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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんやねんこのアニメ、第3話。なんやねん……。

 私が大好きなペンギンアニメの新作である。昨年も「白い砂のアクアトープ」「やくならマグカップも」などのペンギンが活躍するアニメ(?)が放送されていたが、今年度先陣を切ったペンギンはこのアニメだった。まぁ、残念ながらあまり可愛くはないのだが……ペンギンの持ち味である「キュート」よりも「ファニー」を前面に押し出したお話になっている。最後まで観た結果が「これ、なんでペンギンだったんや……」という感想になるのはどうかと思うが。

 でもさ、時節柄「社会主義からの脱却」ってのもだいぶ重たいテーマになってしまうのでなぁ。亡命を描いた今作品ではどうしたって体制への姿勢というのは表明しなければならないはずなのだが、そこんところを掘り下げるとどうしてもお話は重たくなりがち。いや、本気で描くならそこをがっつり重たくして深みを与えるべきなのだが、残念ながら本作の目的はそこにはない。あくまで「逃し屋」という職業をテーマにしつつも、その中身はどこか奇妙で、変な抜き方でわらかすのが目的である。先週の魔法少女親分もかっ飛んでいたが、今回も「集団ペンギン脱走計画」というファニー極まりない画面を、中身はガチシリアスめにお送りすることでギャップを狙っているわけだ。そもそも脱出する池袋の設定からして意味がわからんからな。社会主義と資本主義の間には壁はない。あるのはただの「開かずの踏切」だけ。どないやねん。

 関連する人物(ペン物)のうち、依頼人や警察トップのキャラはいたってシリアス。そこに内包したイデオロギーの問題も一応シリアスといえばシリアスだっただろう(まぁ、オチのあれはどうかと思うが)。しかし、それを「ペンギン人」というよく分からない亜人種でやることにより、どこにも緊張感がなくなるし、適宜ツッコミを入れてファニーを加速させていく。特に捕まったエクアが拷問(??)を受けて迫られるシーンで、いちいち平手打ちがペチンペチン可愛いのは笑ってしまう。いや、ペンギンの手(羽?)だってもうちょい硬いから叩かれたらそれなりに痛いとは思うんだけど。どっちかってぇと、あの手で押された拇印に意味があるのか、っていう方がよっぽど気になるけどね。絶対あそこ、毛じゃんね。

 状況さえなんとなく認識させてしまえば、あとは勢いだけ、よく分からぬテンションで楽しませてくれる本作。一応そうしたギャグに紛れ込ませる形で、主人公・エクアの秘密に少しずつ迫ろうとはしている様子。テロメアを確認したら50億歳とかいう言い回し、「なんも分からん」と同義なのがちょっと面白い。ペンギン人間、スライム人間が跋扈する世界でDNA調べてもなぁ。

 

 

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