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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「『艦これ』いつかあの海で」 ―

 「なんで今更?!」プロジェクトはまだまだある。まぁ、流石に「うる星やつら」とかと並べるのは変な話だが、アニメ前作が2015年ということで、7年ぶりに発掘されたお久しぶりアニメである。続編扱いするのもどうかとは思うが、評点する意味もあんまりなかろうしこれでいいや。

 前作は(少なくとも私の観測範囲内では)ファンからもあんまり良く思われてなかったアニメ化だったと思うのだが、ファンでもなんでもない身からはそれに輪をかけてどうでもいい作品になっていた。元々一見さんお断りな構造ではあったが、アニメ的にも見るべき点は特になく、「ま、ソシャゲアニメってこんなもんだよね」という典型みたいな扱いだった。その反省を受けてかどうかは分からないが、今回はスタッフも一新されて完全な新作アニメ扱いで再登場。前作は草川ディオメディアというなおざりアニメの代表格みたいな座組みだったのに対し、今回製作を務めるのはENGI。監督の三浦和也は最近ではENGI作品で多くの監督を務めており、現在も「宇崎ちゃん」が並行して放送中だったりする。

 ENGI作品は割と作画デザインが尖ってる印象があり、「フルダイブRPG」や「乙女ゲーモブ」のように「頑張ってるのはわかるけど……」みたいなデザインもあるし、「たんもし」のように素直に綺麗な場合もある。今作は幸いにして映像部分はかなり完成度が高く、そこについては捲土重来の意気込みが感じられる。前作でネタ扱いされていた水上ホバー少女たちは今作でもちょい違和感はありつつも、ギャグではなくてシリアスに落とし込めるくらいには馴染んでいる。細やかな表情の見せ方なども現代アニメとして全体的にブラッシュアップされた印象。これでお話が面白ければ、なるほど良作になるポテンシャルは秘めているだろう。

 ただ……よりによって更なる一見さんお断りの方向に舵を切ってきた。まー、シリアスが大前提になってるもんだから余計な設定をキャラに説明させるのはどうしたってバランスが崩れてしまうし、ドラマを進めるためには「世界はもうそこにあるもの」として扱い、知らん奴は振い落とすリスクもやむなしという判断なのだろう。おそらく、本当に今作を望んでいるファンがいるならば、そこに狙いを絞っての構成にするのは正しい判断だと思われる。いちいち紹介などされずともキャラがわかっているなら、サイレントで進めようが、あえて首から上を描かずに匂わせるアングルにしようが、問題は何もなくて、「やりたい話」を進められるのだ。実際、会話があったとて、首から上が見えたとて、どうせ私にはどのキャラが誰かなんて分からんのだから一緒である。相変わらず「声で識別できない地獄」が大きく足を引っ張っているのだが……もう、私の興味関心はこれ以上下がらないところまで降りているので、どれだけ引っ張られても影響はない。もう、遠巻きに見守りながら「まぁ、頑張れ」と応援するくらいしかやることはないのだ。

 今度こそ、ファンが喜んでくれる作品になるといいですね。……まぁ、どれだけファンが残ってるのかは知らんが……。俺の周りの連中、まだプレイしてる奴いるのかな。

 

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