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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いい……最終回だった……最終話! どうせ最終感想があるからひとくくりにしてもよかったんだけど、この最終話はやっぱり取り上げた方がいいよね。ここまでも高め安定で来てた作品なのだけど、最後の最後でもう一跳ねしてくれたのは嬉しいね。

 基本的には阿漕なまでのエロやらシモやらが売りの作品である。そう割り切って考えれば、最終話が温泉回というのもいわば必然。中学生女児が中心のお話でそこまで露骨なエロができるものかという不安も今作では無用のもので、もちろん湯気はフル回転でほぼ水着と同程度の露出度は維持するのだが、その中でくんずほぐれつでやってることがいちいちエグい。色々あった結果最終的に得られるのが「妹に強制的に自分のちんこを握らせる兄」なのだから、そりゃまぁどこぞの団体からクレームを入れられるのもやむなしというものだ。そして、そんなエグい展開ですらも、このおにまい空間ではどこかにてぇてぇ成分を孕んでいるように見せられるという魔術。エグいネタをエグく見せるだけなら簡単である。そこをさらに飛び越えて、一見してエグくないように、病巣のより深い部分にうっかり一般人が足を踏み入れてしまうようなトラップを仕込めるのが、今作の最も罪深いところと言えるんじゃなかろうか。

 巨乳2人とぺったんこ2人というバランスが実に良いとか、よりにもよってちょっとそっちのケがあるもみじに代表させてまひろのまたぐらに首を突っ込ませるとか(あのあたりのシーンの構図の取り方がいちいち神がかっててほんとに救いようがないな、って思うよ)、全ての要素に地雷を仕込んで最後の最後で大暴れをしておきながら、きちんとゴールの線は「お兄ちゃん」の「おしまい」要素という構造も綺麗。どこぞの小学生探偵が戻りたくても戻れずに違法薬物を巡ってすったもんだしてるというのに、こちらの主人公は自らの手で「戻らないこと」を選択。本来ならおっそろしい決断をあっさりしているわけで、もっともっと心情の伏線要素とかをマシマシにしなきゃいけないシーンのはずなのに、「まぁ、せっかくの温泉旅行中だし、ここで戻ったら台無しじゃん」という非常に刹那的な理由が前面に出て選択を後押しするようになっているあたり、下手したらそこまでがみはりの仕込みなんじゃないかと疑いたくなるほどである。

 もちろん、みはり自身もそんな兄の状態を消化し切れていないのでどちらに向かった方がいいかは分かっていないだろうが、兄も妹も、(みはりは自分のせいでこうなってるくせに)、まだまだアリ? ナシ? で揺れているのが実に悩ましくも、まだまだ引っ張れそうな感情。こんだけ背徳的なTS設定でよくもまぁこんな煩悩垂れ流し設定がうまくはまったもんである。今回のエンディングのおかげで、「本作は最終的に兄と妹の兄弟愛がメインテーマです。お好みでこれを百合と受け取っていただいても構いません」という心の領収証が切られた。さて、あなたはこのお話をどう観ますか?

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