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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「虚構推理 Season2」 ―→4

 シーズン2も基本的な評価は変わらず。やっぱりどこまで行っても「ミステリ作品をアニメにするのはとても難しい」という結論は変わらない。逆に考えると、もしかしたらなろう文化などが今後の技術発展により全てアニメにパイを取り込まれてしまう可能性はゼロではないが、ミステリというジャンルは文字媒体による発信がなくなることはなさそうである(まぁ、ミステリというジャンルそのものが死滅する可能性は無いではないが)。

 改めて確認したら2期の総括も1期の終わりの印象とほとんど同じだったので、普段はあまりやらない禁断の技として、1期の時の感想リンクを貼っておこう。うだうだと面倒臭いことは2期を見ながらも考えていたし、あまり変更はなされていない。リンク先を踏むのも面倒臭いという人のためにかいつまんで要素を拾っておくと、「新しいことをやろうとしていることは分かるが、そのための前提条件がすこぶるめんどい」「新しいこと自体がミステリの構造問題に直結するリスクがあり、面白さにつながっているかどうかが危うい」「ミステリは画面の変化が乏しいので、そもそもアニメにする旨みが薄い」「おひいさまは可愛い」くらいのことを3年前にも書いているのである。

 今回新たに付け足すとするなら、1期よりは「ルールの説明」をする手間が省けていたのでつまみやすくなったというのはややプラス要素。1期でお目見えとなった鋼人七瀬のお話は他のストーリーと並べてみてもトンチキ具合が強かったせいで、いきなり初手で食べるのはしんどかったというのもあるだろう。今期で言えば雪女の話なんかは琴子の性格の悪さが端的に出ているのでみやすかった部分もある。「スリーピング・マーダー」は推理を重ねていく部分の動機づけがそれなりに説得力を持っていたし、結末の後味の悪さなんかはドラマとして単体で受け入れられたので嫌いじゃない。他方、島のピノキオ話なんかはとっかかりを探してるうちにぬるっと終わってしまったのでもやっと度合いが強め。まぁ、個々のエピソードで良し悪しはあれど、やはりず〜っと話を聞いてるだけの展開はアニメに求めてるものじゃないという感想は変わらない。

 あと、総じて「面倒臭い設定」が必要になる作品の性質上、どうしても「そのまま流れてしまう」というアニメの構造自体があまり相性が良くないというのもあることに気づいた。小説や漫画だったら「ん? どういうこと?」ってなった時にすぐに戻って反芻できるのだが、アニメだとよく分からん説明がなされてもそのままスルーしがちで、最終的な納得度合いが大きく低減してしまうことになる。「いや、巻き戻したらええやん」と思われるかもしれないが、アニメでわざわざ「よく分からんかったぞ?」ってなった時に、どこまで戻っていいかもよく分からない状態でわざわざリモコンのボタン押さないのよね。その辺のメディアの違いってのも、やはり考える必要はあるだろう。

 まぁ、おひいさまは可愛い。そしてエロいはずなのにいかんせんエロくない。まぁ、そこはそういう高度なプレイということにしておこう。

 

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