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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2回目の接種をしてきました。政府の指示によれば1回目の接種から20日は明けなければいけないらしいのですが、私は1週間の間隔しか空けていません。そのせいが副反応があまりに強く出てしまい、接種後には激しい動悸、息切れ、精神錯乱、自信の喪失、何を見てもポジションゼロに見える、私たちはもう舞台の上、などの数々の症状に見舞われました。ちなみに、1回目は動悸、絶望、神経衰弱程度で止まっていたため、2回目の方が症状が重いですね。冗談抜きで、2回目の方がゆっくり見られるせいで刺さるところが容赦なく刺さって、1回目以上に号泣していました。こんなもんを朝摂取して「朝スタァライトは仕事は捗る」とか言ってるキチガ○が身近にいるんですが、やっぱり頭おかしいと思います。ファイザー製だろうがモデルナ製だろうがキネマシトラス製だろうが、過剰摂取で死ぬ時は死ぬからな? まぁ、これってワクチンじゃなくて病原そのものだと思うけども……。あ、ちなみに接種券はクロちゃんでした。これで先週のフィルムと合わせて次元を超えてリサゆきが揃ったわ(まーたそういう見方する)。

 

 

<以下、引き続き感想になりますが、まだ2回目ですので、ご容赦ください>

 




 

 とはいえ、もう京都の劇場は今週で公開が打ち切られるっぽいんだよなぁ……3回目接種するためには大阪まで出ないといけないのかしら……流石にキツいか。でも、やはり2回目を視聴していて「俺、1回目でなーんも拾えてないやん」と絶望することしきり。いや、しょうがないよな。こんなもん初見で芯食って打てる人間いるわけないもんな。そして、2度目でも怖くてフルスイングなんて出来ねぇし。ちなみに丁寧な方から親切な拍手コメをいただき、色々と1回目の感想にもご意見をいただきました。本当に至らぬ視聴者で申し訳ない……。多分今回の感想も至らない。でも、前に書いた通りにわたしゃ他人の感想とか見ないでなんとか自分の頭で考えて構造を見ようとしているので、それだけは許容していただきたい(なんか、強火のスタァライトされてる勢に怯えている私)。

 「前回全然拾えてなかった」という話なんですが、嘘偽りなく、例えば「なぜまひるのレヴューがオリンピックモチーフなのか」とかいう部分をさっぱり考えてなかった。まぁ、初見だと華恋とひかりの関係性がどうなっていくかが分からない状態でまひるのレヴューを観ることになるし、しょうがないんだけどね。「一度ひかりが負ける」→「ボタンが失われる」→「まひる製の金メダルと称して上掛けが戻される」っていうくだり、あまりにスルッとやってるので全然気にしてなかったわ。まひるさん、はなからそのつもりでレヴューしてるしね。ちなみにまひるさんのレヴューは特にそうだったんだけど、とにかく今作のすげぇところに「歌詞の載せ方があまりにエグい」というのがあって、歌謡としても成立しているのに、それが一切浮つかずにストーリーにべっとりと貼り付いている様子が気持ち悪くすらある。恨みのレヴューとか、歌だけで聞いたら単なるトンチキ芝居なのに。おもてぇ出ろや。

 で、今回も残念ながら全ての要素を拾いきるのは当然無理なので、2回目視聴で滂沱の涙を流した1人の人物の話だけ、多少スコープを絞って書いていきたい。その前に覚えている範囲で「あぁ、これ拾っとかないと」と悔しくなった事象を拾っておこう。

 

 ①決定的瞬間はカスタネット

 これ、なんとなく1回目の視聴時にも気になってた要素なんだけど、あのシーンでカスタネットを使おうって思いつく演出がもう、ちょっと信じられない。そうだね、カスタネットといったら我々みんな「赤と青のつながり」だと思うよね。上手くリズムに乗れない華恋(歌や踊りが出来ない)の脇からひかりがカスタネットを叩く。この時、園児たちのカスタネットは全て「赤が下、青が上」で統一されているので、当然ひかりは「青に手を伸ばし、それを動かして待ち受ける赤にぶつける」。この時点で「青=ひかり」「赤=華恋」というイメージが固定しているのは大前提である。「青が強引に近づいて音を鳴らす」。これをきっかけにして華恋がひかりとの関係に楽しさを見出す。すぐに華恋はひかりのカスタネットを同様に叩きに行く。赤の華恋が、今度は自らの手で青に触り、赤に叩きつける。青はすでに、「動かされる側」に回っている。この構図、綺麗に幼少期からのひかりと華恋の関係性とリンクするんですよ。気持ち悪くない?

 

 ②THIS IS おそうじ当番

 気になっただけ。テレビシリーズでもあったっけ?

 

 ③とにかく顔が良すぎる

 これは全般の話なんですけど、やっぱりアニメ作画のクオリティがヤバいんですよ(語彙)。ことに「鬼気迫るまひる」「全てを諦めたかのようなバナナ」「スタァ西條クロディーヌ」なんかの顔アップの1枚絵のクオリティが。劇場版め〜。

 

 ④我々とキリンと

 ひかりさん、キリンだけじゃなくて劇場で我々オタクがレヴューを固唾を飲んで見守ってるのも気づいてるんですよね。華恋との対峙シーン、「観客が見ている」と宣言したひかりはばっちり我々(視聴者)と目があうのに、必死にカメラ位置を探す華恋は微妙に視線が定まってない。

 

 他にも絶対「覚えておかなきゃ」って思って記憶の濁流に飲まれていった要素がある。まぁ、とにかくそんな要素だらけな作品なのですが、今回特に刺さったシーンを総合すると、個人的優勝者は「大場なな」であった。なんでだろう。2回目の視聴で恨みのレヴューとか魂のレヴューは楽しく見られたのに、皆殺しのレヴューと狩りのレヴューについてはただただ号泣してしまった。大場なな、本当にこいつって……。

 まずは皆殺しのレヴュー。大場ななの目的は、やはり「動き出そうとしている」綺羅星の面々に鉄槌を下すこと……なんだけども……。ここで問題、皆殺しのレヴューにおいて、唯一スポットライトを浴びない状態で上掛けを落とされた人物は誰? 一発でわかったあなたはバナナイス。

 正解は当然、「星見純那」である。皆殺しのレヴューを最初から思い出していこう。車内に例のアラーム音の電車オリジナルバージョン(欲しい)が鳴り響き、電車がトランスフォーム、バナナは舞台下手(画面左側)に陣取り、軽快にリズムを刻む(ここがありえんくらい格好いい)。舞台のセオリーでは、下手から上手への移動は何かに抗う力を示すそうだ。隣の車両が出現し、バナナ以外の6人にスポットが当たる。そしてバナナは一同に襲いかかり、刀をふるいながら上手へ移動。一番右にたどり着いたところでもう片方の車両から二刀目を回収。戦闘準備を整え、「上手から下手へ」の移動、つまり圧倒的な力を振るう暴虐を開始し、1人ずつ上掛けを剥いでいく。そして、煌々と照らすスポットの中で香子・まひる・双葉の上掛けを落とし、弓で狙い撃つ純那を一蹴。この時、純那だけは弓を扱うために距離を取っており、スポットの外にいるのである。そしてスポット外で純那の上掛けを落とし、さらに下手に進んでまやクロと対峙。ここで電車がトンネルを抜け、摩天楼の中、月明かりがスポットの代役を務める事になる(そしてその中でまやクロが落とされる)。つまり、バナナは意図的に純那だけを「舞台に上げずに」切って捨てている。彼女が事前に「今は」と言って舞台から退こうとしていたから。皆殺しの時のバナナの懊悩が、ここに表れている。

 このシーンよりも前、華恋がステージ上で喪失を嘆くシーンでは他の面々が皆一様に寂しそうな顔を見せているが、バナナのカットは、バナナがモブの奥に引いた状態で映っている。大柄な彼女のこと、「しゃべりすぎない」ように意図的に身を引いていたことが分かるのだが、そこから「喋りすぎだよ」と転じて前に出てくるタイミングがあまりに大場なな。

 さて、転じて「狩りのレヴュー」。こちらはもう、正面から見える構図だけでお腹いっぱいになるように出来ている(全部のレヴューがそうなっている)。「狩り」というテーマは、まさに星見純那のために用意されたフィールドだ。「狩り」という「言葉」には、英知を持つ者が獲物を追い立てて打ち負かすイメージがある。「言葉」を武器にすると自負する純那が、それを物ともせずにガオゥと吠えるケダモノのバナナを討伐するこのシーンこそがまさに狩りだ。「言葉は武器になる」と宣い矢を放つ純那。彼女の矢はさらに巨大な矢につながり、馬鹿でかい矢がバナナに飛ぶ。最初の一矢は純那の力、ぶら下がっていて事前に用意された「力」は偉人の名言のものだ。しかし、そんな「矢」では効かぬとバナナは一刀に伏せる。言葉など野獣に届かぬと。この世界ではそれは英知でも力でもないのだと。振り返ってみれば、常に離れた位置からの「弓矢」での攻撃を行っていた純那の戦闘スタイルはバナナに“太刀打ち”できるようなものではなかったのだ。本当に「純那の力」と言えるのはその弓だけ。矢の部分に力はなく、そんなものは絶対にバナナに刺さることはない。

 そして、純那のわずかに持ち得た力たる弓をも叩き割るバナナ。純那に弱さを突きつけ、自害を促しその場を去る。号泣する純那。自分の弱さを呪い、泣きじゃくる星見純那。しかし、目の前にあるのはバナナの刀だけ。そこで彼女が手に取ったものは「弱い自分の弓」じゃない。まして「かつての偉人の矢」でもない。「友の押し付けた刀」だ。そこに強引に宝石をはめ込み、新たに刀に力を宿す。初めて、正面から切りつけることができるようになった純那。その間合いはもう、2度と舞台の外などに出ることはない。常に肉薄し、スタァの地位を奪わんとする距離だ。純那の豹変に驚くバナナは「お前は何者だ」と繰り返し叫ぶ。バナナは気づいていたのだろうか。目の前の友が振るう刀は、かつての自分、己が与えた変化だということを。

 バナナは変化を恐れる。変わって欲しくなくて、再演を続ける。純那が「次の舞台」を見出すことも、望んでいなかったのかもしれない。だからこそ、自らの手でとどめを刺さんとしたのだ。しかし、純那はこの3年で変わったのだ。傍にいた親友の力を得て、変わっていたのだ。「お前は何者だ」「私は星見純那だ」。バナナの刀をふるい、バナナの刀を寸断していく純那。もう、その刀は「純那の刀」となった。ポジションゼロを乗り越えて、バナナの舞台を踏み越えて、新たな舞台へと飛びかかる純那。その姿は紛れもないスタァ。変わりたくない、変えたくないと願い続けていたバナナの願いは、やはり、届かないのだ。

 ポジションゼロは岐路に似ている。別々の道を進み始める2人。しかし、一度は刀で断ち切られた絆も、なんてこたぁない、すぐにぴたりと寄り添えるのである。

「あぁ、泣いちゃった」。

 

 

 

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