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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 えっとね、劇場に観にいって、ガチで3回泣きました。ただ、これは決して今作が感動的なストーリーであるという証明ではなく、単に「俺はゴーカイジャーが関わると感情がバグる」ということの証明です。実際、これまでゴーカイジャー絡みの作品は多分もれなく全部手放しで褒めてると思うので……いや、でもこれはさ、まじですげぇんすよ。本当の本当に「10年後のゴーカイジャー」なんですよ。ここまでの解像度というか、粒度と明度で「僕の思った10年後のゴーカイジャー」と公式が完全に解釈一致するって……大変なことやと思うよ。是非観て。ファンは観て。劇場にいけば1600円で観られるんだから。これまでも何本かVシネクストは劇場で観てきて、その都度満足して「面白かったァ」とは言っていたのだが、結局ソフト買ってなかったんよ。これは買います。マジで買います。私が初めて買った戦隊のソフトが「スーパー戦隊199」なんだから、これは必然ですよ。それだけの圧倒的60分。

 

 

<以降、本作についてのネタバレがあるかと思います。初見は絶対に劇場で見た方がいいと思うので、興味がある人はまず劇場に行きましょう>

 

 




 忘れないうちに書いておくと、私の涙腺が崩壊した3つのシーンってのが、1つはジョーの(後半の)登場シーン。あのシーンはずっこいて。ほんと格好良すぎるんやって。当時はメインヒロインだったジョーが……なぁ……。つづいて2つ目は何故か分からんけど「マベちゃんがジュウオウイーグルにゴーカイチェンジしたとき」。あのシーンも嬉しいんよ。アイムとの共闘、鎧との和解の印としての、「次世代ゴーカイチェンジ」。ジュウオウイーグルとの絆は5年前と、あと3年前にもがっつり描かれていた部分なんだけど、イーグルへのゴーカイチェンジはこれが初めてよね。「俺たちをなめるなよ」が格好いいんすよ。

 そして当然3つ目は全員揃い踏みのシーンなんだけど、ゴーカイチェンジとか名乗りとかじゃなく、一列に並んでの入場シーンでもうダメだった。あのBGMに合わせて「宇宙一ゴーカイなとんでもない奴ら!」が入場してくるカット、ほんと好き。この短期間で3回泣けるくらいに、とにかく刺さるんよ。

 「10年後のゴーカイジャー」ということで、キャラにせよキャストにせよ色々と変化はあったと思うんだけど、きちんと「変わるものと変わらないもの」が描かれているのがお見事。テーマがVシネらしくややエグい方向で展開していくのだが、「悪い奴らをより悪辣に踏み潰す」っていうゴーカイ独自の爽快感がバリバリに出てるんすよ。「こいつら全員、極悪人」ってわけじゃないが、鎧を除く連中は多かれ少なかれ正道から外れることも平気で格好良く決めちゃうからね。今回だってハカセの盗聴器がそうだし、ルカはいつも以上に生き生きと相手をペテンにはめる。そして何気に一番あくどいことをやるのがアイムっていう。そうだ、マベちゃんとアイムが再会して「来るのがおせぇよ」って言われてるところも、「マベちゃん、やっぱアイムのことも無条件で信頼してるよなぁ」ってなって泣きそうになったんだっけ。他にもカンキワマリポイントは数知れず。小ネタまで拾っていったらマジで60分じゃ終わらんぞ。あ、でも謎のアナウンサーの益子田さんがお猿さん背負ってるところだけちょっと心にきたので辛かったです……。サリー、エンディングの回想シーンで出てきたなぁ……。

 書きたいことが多すぎて何を書いたらいいか忘れてしもうたわ。しょうがないので1キャラずつ雑感をまとめていくと、まず最初に登場して「……流石に10年で……」と一瞬思ってしまったのはハカセ。まぁ、率直に言って肥えてましたね。そりゃそうだよ、10年前と同じ体型維持できるわけないんだから。ちなみにパンフには「目標の7キロは無理だったけどなんとか5キロは落としてから撮影に挑んだ」とのこと。でも、「なんか丸いな」って思ったのは本当に最初だけで、すぐに「あれ、でもこれちゃんとハカセだ」って安心したのよね。スーパー戦隊の歴史の中でも屈指のトリックスターとして活躍したゴーカイグリーン。そのヘンテコバトルスタイルがあまりにも健在で……10年目にしてようやく鎧から「それ意味ある?!」って突っ込まれてたの笑った。

 マベちゃんはこれまでもちょいちょい見かけることがあったのでそこまで懐かしいってわけでもないのだが、イメチェンの眼帯のおかげで余計に貫禄がプラスされてて面白かったわね。出てくるたびに血まみれで倒れ伏して必死の表情を見せるマベちゃん、本当に苦労人の船長。それにしても、鎧との一騎打ちシーンは短いながらも素晴らしい出来栄えで、2人してがっつりアクションで見せられるだけのスキルが今でのしっかり根付いている(鎧に至っては以前よりずっとビルドアップしている)っていうのが、「やっぱ役者ってすげぇなぁ」と思わせる。あと最後の「ガレオンフォーム」に関しては「流石に強引すぎるわwww」っていう笑いが先に出たが、意外なところに目をつけた面白いギミックだったね。ゴーカイオーって、かなり珍しい「合体ロボの合体前の形状に何一つ意味がない」というかわいそうなロボだったんだけど、今回各々のパーツが色ごとに配布されたことで若干ではあるが合体前の構造にも意味が生まれたのはよかったね。まぁ、10年目にしてようやくだけど。

 鎧はまぁ、こちらもマベちゃん同様に「相変わらず」なんだけど、本当に10年間ずっとこのテンションで炸裂し続けられるのって凄まじいバイタリティよ。当時はほら、まだ一応「新入りの青二才ポジション」だったからこそ鎧のウザいくらいのテンションってのが許されてた部分があり、これが10年目だったら流石に落ち着いてないと…………って思わせないのが鎧の魅力なんだろうなぁ。今でもずっと、「戦隊ファン」の最前線を走り続ける男。それは自分が戦隊の中でどんなポジションになろうと変わらない。もし鎧がゾックスと出会ったらどんな絡みになるんだろう、っていうのがすごく気になるので……是非、来年の映画は「ゼンカイジャーVSゴーカイジャー」でお願いします。幸い、キラメイジャーとゴーカイジャーの間には今回見事にコネができたから戦わずに済むな!(宝路の今後のことを思いながら)

 というわけでアイム。冒頭、アイムがまさかのクリスタリアを訪問して宝路と面会してるシーンが、ほんとのほんとに「解釈の一致ぃぃぃ!」って叫びそうになったところなんですよ。この「王子と姫の対談」っていう構図を思いつく脚本の荒川さん、そして面会することを思いついちゃったアイム・ド・ファミーユとかいう女。今回はアイムの良さも振り切れててね、特に見た目の印象がさ、当時はまだちょっと「ポワポワした中にも強さがあるよね」みたいなギャップが売りのヒロインだったのに、歳を重ねてがっつり美人度が増した上で、「これは間違いなくファミーユの尊き血のなせる……」っていう説得力が増している。ほんと綺麗になってんの。そして強くなってんの。彼女がいたからこそ実現した女性コス版の数々のゴーカイチェンジはほんとに永久保存版。それだけでレンジャーキー作れのレベル。個人的に「がっちりしたパトレン1号の隣に、ほっそりした低身長のルパンレッド」っていう構図が、なんかもうほんとやばい(語彙)。これ、ルパパト界隈の視聴者の中に尊死の犠牲者が出てもおかしくないですよ。マジでアイムさんありがとう。

 アイムの名が出てきたら当然ルカの名前も出てこなきゃいけない。ほら、やっぱ私、結局ゴーカイメンバーで誰が一番かって言われたら、多分三日三晩寝込むことになるんでしょうけど、最後にはルカを選ぶと思うんですよ。いうてしまえば、この女が私を戦隊ファンの道に引きずりこんだんですよ。そのルカがね……10年前と変わらずそこにいるんだよなぁ……マジで変わってない。当時から踏まれたかったし、今だって「うっさい、バ〜カ」って言われ続けたいと思うとる。それは決して戦隊だとか戦隊じゃないとか、声優だとかそうじゃないとか、そんな次元の話ではないのだ。それにしてもこいつらのゴーカイチェンジは本当に節操がないんだよな……きっとルカだってゴーカイジャーという存在に一定以上の愛着はあるはずなのだが、彼女のレンジャーキーとの付き合い方は本当にルカ。変身して敵を倒せるなら、とりあえず黄色でも緑でもいいや、っていうね。ゴーカイジャーは何と言ってもソードとガンの同時持ちが特徴で、絶対に入れ替えのくだりはやらなきゃダメなんですよ。イエローの特技、あの「ガイソーグが使っていた技」としても有名な(?)遠隔二刀流も健在でしたね。

 そしてジョーである。私自身がどうだったかは正直分からんのだが、世間的にはやはりジョーの存在が今作で一番の注目ポイントだったんじゃなかろうか。10年前の当時はねぇ、正直言って一番役者としては硬い部分が多くって。そんな中の人を1年間かけて見守っていたら、いつの間にかマベちゃんに対するクソデカ感情を抱えて涙する副船長に愛が止まらなくなっててね……。そんなジョーが、一回りも二回りも大きくなってスーパー戦隊に凱旋してきたわけですからね。なんかもう……すごかった(語彙)。イケメンオーラなんてちゃちなもんじゃねぇ。もっと恐ろしい山田裕貴の片鱗を味わったぜ……。「俺が左目になろう」じゃないが。今回は武力という意味ではそこまで大した相手でもなかったので、結局アクション中も最後まで左手は背中でしたね。絶えず舐めプし続けてこそのジョー。そして、個人的にはラストシーンで鎧に土下座された時に「なんでか分かんないけど一回立ち上がって『別にいい』って言ってまた座るジョー」がやたらツボだった。「なんで立った?」ってすげぇ気になったもんだから。ジョーの一挙手一投足が気になってしょうがないわ。

 そのほかにもさ、ゲスト怪人とか、「丹羽野将年」とか色々とツッコミどころとか掘り返しどころにあふれているのだが……まぁいいや、あとはソフト版が出てから見直しましょう(来年の3月って遠いな!)。多分、1人1人、最高に刺さる部分とか最高に突っ込みたい部分がある作品だと思います。是非とも、また10年後に集まって新しい「テン」を作っていただきたいです。その頃には……どんな後輩が生まれているのかなぁ。

 

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コメント
無題
ついさっき観てきました...
私の刺さりポイントはVSブラックコンドル、
突っ込みは... やっぱ『なんで一回立ったの?』かな?
現場からは以上です。
【2021/11/28 15:05】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
やっぱあそこのブラックコンドルが引っかかる人多いみたいですね……。
最近でもゼンカイジャーでネタにされてたし、結城凱はマジレジェンド。
【2021/11/29 21:24】


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