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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ブルーロック」 6→6

 実に愉快なアニメでした。サッカーアニメでこんだけ楽しませてくれたんだから、なんの不満もないよ。まぁ、これをサッカーアニメと言ったら怒る人もいるのかもしれないが……。

 でも、テニスとテニヌほどの隔たりは無いからいいんじゃないかしら。私のようにサッカーに微塵も興味がない人間からすると、正直サッカーのリアリティなんてどうでもいいんですよ。むしろシンプルにアニメの1シーン1シーンの意味がわかって、それが楽しいかどうかの方がよっぽど重大事。そして今作はサッカー漫画・アニメの常識をぶっ壊し、とにかく目先の楽しさを味わわせてやろうという心意気で作られている。おかげで我々のような視聴者にとってはとってもおいしい。それで良いじゃないですか。

 どうやっておいしいアニメを作ったかと言えば、それは実に分かりやすい少年漫画的文法である。いわゆる「1人1能力の能力バトル」をサッカーの文脈に落とし込み、ド派手なエフェクトでもってじっくり見せつける。本当にそれだけの話だ。なんで過去のサッカーアニメがそこに到達できなかったかといえば、それはサッカーという競技がこのフォーマットを維持するのに不向き、というか実質不可能だから。本来のサッカーってそんなところに楽しさが収束しないから。もう、こればかりはしょうがない。最大限にサッカーのサッカーらしさを維持しながら魅力を発信したアニメなら、それこそ直近の「アオアシ」が一番いいところまで行っていたと思うが、それでもまぁ、私のような阿呆には伝わりきらなかった部分があると思うんですよね。まずは「美味しいものを美味しい状態で」っていう食べやすさ優先のデザイン、本当にありがたい。野球で例えたら「みんなしてどうやってホームラン打つかを見てる」みたいなもんでね。ホームラン競争が楽しいのは当たり前なのよ。

 もちろん、単なる翻案というだけではなくて話作りの上手さがあるのも間違いない事実。キャラがいちいち濃い中で、ちゃんとスポットが当たったキャラが魅力的になるように演出されているので嘘みたいな「毎回ハイライト」が実現できていた。個人的に好きだった久遠や馬狼の物語はもちろんその代表例だし、描き方次第じゃ「やっぱチートじゃん」の一言で片付けられそうな主人公・潔や蜂楽のキャラもきっちり掘り込まれて魅力的になっている。冷静に考えりゃ蜂楽とか最初から最後まで何してんだかよく分かんないキャラだったのに、常日頃の言動からいつの間にか「これが蜂楽だ」というキャラが固まってるの、なかなか説明できない妙味である。そう考えると本作の見どころって試合シーン以外の描き方だったのかも。もちろん試合シーンのエフェクトの掛け方なんかも飽きさせない工夫がふんだんに盛り込まれているが、あれもまぁ、いっぺん方法論を作り上げちゃえばあとは「これがブルーロック風」っていうので全部一括処理できるんだからお得な作り方よね。

 無事に続編も決まり、まだまだこの熱狂は治まらない様子。劇場版まで見に行くかどうかは分からないが……楽しみに待ってます。もしかしたらその前に漫画喫茶とかで原作読み込んじゃうかもしれんけど、その場合はすまん。

 

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