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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Bruna,Light of Alabaster 雪花石を率いる者、ブルーナ (3)(W)(W)(U) M
伝説のクリーチャー・天使
5/5 飛行 警戒
〜が攻撃かブロックに参加するたび、あなたは戦場にある好きな数のオーラを〜につけてよく、あなたの手札や墓地にある、つけることの出来るオーラを、〜につけた状態で戦場に出しても良い。
 
 マルチカラーで黒を除く各色に与えられる3体神話天使の青版。赤も緑もキチガイじみたことが書いてあったが、この青い子はまだだいぶ良心的。このシリーズは5/5という共通のサイズに飛行、それにキーワード1つがつき、さらに色特性を活かしてるんだか活かしてないんだか分からないようなトンデモ能力というフォーマットになっているのだが、青が得たキーワードは警戒なので、まだ穏当である。そして、能力についても「結界師ズアー(CSP)」を思い起こさせるオーラ大好き能力1つなので、「どんなデッキでも強い」とか、「場に出ただけでも一仕事」というような噴飯ものの条件は満たしていないのだ。いやー、慈愛に満ちておる。もちろん、書いてあることは非常におおざっぱなので、状況次第、デッキ次第ではどんなカードよりも鬼になる可能性は秘めている。殴った瞬間に場に出ている全てのオーラを吸着出来る上に、手札も墓地も隔てなくリサイクルするってんだから、殴られた方はいつ死んでもおかしくない。ものすごい勢いでライブラリを削り、こいつがワンパンして「霊の花輪」4枚とか張り付いたら4回くらい人が死ねる。……ん、まぁあんまり現環境で劇的なコンボは思いつかないんだけどさ。
 
 
Gisela,Blade of Goldnight 黄金夜の刃、ギセラ (4)(R)(W)(W) M
伝説のクリーチャー・天使
5/5 飛行 先制攻撃
いずれかの発生源が対戦相手か、対戦相手のコントロールするパーマネントにダメージを与えるとき、それは代わりに2倍のダメージを与える。
いずれかの発生源があなたか、あなたのコントロールするパーマネントにダメージを与えるとき、その半分(端数切り上げ)を軽減する。
 
 天使3人衆の赤。赤白天使というと、どうしても「大味ざっくりやりたい放題」という印象がある。多分統率者戦で出てきた「巨大なるカーリア」とか「戦いの天使、バサンドラ」とかのイメージがあるんだろうけど、それ以前にも「ボロスの大天使、ラジア(RAV)」とか、なんか捨て鉢な能力が多い気がする。そして、そんなやけっぱちの赤天使の中で、あまりにも堅実かつ爆裂過ぎてめまいがするのがこのカード。7マナのカードなんだから何してもいいといえばそうかもしれないが、このえこひいきっぷりは目に余る。5/5で先制攻撃までは別にいい。相手にだけ「ラースの灼熱洞(10ED)」も、まぁ「赤いから罰することを使命とした火の天使」をイメージするならありそうだから良しとする。でもさ、そのついでに自軍プリベントしたらあかんやろ。敵味方の隔てなく半分にする「無垢の幽霊(RAV)」が4/5地上クリーチャーだぞ。なんで自軍だけ、しかも端数切り上げなんだよ。当然のように自分自身も守れてしまうので、火力や戦闘ダメージで殺そうとすると、こいつには10点与えないと駄目。こいつに殴られるとワンパン10点。どゆこと? ここまで酷いと、流石に7マナでもヤバい気がするんだけど。正直、アヴァシンさんとかマジどうでもいい。こいつが全軍仕切れ。
 
 
Sigarda,Host of Herons 鷺群れのシガルダ (2)(G)(W)(W) M
伝説のクリーチャー・天使
5/5 飛行 呪禁
あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力は、あなたにパーマネントを生け贄に捧げさせることが出来ない。
 
 マルチカラー天使3人衆のトリを飾るのは、「タジュールの保護者(ROE)」と同じ能力を持った、世にも珍しい緑色の天使。過去に緑色を含む天使というと、白青緑のバントシャードを持つアラーラ世界以外では「天使の炎ガブリエル(CHR)」という不細工だけである。で、そんな保護者天使であるが、なんかもう、生け贄云々の能力以前に、5マナ5/5呪禁が酷い。「聖トラフト」に始まって「不可視の忍び寄り」「ドラグスコルの隊長」と、世はまさに呪禁天下。そんな中にさらにもう1体呪禁さんが名乗りをあげ、それが5/5フライヤーってんだから質が悪すぎる。そして、呪禁クリーチャーを殺す貴重な手段が「ゲスの評決」とか「リリアナ・ヴェス」みたいな生け贄能力だったのに、こいつの場合はそれすらもあっさりと封じてしまうという。もう、残された道は全体除去しかないわけで、そうなると「審判の日」を使う白をやらないといけないという……なんだこれ、もう世の中には白か青さえあればいいのか。理不尽だな。泣いてる抹消者さんだっているんですよ!
 
 
Angel’s Tomb 天使の墳墓 (3) U
アーティファクト
クリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは〜がターン終了時まで3/3で飛行を持つ、白の天使・アーティファクト・クリーチャーになることを選んでも良い。
 
 史上4体目となるアーティファクト製の天使。イラストを見てこれが動き出す様子を想像したら、「メトロポリタン美術館」の映像しか思い浮かばない。そっかぁ、あいつ3/3もあったのかぁ。能力としては「穏やかな霞(RAV)」と大体同じだが、これがどの色でも使えるというのが強力。「これで黒いデッキでも手軽に天使が使えるぜ!」と期待するのだが、今回は白が「仲間の結束」で、黒が「単騎」テーマ。継続的にクリーチャーを繰り出せるのはどう考えても人間側であり、やっぱりこのカードは白い方が使いやすいという。まぁ、一応起動しなければクリーチャーとしてカウントしないので、黒の単騎デーモンのサクり効果を回避したりする使い方もあるのかもしれないけど。どちらにせよリミテッドならばビートのアクセントとして充分なカード。ソーサリー除去が効かないので「きらめく鷹の偶像」のような堅実な運用が見込めるはずだ。
 
 
Angelic Armaments 天使の武装 (3) U
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに飛行を持ち、本来の色やタイプに加え、白の天使でもある。
装備・(4)
 
 誰でも簡単、お手軽天使セット。白のコスプレオーラに続き、もう世界中のクリーチャーを天使にしてしまいそうな勢い。これであなたのゾンビもスケルトンもホラーもスラルも、仲良く天使天使。で、そんなコスプレ装備品だが、白くしたり天使にするのにそんなに意味があるとは思えないので、基本的には+2と飛行を与えるカードだと思えばいいだろう。つまり過去の参考例は「皮羽根(MBS)」である。あちらは生体武器なので単純な比較は出来ないが、装備コスト6、というのもあながち無体な話でもないくらいには強かった。それなら、このカードの装備コスト4も現実的な数字。どんな小粒だろうがこれを付ければ一線級なんだから、そりゃぁ腹の立つこと間違い無しですよ。個人的には「聖所の猫」に付けて「クリーチャータイプ・猫、天使」っていうのが見たい。にゃんぱいあみたいなビジュアルになるのかしら。
 
 
Bladed Bracers 刃の篭手 (1) C
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
装備したクリーチャーが人間か天使である限り、それは警戒を持つ。
装備・(2)
 
 今回コモンで与えられたのはこれと「先兵の盾」の2枚。盾の方はそこまで重要ではないのだが、こちらの方は手軽なサポートとして人気を呼ぶ1枚になるのじゃなかろうか。人間だの天使だのにこだわらずとも、最軽量で設置出来て小回りが効く増強は攻防の要。そして、今回はコモンでアーティファクトを割る手段がほとんど無いという事実も追い風になっているだろう。コモンでこれに対処出来るのは、緑の「自然な最期」と、赤の「破砕」のみ。「破砕」はメインで入れたいカードではないので、たった1枚の装備品といっても、影響する範囲はかなり大きいのだ。
 
 
Conjurer’s Closet 妖術師の衣装部屋 (5) R
アーティファクト
あなたの終了ステップの開始時に、あなたのコントロールするクリーチャー1体を追放しても良い。そうしなたら、それをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
 
 イラストだけ見るとなんだかバラエティ番組のゲスト登場シーンみたいにみえるが、登場するにはまず隠さなきゃいけない、ってんで、毎ターン自動で1体だけFlicker出来る装置。単体で置いても一切意味は無いので、これを手にした人間は積極的にちらつき効果を活用するデッキを組むことになる。まず、とにかくクリーチャーが1体いれば疑似警戒に。そして、基本的な活用法といえばなんと言っても187能力。「霊気の達人」がいれば毎ターン相手クリーチャーを1体バウンス、「酸のスライム」がいれば毎ターン相手のパーマネントが減り続け、「刃の接合者」でゴーレム量産体制だ。5マナの置物で単体で何も出来ないのはちょっと物足りないかもしれないが、上手いこと組み合わさった時は「確かにレア」という説得力はある。まぁ、今の環境はアーティファクト対策は大体のデッキがしっかりやっているので、5マナアーティファクトでデッキを組む気にはならないけどねぇ。リミテッドでも5マナで置いて不確定はちょっと不安。
 
 
Gallows at Willow Hillヤナギの丘の絞首台 (3) R
アーティファクト
(3)(T)、あなたのコントロールするアンタップ状態の人間を3体タップする:対象のクリーチャー1体を破壊する。そのコントローラーは、1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
 
 これがいわゆる集団心理。これまではか弱かった(?)人間達も、天使の威光を受けて群がればどんなクリーチャーを相手にしてもたじろがない存在に。3人寄って出るのは文殊の知恵なはずなんだけど、このカードは3人集まって起動させる絞首台、問答無用のデストロイ。一応起動コストは必要だが、同じ効果の「死後の生命(MMQ)」が3マナなわけで、同じコストで撃ち放題ってのは大盤振る舞いである。今回は白以外の色にも人間が多く配備されているので、リミテッドの2パック目、3パック目で引けても案外間に合っちゃうんじゃなかろうか。ヤバ目。
 
 
Haunted Guardian 憑依された護衛 (2) U
アーティファクトクリーチャー・構築物
2/1 防衛 先制攻撃
 
 コストを軽くしたらタフネスが2も下がってしまった「槍の壁(8ED)」。先制攻撃持ちなのでタフネス低下の影響が低いとはいえ、やはり1しかないのははなはだ不安。手軽にプチッとつぶされるシーンも多いだろう。とはいえ、どんな色でも手に入る序盤の壁役、というのは結構貴重。性質上、前のめりのデッキに一切出番は無いが、ある程度時間を稼ぎたいデッキならば、そうした前のめりデッキの先兵たちの出鼻をくじくのに一役買ってくれる。何せたいがいの2マナ・3マナクリーチャーに一方的に勝てるデザインなのだから、最低限の時間稼ぎにはなるだろう。あとは、これで稼いだ時間をちゃんと活かすデッキが作れるかどうかだ。
 
 
Moonsilver Spear 月銀の槍 (4) R
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは先制攻撃を得る。
装備したクリーチャーが攻撃するたび、4/4で飛行を持つ、白の天使・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
 
 レアだからって何してもいいわけじゃないシリーズ。まぁほら、出すのに4マナ、装備に4マナの装備品なんて、そうそう使えない……と思いたい。つけると単に先制攻撃が載るだけなので、スーパー重たい「尖った三つ叉」でしかないのだが、ひとたび攻撃に移るととんでもないことになる。殴るたびにてんし・こぅり〜ん(CV・佐藤聡美)ってな状態は流石におかしい。いや、別にトラフトさんのおつきの天使さんと違ってアタック状態で出るなんて無茶はしないんですけど、この天使、帰らないんですよね。いやいや、何を居座ってくつろいでんだ、と。トラフトさんの場合はトラフトを殺してしまえば禍根は絶てたけど、このカードの場合、装備してたやつが死んでも、次のターンには呼び出された天使が天使を呼び出す天使算が開始されるわけですよ。なんだこれ。リミテッドなら確実にゲームエンド。構築では重さがネックになる上にまだまだ「戦争と平和の剣」あたりが元気なので出番はなさそうだが、ミラディンが落ちた後の環境次第では、地獄絵図が見えなくもない。
 
 
Narstad Scrapper ナスタードの潰し屋 (5) C
アーティファクトクリーチャー・構築物
3/3
(2):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。
 
 3/3で火を吐く機械。で? あ、威嚇が止められる。どこぞのワームと所帯を持ってトランプルとか付けてみると捗るかもしれない。
 
 
Otherworld Atlas 別世界の大地図 (4) R
アーティファクト
(T):〜の上に蓄積カウンターを1つ置く。
(T):各プレイヤーは、〜の上に置かれた蓄積カウンターの数だけカードを引く。
 
 久しぶりに登場した、お互いに引く系のカード。いわゆる「吠え猛る鉱山(M10)」枠であり、彼我のアドバンテージ差が生じないため、普通のデッキに出番は無い。その手のコントロールデッキ・コンボデッキで使えるかどうか、というのが判断基準となる。そして、見た感じの性能は、「やや不可」である。4マナと重たいのがまず厳しい上に、そこから実働するまでのターン数が多いのが非常に厳しい。「吠え猛る鉱山」ならば軽かったので4枚積みがセオリーだったわけだが、ここまで重たいカードを4枚デッキに入れられるかというと、ちょっと厳しい気がする。一応「寺院の鐘(M11)」同様に相手ターンに起動出来る設定なので相手に先んじられる心配はないし、時間さえあれば一撃でどんなドロー装置も上回る可能性はあるのだが、「時間を稼ぐためのカードがほしい」ミル系のデッキで、このカード自体が時間を要求するのは本末転倒であろう。まぁ、何か別次元のコンボデッキが出てくるのを期待するしかないかねぇ。リミテッドでは出番もなかろうが、カウンターを1つのせてお手軽奇跡発動機とする場合には、ワンチャン。
 
 
Scroll of Avacyn アヴァシンの巻物 (1) C
アーティファクト
(1)、〜を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。あなたが天使をコントロールしているなら、5点のライフを得る。
 
 あの大天使アヴァシンの秘密が記された、一子相伝、門外不出、禁断の巻物。と思ったら、コモンだった。そして効果は単なるキャントリップ。なーんだ。アヴァシンも大したことない。ただ、実はその中に書いてあることを全て読み解けるのは、彼女の配下である天使だけなのだ。知り合いに天使がいる人は、「ねえねえ、これってなんて読むの?」と聞きに行けば、巻物の真実に出会うことが出来る。それは、5ライフだ。なーんだ。まぁ、2マナでキャントリップの5ライフゲインなら結構な効率だけども。かき集められたら案外ウザイかもな。
 
 
Scroll of Griselbrand グリセルブランドの巻物 (1) C
アーティファクト
(1)、〜を生け贄に捧げる:対象のプレイヤーは手札を1枚捨てる。あなたがデーモンをコントロールしているなら、そのプレイヤーは3点のライフを失う。
 
 アヴァシンがベストセラー作品を出版したってんで、我等が大悪魔、グリセルブランド様も負けずに巻物を書いた。大悪魔の力が宿った一子相伝、門外不出、禁断の巻物。さぞかし禍々しく凶悪な呪文が書き込まれているだろうと思いきや、やっぱりコモンだった。なんとそこに書かれたのは単なる「屍気の呪文爆弾」である。えー、なんでそんなどうでもいい効果を……しかもグリセルさんの必殺技ってドローじゃないですか。なんで真逆に頑張っちゃったんだよ。意味が分からん。一応この世界にちょいちょい顔を出しているデーモンがいる状態で使えば手札を潰しながらライフも攻められるのだが、そのオプションもこのカードの後押しをするオプションとして魅力的なのかどうか。かつて神河世界で「デーモン(鬼)がいればデメリット無し!」っていうカード群があったけど、あれ別に強くなかったぞ。一応、損するわけじゃないからラッキー期待で入れておいてもいいけども……デッキのギミックとしてはおかしい気がする。
 
 
Tormentor’s Trident 拷問者の三叉矛 (2) U
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+3/+0の修正を受けるとともに、可能ならば毎ターン攻撃に参加する。
装備・(3)
 
 パワーをグッとあげてくれる三つ叉矛。パワーを+3する装備品といえば今の世界でも「肉屋の包丁」「銀の象眼の短刀」が大活躍中だし、「大薙刀(SOK)」に「ロクソドンの戦槌(10ED)」と構築クラスで活躍するものも多い。ってことは多少デメリットがあっても強いよね! って盛り上がるところなんだけど、考えて見たらそれって「大剣」でいいんじゃね、っていう。つまり、基本セットレベル。
 
 
Vanguard’s Shield 先兵の盾 (2) C
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+0/+3の修正を受けるとともに、追加でもう1体のクリーチャーをブロック出来る。
装備・(3)
 
 「大剣」もどきがあるならば「カイトシールド」もどきもあります。ただ、あちらは設置が0マナの装備に3マナだったけど、こっちは追加の能力として「こだまの飾り輪」を足したので設置コストが重くなってしまった。地味装備品にゴミ装備品を足されても、地味以上にはならないのである。別にそんなんいらないから「調和者隊の盾」を下さいよ。一応接死持ちや「月明かりの霊」につけると、ちょっとしたドヤ顔くらいは出来るかもしれない。
 
 
Vessel of Endless Rest 終わり無き休息の器 (3) U
アーティアファクト
〜が戦場に出たとき、対象の、いずれかの墓地にあるカード1枚を、そのオーナーのライブラリの一番下に置く。
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。
 
 なんかよく分からない組み合わせの抱き合わせ販売アーティファクト。下の効果はまぁいいだろう。好きな色マナが1点生み出せるアーティファクトマナソースはいつだって強くて、現在も「マナリス(M12)」はそこそこの頻度でリミテッドの安心を提供してくれている。そして、このカードはそんな「マナリス」のレアリティをあげて能力を追加したものなのだが、この効果はなんだ。一応「霊都の灯籠(CHK)」能力とでもいうべきか。墓地のカードを1枚消し去ることが出来る。出来るんだけど、これ、起動型能力じゃなくて、単なる187能力だ。1枚だけこんなことして、あんまり意味があるとは思えないのだが。まぁ、もし今まで「マナリス」を使っているデッキがあったんなら、相手のフラッシュバック対策のためにこれに入れ替えると良いと思うが、「マナリス」使ってるデッキって、なんだ。
 
 
Alchemist’s Refuge 錬金術師の隠れ家 R
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(G)(U)(T):あなたは、このターン土地でないカードを瞬速を持っているかのように唱えても良い。
 
 2色能力ランドのシミック版は、「七曲がりの峡谷(WTL)」の強化版。あちらはクリーチャーにのみ瞬速を与えたが、こちらはそんなけちなことは言わず、アーティファクトだろうがソーサリーだろうがプレインズウォーカーだろうが、とにかく瞬速。起動コストが2マナと絶妙な設定だが、それでもこのボーナスは色々と危険な臭いもするのである。強いて難をあげるなら、どこぞのシミック王子でもない限り、現在は緑青という組み合わせがあまりメジャーじゃないこと。緑のデッキも強いし、青のデッキも強いのだが、その2色に特化したデッキというと、今のところドレッジ関係くらいだろうか。この効果を積極的に使いたいような強力なコントロールデッキが今後現れるかどうかで、値段も変わってくるだろう。
 
 
Caven of Souls 魂の洞窟 R
土地
〜が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ指名する。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・呪文を唱えるときにのみ使用出来る。このマナが呪文に支払われたなら、その呪文は呪文や能力によっては打ち消されない。
 
 なんともぜいたくな、多色マナをサポートした「すべてを護るもの、母聖樹(CHK)」である。あちらに比べると、最初に使用先のクリーチャーを指定する必要が出てしまったわけだが、色マナが出たり、ライフがいらなかったり、アンタップインで普通の無色マナが出せたり、伝説じゃないので何枚でも置けたりと、色々と捗るようにチューンされている。はっきり言って「母聖樹」はカウンター対策専用の限定兵器でしかなかったわけだが、このカードならば、デッキ次第ではマナサポートを補強しつつも、ナチュラルにカウンター対策が出来るようになってしまうわけだ。現時点でこのカードが圧倒的な強さを見せるのは、当然人間デッキということになる。元々「秘密を掘り下げる者」は1マナなのでカウンターされにくいという強さがあったわけだが、後続のクリーチャーも全て人間であるなら、これ1枚で相手の「マナ漏出」を紙にすることが出来るわけだ。攻め一辺倒のゾンビデッキだって、これの恩恵があればもう「ゲラルフの伝書士」を「雲散霧消」される悪夢に悩まされずにすむ。あまりにデメリットの少ないサポート兵器であろう。今後の展開でこれによる天使デッキとかが登場したら……うわぁ。
 
 
Desolate Lighthouse 僻地の灯台 R
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(1)(U)(R)(T):カードを1枚引き、その後手札を1枚捨てる。
 
 2色能力持ち土地のイゼット版。イニストラード生まれの5枚はどれも(大体)強く、実に4枚が構築レベルという活躍ぶりだが、意外にも闇の隆盛の2枚は割と不発。まぁ、「大天使の霊堂」は1枚刺しでも充分強いんだけど。そして、残る3枚のうち1枚がこのイゼットカラー。どんな能力かと思ったら、シンプルにルーターになった。実にスマートな能力なので、決して弱いことはないだろう。このカラーリングならフラッシュバックを絡めた諸々も一応期待出来るし、片手間で使えるルーターというなら、このコストも納得出来る。残念ながら「ケッシグの狼の地」や「ムーアランドの憑依地」のような空気の読めない活躍っぷりは見込めないだろうが、本来土地なんてものはこのくらいのおしとやかさが正しいのだ。
 
 
Seraph Sanctuary 熾天使の聖域 C
土地
〜が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る。天使が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
 
 でっていうランド。まぁ、損はしないけども。これって構築で天使の種族デッキを組めっていうことなんだろうか。天使ってそんなに集まって嬉しいギミックはないと思うのだが……過去の種族土地というと「激浪の研究室(ONS)」とか「争乱の崖地(ONS)」とか強烈なのもあったんだけど、「これが天使の土地ですっ!」って言われたらファンは許せるんだろうか。あ、でも今回はFlickerもあるし、案外馬鹿にならない回復量になるのかなぁ。
 
 
Slayers’ Stronghold 処刑者の要塞 R
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(R)(W)(T):対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともに速攻と警戒を持つ。
 
 このセットのトリを飾り、そして2色能力土地のトリをつとめてくれるのは、このボロスランドである。過去のボロスの土地といえば「軍の要塞、サンホーム(RAV)」であるが、このカードも方向性はやや近い。各々の効果はそこまで大きなものではなく、クリーチャーが出たターンにしか使えない速攻に、キーワードの中でも優先順位の低い警戒、そしてコストに見合った+2増強。1つ1つは大した印象ではないのだが、これらが「ムーアランドの憑依地」と同様に2マナで起動出来るっていうのは、メリット以外のなにものでもない。「ゴブリンの穴ぐら(ONS)」と比べたらその強化は歴然であるし、効果が似たような「ぐらつく峰(ZEN)」の活躍も記憶に新しい。赤がとにかく求めている速さを追求する時に現れる「土地は置く以外に仕事がない」という難点を、このような形で解決出来るのは面白かろう。赤白というカラーリングが現在あまり日の目を見ていないので、今後の活躍は未知数であるが、決して他の土地に見劣りすることは無いはずだ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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