たほいや譜（21／10／09）

　今回はオープニングトークという名の企画がちょいちょいと。こういう流れがあると集まる意味が出来て良いね。

 

 

Round１・「はいきのかみ」

１、山を支配する神。山の神。

２、屋敷の守護神。一説に、旅行者の道中を守護するという神。

３、→キリスト。

４、諺「捨てる神あれば拾う神あり」における、捨てる神のこと。石長姫命。

５、幼児の抜けた乳歯を包み、保存するための紙。

６、中国神話で、三跪九叩頭を司る神。三本の足と九つの顔を持つ。

７、ちり紙、古紙。

８、木々高太郎を神と称えた語。

　①②③④⑥お好きな神をどうぞ。ちなみに①はハイキングの神だそうで、②も似たようなもんなんだけど、インドアなのかアウトドアなのかが微妙にわかりにくい。③はよく見ると別に神ではない。　⑤「歯・生き」か、「歯・遺棄」か。　⑧「High・木」の神。讃えてる割にはざっくばらんな呼び方やな。

 

 

Round２・「ほひろか」

１、北海道官有物払下げ事件を糾弾しに集まった民衆を見て、五代友厚が傍らの黒田清隆に囁いた一言。屠ろか。

２、オーストラリアの伝統的な打楽器。ホビロガ。

３、（古く）火に同じ。

４、ほから不純物を濾し取ってひにすること。

５、はびこるさま。

６、柔らかく崩れやすいさま。

７、語義未詳。不適当な発言をたしなめる意か。

８、豊かに実って垂れ下がった稲穂。

　割と無茶なお題かと思ったが（思ったからか）意外におとなしい答えが並んだ。　①なんでちょっと訛って伝わったんだよ、っていうのと、なんでそこ伝わったんだよっていうのと。　②ＦＦの呪文みたいな。ホビロン・ホビロラ・ホビロガ。　④もうちょい、なんかを説明しようという気概はないものか。　⑦すでに上で出てるんですが、これ「ホビロンか」なんですよね。

 

 

Round３・「らぐーざたま」

１、イタリア共和国シチリア州ラグーザ県多魔市。

２、釈迦の兄。もしくは弟。

３、ネットの動画サイトで読み込みが遅延した際に表示されるマークの総称。放射状のもの、回転する円などの種類がある。頻繁に表示される際には枠を取り直すなどの対策が取られる。

４、享保２年の夏、多摩川に出現した海棲生物。多くの記録が残るが、正体は未詳。

５、洋画家。江戸生れ。旧姓、清原。工部美術学校でラグーザに洋画技法を学ぶ。ラグーザと結婚しエレオノーラと改名、画家として活躍。

６、豪奢な玉。主に金の玉。

７、弁才天の異称。

８、ジャックザリッパーとともに、19世紀後半のロンドンを震撼させた連続殺人鬼。時速300キロで豚の首を投げつけ、ターゲットの首を飛ばす犯行が特徴。

　久しぶりに途方にくれた語。どう頑張っても「らぐーざ／たま」でしか切れないよねぇ。「多摩にあるショッピングモールかなんかでしょ」「カナート洛北的なね」。　①「多魔市」はシャミ子たちが住んでいる町の名前です。「ラグーザ県は実際にあるんですよ」「いや、そこはどうでもええねん」。　②「釈迦の兄弟とか、いたとしても釈迦のせいでめっちゃ影薄かったんだろうな」という話に。「実際のところ、釈迦に兄弟っていたんかね」「意外に大家族で、５人兄弟とかだったらしいですよ」「あ、そうなんや（信じる）」「……釈尊ファイブ、っつってね」。俺はキレたね。なお、実際に調べると異母兄弟の存在は確認できるのだが、こいつの名前が「そんだらなんだ」っていうお題にしたいフレーズだった（広辞苑には「なんだ」で掲載されている）。　③「ラグ、うっざ、玉」。最近配信者ウォッチングをするようになったのでよく見かけるようになりました。「これ、もし本当に名前が付いてたら、絶対にクイズ系Youtuberがもっと話題にしてるし、絶対に聞いたことあると思うんですよね」というよく分からない精査で丁寧に消してもらえた。　④「実際にいたんですよね」と丁寧に紹介してもらった。当時もちゃんとバズってるあたりがさすがだ。　⑤本当に意味が分からん文章だよなぁ……。１人しか当てられなかったのだが、外した人間（主に俺）は次々と広辞苑への文句を吐き出した。「改名したんならラグーザエレオノーラって書けや！」「画家の説明で『画家として活躍』っておかしいやろ！」などなど。よりにもよってこの日は事前にからくりサーカスの話題で盛り上がっていたのもタイミングが悪すぎた。　⑥なんとなくスルーされたが「Luxury 玉」だそうで。この答えを書いた人に関しては、「見合いの時に相手の女性に一目で睾丸を潰された」という嘘（ほんと）エピソードが錬成されていたので、きっと今はなき自分の玉を思って書いたのでしょう。　⑧大谷翔平越え。豚の種類にもこだわるあたりがきっと紳士。

 

 

Round４・「がめらん」

１、（画像・目玉欄の略）新聞の第一面。

２、特殊な打楽器を中心とする、インドネシア独特の音楽。

３、「食通のアン」の意のマリー・アントワネットの愛称。特にパンケーキにはこだわりを有していた。

４、カンボジア王国中部地方の都市。ガメラン湾に接する。沃土。

５、狩りとクロスカントリーを組み合わせたスポーツ。カナダ発祥。

６、インドネシアの民族衣装。

７、韓国におけるプロテスタント宗教法の総体。プレガメランとポストガメランの二派閥が存在する。

８、モロッコの管楽器。おのおのが自分で作り、家族の祝い事などに鳴らす。

　こちらは新明解。ただ、回答が出揃った際に「言われたらあれのことやん」と透けてしまった人が多かったか。　②「ガムラン」で認識してた人が何人か。アルファベット表記で「gameran」らしいので、新明解の記述の方が原語の発音には近いかな。　③「gourmet An」。「パンケーキのパンはそのパンじゃねぇんだよなぁ」。　⑤きっちり「game & run」という分析が出来ました。作成者から元気よく「正解！」をいただきました。　⑥⑧この辺がなんとなく知ってた人の答えかね。

 

 

Round５・「さわしょう」

１、坊主の成れの果て。

２、奈良県桜井市朝倉の一地域。ほぼ完全な形で環濠集落が残る。

３、沢田正二郎の異称。

４、精神疾患の一。ありもしない親兄弟の存在を盲信してしまう失調症の一種。

５、沢に向かって歌うこと。水の音で声がかき消されるので、のびのびと歌える。

６、千利休が豊臣秀吉と茶室で交わした粋な会話の記録。明治二十年に発見された。

７、茶話会に同じ。

　①「娑婆・和尚」だそうで。「野生の和尚っぽいイメージで」。　②「さくら井市あさくら」で何か含みがあるのかと思われたが、「いや、特に何も」とのこと。　③誰やねん。「正二郎のお兄ちゃんも多分（正一郎に違いないので）サワショウって呼ばれてたはずだから違いますね」。「なるほど、これ間違いなく次男やもんな」「いや、七男って可能性もある」。それはないでしょう！　④なんでこの症状なのか、という推察で「雛見沢」からじゃないか？　と言われていたが、正解は声優の石毛佐和です。代表役がどれみの妹のぽっぷ。　⑤これ、音が取れなかったらのびのびと歌えない気がするんだけどな……。　⑥「あいつらが粋な会話とかするわけないから消せます」。　⑦これはどの辺が「しょう」なんだろう。「茶話SHOW!じゃない？」。

 

 

Round６・「しまんろくせんにち」

１、この日に参拝すれば四万六千日参拝したと同じ功徳があるという縁日。

２、子供が自立するまでの六千日。

３、江戸期の興業家。芸人。生没年不詳。神田にて歌舞音曲の興業を行なったことを皮切りに、その後生国の伊豆まで一座を率いた記録が残されている。

４、めったに起こらないこと。盲亀の浮木。

５、（仏）理想とされる、成人男性の一ヶ月の性活サイクル。女性器四回、せんずり六回、乳首二回。

６、地球の歴史を図解する際のたとえ。四十六億年を四万六千日に換算すると、現生人類は最後の二時間で発生し繁栄したと説明される。

　試合中もひたすら同時進行で残業を続けていた社畜が「このままだと今日１日が無意味な仕事をしただけで終わってしまうので、なんとか１問だけ出題させて！」と懇願して出してきたお題。そのため、眠気などを理由に何人かがログアウトしている。　①ほんと、仏教のこの辺りのガバさはどうにかならんのか。チート日を作りすぎたらもう誰もログインしてくれなくなるだけやで。　②「子・満・六千日」、もしくは「子→MAN・六千日」だと推察された。やっちゃばだとしても知らん。　③「無理すればなんとなく人名っぽく読めるのでは？」と思って頑張って生み出した。神田から伊豆（沼津）まで、ライブライブの聖地を移動している。　④「これ、46000はわかるけど、そのうち１回だけ起こる、みたいなニュアンスが足りなくない？」「46000に１じゃない？」「万が一の４６倍かぁ……」。　⑤これだから仏教ってやつは……（釈尊に怒られる！）　「これ、乳首２回ってのはチクニーでイッてるのか、それとも射精する先が乳首なのか」。理想とされるということで、いつの間にかログアウトした某ニキの性生活がこれに従っているという結論になった。「なるほど、今日やけに疲れて眠そうだったのはチクニーの日だったからですね」「長期戦だったかぁ……」。　⑥一瞬「あー、あるある」みたいにしてみんなスルーしてたのだが、よく見ると４６億年を「４万６千日」に換算するという微妙な変換を行なっていることに気づく。そのため人類発生２時間云々が尺としてどうにもおかしいという結論になって排除されてしまった。我々、そういうところは精査しますからね。

 

　遠距離恋愛とチクニーを課せられてる兄貴はこの譜を見てどう思うんやろな……。