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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「リーマンズクラブ」 6→5

 ようやくの最終回だ。もう、この枠は他と比べて約1ヶ月のズレで固定されてしまっているし、今後は毎シーズン周回遅れみたいなゴールをすることになるのだろう。おかげで季節感がズレまくってしょうがないのだが……。今期、最終回感想を書けた作品数は40本。ここんところ時期がズレまくってたもんだからあまり数をカウントしてなかったのだが、まぁ、結局はそこまで大きな変化もない数字で推移してる感じかな。

 さておき今作のお話だが……、うん、悪くない。悪くはないんだ。ストーリーもちゃんとしてるし、キャラの掘り下げもきちんと出来ている。スポーツアニメとしてのクオリティは多分平均以上のものを残しており、特に試合シーンの映像に関してはバドミントンの持つ軽快さと激しさという相反する要素も丁寧に押さえ、魅力を発信できていたと思う。1話目を見た時点で「このクオリティが最後まで続くかいな」と不安視していたのだが、きっちり結実したのだからそれだけでも大したものだ。

 ただ……なんだろう、もひとつ何かが足りない気がするんだよなぁ。本当にシナリオラインは無難なもので、スポ根やるなら出てくるだろ、みたいな展開を綺麗に全部回収してゴールインしている。おかげで期待は裏切ってないのだが予想も裏切ってくれない。行くべきルートを進んでる感が強いと、どうしても「男どうしの熱い友情ドラマ!」みたいなセールスポイントもどこかお仕事じみてしまい、いまひとつ魂で乗り切れない部分が出てしまう。また、「一粒で2度美味しい」を狙った「スポ根アニメとお仕事リーマンアニメ」というハイブリッド構造に関しても、やっぱりどっちもテンプレートにかっちりハマっているせいか、それぞれに完結していてあまり相互作用が感じられない。一応、メインの2人の友情を深めるための行程に「お仕事」が関わっているのは事実なのだが……別に無くてもバドパートは成立するんだよなぁ。なんちゃって半沢直樹みたいな展開も、結局上役が折れる形での幕引きになって半沢直樹みたいな「こんなん現実でありえないってわかってるけどむちゃくちゃでおもろい」っていう爽快感につながらない(ちなみに私は半沢とか見たことないが)。何もかもが本当に優等生的なアニメ作品なのだが、それ故に印象に残らない、なんだか勿体無い結果になってしまった。

 まぁ、でもこれがダメな作品だって言うつもりはない。これをダメだと言っちゃうと、「そんなら世界中の全てのスポーツアニメをSK∞にするしかないじゃない!」みたいな極左思考が生まれそうだし。頭のおかしい作品は、一部がイカれてるからこそ輝くのであって、世の中にSK∞しかなくなったら、それは単なる世界の終わりだと思う。目立たんところでも、堅実に仕事を積み重ねて実績を出す。それがバドリーマンなのです。

 

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