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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「サマータイムレンダ」 6

 「かげのやまい」! かげのやまいじゃないか!! 今作の連載開始は2017年らしいので、残念ながらこれを読んでいたとて2015年に出題された時点では問題の答えは知りませんでしたね。こうして油断してると突然襲いかかってくるのがたほいやワードの恐ろしさである。

 だいぶ気合が入っているっぽい作品。確定2クールで、放送前に1回使って特番で必死に「頑張って作りましたから!」アピールを繰り返す。正直、この特番設計は徒らにハードルをあげるだけなのでやめた方がいいとは思うのだが、今期は今作も「ダンスダンスダンスール」もそれなりに予算がかかっているようなのでハードルを飛び越えることは可能かもしれない。

 正直言えばかなり好きなタイプの作品で、三部けいが描きそうなトラディショナルジャパニーズを舞台としたミステリ・サスペンス。どうせだったらもうタイムリープ設計無しで純正の謎解きにしてくれた方が余計なこと考えなくてよかったのになー、とは思ったが、まぁ、それだと流石に地味かしらね。孤島にテンポよく怪しげなキャラを配置し、各々のアリバイや手がかりを順番に提示されるとマダミス脳が疼いてしまうのも困りものだ。何より困るのは、本作はタイムリープもののネタをきちんとやろうとしているようなので、手がかりの配置が本当に容赦ないこと。1話目時点で既に異なる時間軸の自分が目撃されている証言が出るなど、おそらく最初からしっかりプロットを組んだ上で伏線が提示されている。これ、しっかりしてればしてるほどに、拾いたいという欲求が強まってくるもんで、毎週1話ずつのアニメでそれを追いきれる自信が無いのである。まぁ、漫画原作時点でも週刊連載だったら同じような悩みは抱えていただろうけども……どうせなら小説媒体で一気読みしたいタイプの作品である。まぁ、それもこれも全部「ちゃんとミステリとして面白ければ」の話だけども。猫も杓子もこぞってタイムリープを繰り返す今の時代、なかなかエポックメイキングな作品は生まれにくい気がしますけどね。少なくともどこぞのヤンキー漫画は面白くなかったし。

 本作はそうしたプロット部分で1話目からグッと惹きつけていることに加え、全力で作画にも力を注いでいるのが魅力である。真夏の和歌山県、眩しい日差しに海の青が映える孤島の風景。そして弾ける女子高生の汗。褐色縞パン妹女子高生は流石に属性過多じゃ。加えていきなりの黒化&ヘッドショットとか、満漢全席みたいなラインナップになっとる。なんかもう、本当にいろんなところが重たくて先が思いやられる作品である。

 あとは「和歌山アニメ」という属性も注目すべきところだろうか。初回から女子高生の脳漿が弾け飛ぶアニメで町おこしをしようとする自治体もどうかとは思うが、まぁ、白川郷がひぐらしで一定の効果をあげたんだから同じようなことは可能か。もちろんアニメとしてみる際には和歌山かどうかなんて景色だけではわからんので、キャラクターたちの話すコテコテの和歌山弁がポイントになってくる。和歌山声優を多く起用しており、よく知らんがメインヒロイン&妹ちゃんは和歌山声優のようだ。きちんとちょい役でこにたんも出演してて安心した。どうせだったら和歌山県の広報大使声優も起用したれよ、と思ったけど、そういう忖度は無いのかしら。

 

 

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