの選択肢が最適解なのかどうかは疑問が残るところ。結局、人と獣人の間の歪んだ歴史の溜まった澱の部分がアニマシティなわけで、それを一発で解消する手段などあるはずもないのだろう。そして、どうしたって皆が「都合のいい答え」を求めて最短距離でゴールしようとするからこそ、軋轢が生じるのである。

 こうなると、結局「獣人側」「人間側」の間を取り持てるのは、半端もののタヌキとキツネということになるのだろうが……なんで突然ライブ始めようとしてるんですかね???

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