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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 公式カードプレビューがスタートしました。以前、時期的に全部追いかけるのは無理だからパスって書いてたんだけど、やっぱりこのお祭り騒ぎのトンデモセットを完全スルーは無理だったので、日程的に許す範囲で見ていきたいと思ってます。正直言うとフルでの公開まで一応身体は空いてるんで、死ぬ気でやれば全部扱うこともできるんだろうけど……最終回・新番期とも完全に重なるのでそれはやめようと思ってます。今後は一応「カードの性能的、物語的に気になるやつをいじる」感じで、どうでもいいコモン・アンコモンレベルにまで全部は触れないくらいでバランスを取りたいですね。まぁ、いざ始めたらどうなるか分からんので途中リタイアの可能性もあるが。
 
 
というわけで、まずは発表されたメカニズムについて。全部説明書くのは手間なので、各人公式サイトをチェックしてくれ。
 
 
○新メカニズム
・バトル/Battle
 アトラクサさんのせいで公開前から色々と憶測を呼んでいたバトルがいよいよお目見え。ギミックの説明は面倒臭いので各人で確認しておくように。新たなカードタイプの登場は久しぶり! って思ったけど「ダンジョン」が追加されたのはそこまで前じゃないな。制作チームは以前ほどカードタイプを増やすことに抵抗がなくなっているのかも。ただ、基本的に領域が交わらないダンジョンと違い、バトルはまごうことなくパーマネントではあるので、既存の色々なカードとも相互に影響を及ぼす可能性はある。その端的な一例が、いよいよもって日本語訳のテンプレが限界になったこと。すでにアリーナではしれっと「any target」を「1つを対象とする」という文言に書き換えて修正を試みていたのだが、以前のように「any target」を「クリーチャーかプレインズウォーカーかプレイヤーを1つ対象とする」では明らかに誤訳になってしまった。前からこの件に関しては「あんまり良い処置じゃないよなぁ」と思ってて、まだ私自身が私訳を書いてた時期には「any target」は「任意の対象」という訳で代用していた。いよいよ、日本語チームもそういう対応をする時が来たのだ。とりあえず公式に「日本語の以前のテンプレにバトルも含まれてると思って処理してね」というアナウンスが出るところからだな。面倒なら最初から英語版使ってね。
 さておき、新たなパーマネントということで世に初めてPWが出た時と同じくらいの衝撃ではある。面白いのは、ベースとなる構造はPWを踏襲しているのに、「自分が攻撃して壊すことを目的とする」という発想の転換。あくまでオーナーもコントローラーも自分なので、史上初(厳密には違うとかいうなよ!)の「自分で攻撃できる自分のパーマネント」である。今回は全てのバトルの設計は「包囲戦」という分かりやすいものにまとめられているが、今後サブタイプも広がりを見せる可能性があるという。そして基本構造は「場に出した時にまず最低保証としてソーサリー的な効果を解決、その後、打破すればボーナスとして変身した姿で更なる恩恵」という時限式の2段構造になっている。裏面はクリーチャー・エンチャント・PWとバリエーションが多いが、それぞれ「この戦争で勝利すると何が得られるのか」はフレーバー的にわかりやすくもなっている。場にあるだけなら特に影響は及ぼさないので、場に出た時の効果だけをソーサリーとして味わって、その後はガン無視という使い方も可能と言えば可能。まぁ、流石にそれだけのために入れるのはコスパが悪い気もするが。場に出た時の効果は明滅やバウンスで再利用を狙うこともできるので、既存のカードが「パーマネント全般」を対象にしているかどうかは改めて確認しておくと良いだろう。
 対戦相手に一方的に「はい、あんたここ守って」と指示を出せるのは割と理不尽で、盤面が整っていれば、出したターンにさっさと殴って戦勝実績を稼ぐ最短コースもあり得る。兎にも角にも今までになかった選択肢なので、しばらくは最善の使い方を模索する必要がありそうだ。
 
・賛助/Backup
 クリーチャー戦闘を支援する能力。基本的に製作チームは戦闘こそがMagicの根幹だという理念を持っているので、必ずこうして戦闘がらみの能力が1つはセットに入るようになっている。今回の能力は「支援」や「鼓舞」などとほぼ同じ+1/+1カウンター配布能力。微差として、「自分以外が対象なら能力の一時貸与可」というおまけつき。増強ソーサリーのような性格が強くなることに加え、クリーチャーを複数展開することを推奨するため、より一層クリーチャー戦闘にスポットを当てられるというわけだ。リミテでは色々お世話になるだろうし、ビートデッキではクリーチャーの数を増しながら選択幅を増やす有能なカードが現れるかもしれない。ちなみに、フレーバー的にはどう考えても団結してファイレクシアと対抗する様々な次元の戦力を表したものだろうが、その性質上エリシュノーンや増殖などのファイレクシア側ギミックと相性がいいのはご愛嬌。
 
・培養/Incubate
 劣勢に立たされた(というか負け確な)ファイレクシア側の頑張りを描いた能力。単なるトークンを生み出すだけじゃなく、その前段階としてマナを払っての育成期間が必要という、やや面倒ながらも強力な人材確保能力だ。公式解説によれば「2マナ払って起動するアーティファクトトークンは今のところ全部成功してるからね」とのこと。まぁ、言われてみりゃそうかもしれん。こちらも+1/+1カウンターがらみの能力なので、やっぱり増殖との相性がいい。緑白の毒殺デッキあたりが強化されるかもね。
 




 
ラヴニカへの侵攻/Invasion of Ravnica
ギルドパクトの模範/Guildpact Paragon
 今回のカードナンバー001がちょうど新システムのバトルなので、これを見てなんとなくの雰囲気を掴むといいだろう。ラヴニカを滅ぼそうとする侵攻を描いたものだが、どうやらカードのテイストとしてはラヴニカサイドの「防衛戦」の様相。ギルド大好き次元の面目躍如で、2色じゃないパーマネントだけを破壊できる5マナのソーサリーだ。これだけだと「リミテでそこそこ」レベルだが、そこから戦争に打ち勝てばギルドパクトを遵守するありがたいアーティファクトクリーチャーを獲得できる。そんでこちらも当然のようにギルドを応援。現在のスタン環境で2色フィーバーを起こしているデッキはそう多くはないので、随分マニアックな仕上がりである。今後もしばらくラヴニカへの再訪予定はなさそうだし……マニアックな統率者向けカードかしら? リミテだと「除去を1回撃って、その後うまくいけば5/5がもらえるかも」くらいの立ち位置。
 
 
大天使エルズペス/Archangel Elspeth
 まぁ、やっぱり取り上げる必要はあるよね。光素パワーに磨きをかけて、ジアーダさんのお祈りの甲斐あって「俺は人間をやめるぞー」しちゃったエルズペスさん。物語が終わってみればこいつとテフェリーの2人勝ちであった。ただ、覚醒後のエルズペスさんの描写、コス目線から見て「なーんか人間味なくなっちゃったな」みたいな寂しい印象が強く、今後のペスの人生が楽しいものかどうかはまだ分からない。ニューカペナに戻ったら、そのまま他の天使たちと一緒にまた眠りについちゃったりしそうで怖い。アジャニの茶飲み友達を続けてくれればいいのだが……。
 カードとしての性能は、神話にしてはやや渋め。まぁ、弱いこと書いてないんだから強いに決まってるんだが、今現在同じコストに超便利などこぞの皇がいるので、どんなデッキだとニーズが上回るかはまだ分からない。
 
 
加護をもたらす戰乙女/Boon-Bringer Valkyrie
 賛助持ちのレアのサンプル。レアなので何やってもいいってんであの「賛美されし天使」を凌駕する性能を5マナで手に入れ、舞い降りた際にはその有り余る才能を味方にも付与。ライフレースのひっくり返し方があまりに大雑把である。ジアーダさんが環境にいる間はまだまだ天使にも油断ができぬ。
 
 
エリシュ・ノーン/Elesh Norn
銀箔の刻文/The Argent Etchings
 全員が変身して英雄譚になるというデザインでまとめられた法務官クインテット。ノーン様、本当に栄華の期間が短かったなぁ……あんだけ圧倒的に強いように見せてて、負ける時があまりにあっさりなの、個人的にはアメコミの苦手な一面である。とはいえ、こちらのノーン様はまだまだ負ける気は無いがっつり性能。常在型能力は白の「課税」タイプの罰則で、ダメージの発生源1つ1つにコストを要求するのでその影響力はかなりでかい。ステータスもしっかりしているし、5マナノーンと合わせて使っちゃってもいいくらい。そして裏面の英雄譚はさらにエグさマシマシ。出た瞬間に培養器を5つを一気にぶち割り合計パワー10の軍勢を送り出し、その後は増強による決着、それでも決着しなきゃ一方的ちゃぶ台返しとやりたい放題。流石に変身まで辿り着けたらほぼ勝ちじゃなかろうか。コストはそれなりにかかるがトークンで賄えるため、「モンドラク」を使ってるデッキなんかでフィニッシャーを務めるのがいいんじゃなかろうか。
 
 
エルズペスの強打/Elspeth’s Smite
 「決着ゥ!」な注目のストーリー。ペスさん、この構図で決着つけてる様子は以前も見たことがある気がしますね。製作チーム、ペスの主人公パワーに信頼寄せすぎだろ。ナヒリさんに謝れ。基本的にイラストさえいじれればそれで満足なんですが、1マナのレンジストライクで3点は強いね。アンコだから許された性能か。
 
 
僧院の導師/Monastery Mentor
 しれっととんでもないところから再録が出てきやがった。こんだけ緊迫した状況下でも、オジュタイは一切ブレることなくオジュタイしてくれてるので安心感がある。タルキールってこれまであんまりスポットが当たらず地味な次元だったけど、たった1枚で確実な存在感をアピールするこの再録戦術はなかなかうまい。
 
 
ノーンの審問/Norn’s Inquisitor
 リミテでアーキタイプを支えそうなアンコだったので一応ピックアップ。すでに白青の推し戦術が騎士であることが発表されているので、種族的なボーナスもありつつ、培養器戦術の根幹をなす。培養戦術は白黒とかかな。ちなみに、騎士ギミックについてはマローが「騎士はいろんな次元にいる種族だし、それらが一致団結して戦ってる様子を見せるのは面白いよね」と言っているのだが、こちらの騎士はファイレクシア落ちしたものの、元はイニストラードの騎士だろうと思われる(トーチがファイレクシアのマークでありつつ、アヴァシン教っぽい)。不穏なものを育ませるならやっぱりイニストラードですよね(かわいそう)。
 
 
存在の封印/Seal from Existence
 シンプルに強い、新たなリング除去。ターゲットがパーマネント全般に広がっているのはバトルが登場したこのセットなら当然の配慮だし、護法3というこれまでに無い防壁はかなりの安定感。カウンター以外でこれを妨害するのは相当難しそうだ。リング系除去もアップデートの目覚ましいジャンルなので、構築環境で何を選択するかは悩ましいところだ。
 
 
フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind
 発表後随分経つけどまだ触れてなかったので。毎度のことながらこの有名プレイヤー似顔絵シリーズはいちいち特徴の捉え方が上手いよな。アジア人が採用されるとやっぱり全体的なイメージがちょっと歪む気はするけども、これ以上ないくらいに高橋優太なのでしょうがない。能力は今回のセットとあんまり関係なさそうだが、雑に「コントロールで強い」要素をてんこ盛りにしているので、今後はいろんなところで高橋VS高橋が繰り広げられるに違いない。
 
 
否認/Negate
 おかえりアジャにゃん。まさかあの状態からでも入れる保険があったとは……ストーリーの中で周りの皆さんも「こんだけ多大な犠牲を出し、その一端を担ったのがアジャニ(やニッサ)であるのは紛れも無い事実なのに、こいつらだけ命を救われるのってどうなんだろう……」と悩んでいるのだが、多分、復活後に一番悩むのはアジャニ本人だろう。こいつの性格から考えて、自害とかはしないだろうけども一生その罪に悩みながら贖罪の旅を続けることになるんだろうな……。これはこれで残酷な物語。チャンドラさんはヤヤのことがあるので今後アジャニとうまく接することができるかどうかも分からんしなぁ。
 
 
フィオーラへの侵攻/Invasion of Fiora
毅然たる統治者、マルチェッサ/Marchesa, Resolute Monarch
 陰謀と欺瞞の次元、フィオーラにも容赦無くファイレクシアは侵攻していた。小細工無しのガチバトルでフィオーラがどれだけ戦えるかはあんまりイメージできなかったのだが、文明レベルは高い次元だったのでなんとかファイレクシア堕ち有名人は出さずに済んだようだ。出るたびにドレスカラーのようにその装い(色)を変えていたマルチェッサさんも、流石に今回はその気骨たる「黒」のみでの登場。うまく防衛に成功したらその勇姿を民の前に見せてくれる。持ってる能力がしっかりと「統治者」っぽくなってるあたりにデザインのこだわりが見えて良いね。おもて面の効果がでかいので、マルチェッサさんが出てこなくてもデッキに採用する価値はあるだろう。レジェンド固めデッキで使えばワンサイドゲームの演出も可能。
 
 
無慈悲な再利用/Merciless Repurposing
 「画像で一言」をお願いした時に「やめろ〜ジョッカ〜! ぶっとばすぞ〜!」と答えるかどうかで世代がわかります。分かりません? ウラブラスクくん、なんかセクシー……。ほんでナチュラルに死亡フラグ立ててるノーン様のセリフもいいね。
 
 
報復したミラディン/Mirrodin Avenged
 死亡フラグ回収後の図。一応「機械の父」と「機械の母」の熱烈ツーショット写真と言えなくもない。コモンでほいほい生首さらしちゃうノーン様かわいそう。「命取り」もキャントリップになる時代なんですよねぇ……。
 
 
衝撃的な啓示/Traumatic Revelation
 以前イラストだけが公開されてその衝撃っぷりが話題になったやつ。まさかこのシーンから最終的にニッサが助かるとか誰も思わないじゃん。そりゃ理解にも苦しむわ。
 
 
原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror
原初の病、エターリ/Etali, Primal Sickness
 イクサランの犠牲者がまさかのエターリさんだった。ガルタさんの無事は確認されてるわけだが、他のレジェンド恐竜たちはどうなりましたかねぇ。イクサランの中だけでも割とデカかろう馬鹿だろうの能力だったエターリさんだが、他の次元と混ぜ混ぜした結果、より馬鹿方向に磨きがかかる結果に。裏面になった時の「殴ったら勝ち」要素、こんだけダイレクトに表現してくれるクリーチャーもなかなかおらんぞ。ファイレクシアは骨格標本の作り手としても優秀なことが証明された。
 
 
気の強い暴れ者/Scrappy Bruiser
 いや、割とどうでもいいアンコモンなんだけど、クリーチャータイプが「アライグマ・戦士」っていうだけで「あ、ニューカペナの住民なんだ」って分かるのがちょっと面白くて。土建組の連中、この期に及んでリアルファイトでどうにかなると思ってるのがすげぇ。
 
 
かき立てる炎/Stoke the Flames
 この度召集の再録にあたり、日本語テンプレを書き換えて再録されたのがこちらの火力。当時もかなり便利だったし、テキスト欄がすっきりしたのでまだまだお世話にはなるだろう。
 
 
ポルクラノスの再誕/Polukranos Reborn
破滅のエンジン、ポルクラノス/Polulkranos, Engine of Ruin
 テーロスはヘリオッドが染まるわ、こいつがわざわざ黄泉の国から戻ってきた上で染まるわ、割と災難だったな……。エルズペス、アジャニあたりと関係の深い次元だったので必要以上にファイレクシアから敵対視されてた感がある。まぁ、もともとクソみたいな次元だったという可能性もあるが。というわけで「怪物」代表のポルクラくん。トリプルシンボルのごっついレアとして登場し、マナを払って変身する姿はかつての「怪物化」を思わせるのでなんとなく相性が良い。そして変身すると「破滅のエンジン」という全く次元に似つかわしくない機械生命として生まれ変わり、搭載されたギミックはあの「ワームとぐろエンジン」である。元祖は絆魂と接死に分離、こちらは絆魂と到達に分離。まぁ、色を考えたらそうなるか。そして今回はボーナスとして「自軍のハイドラならどれが死んでもトークンあげるよ」というびっくり機能が搭載されており、ハイドラデッキが実現したならあらゆる死が再誕に繋がるフィーバータイム。まぁ、早速現環境のハイドラを調べてみたら「茨のハイドラ」と「シヴの壊滅者」しかいなかったので無理なんですけどね……。一応「シヴの壊滅者」は超軽量ハイドラなのでシナジーっぽくは見えるんだけどね。やろうと思えば1マナで3/3トークンが2体出せる。
 
 
レンと次元壊し/Wrenn and Realmbreaker
 レンさん自身はいつも通りに「8番」と呼んでたんですが、一応背景がわかりやすいように「次元壊し」という名前でカード化。まさか対ファイレクシアの決戦兵器がレンさんだったとは思いもしませんでしたね。こいつ、次元壊しが乗っ取れたってことはやろうと思えばカルドハイムで世界樹を支配できてたんだよな。……いい子でほんと良かった。改めて、ザルファーで新しい人生を歩まんことを。生まれ変わるコツはコルフェノールに聞くといいと思うよ。3マナ神話レアってことで能力は渋めながらも可能性は色々見えるデザイン。デッキが求めれば「虹色の前兆」として置いとくだけでも悪くないし、出た瞬間から防備を固めつつ忠誠度を高められる。かつての3マナニッサくらいのしぶとさを誇るんじゃなかろうか。奥義を発動すると、忠誠度7から起動して即座に自分が戻ってこられるのがすごい。
 
 
腹音鳴らしとフブルスプ/Borborygmos and Fblthp
 腹音鳴らしさんは頭の上のフブルスプくんに気づいてないに1票。この子の迷子っぷりは本当にすごくて、かつてはボーラス像の上にまで辿り着いてたわけでねぇ……今回も偶然なのでは? まぁ、本人は楽しそうだからよしとしよう。腹音鳴らしさんのグルールにフブルスプくんの青が加わってティムールカラーに。戦闘能力はかつての「怒れる腹音鳴らし」を踏襲し、土地を捨てることで火力を飛ばすギミックがそのまま採用。そこにフブルスプくんの方向感覚が加わり、いざという時は自身を「道迷い」(だいぶ迷う版)でライブラリに避難させられる。……腹音鳴らしさんはこの協力関係で納得してくれるんだろうか……。とりあえずリミテなら鬼なのはいつも通り。構築でわざわざこれ使う必要はないかな……あ、私が愛用してる「五者会談」デッキでは採用するかもしれません。
 
 
捕食の伝令、グリッサ/Glissa, Herald of Predation
 結局この子だけは救われなかったわねぇ……。ヴォリンクレックスの死亡が確定してるので、彷徨えるミラディン次元に残った彼女が新たな何かを興したりする展開もあったり……しないかな。彼女も最終的に死んでるかしら。さておき、前作「グリッサ・サンスレイヤー」から2マナ重たくなり、お家芸の先制+接死コンボも喪失。かなり立ち位置は変わってしまったが、もはや自分で戦場に行く必要すらなく、裏から指令を出すだけで戦場にどんどん脅威を送り込めるようになった。ここから「培養デッキ」にしてもいいし、ファイレクシアンデッキの総大将を務めても良い。最後まで骨太でつよかおなごじゃった。
 
 
光素を漁る者/Halo Forager
 光素ってことはニューカペナの住人なんだろうが、あんまりその印象は無いカード。やってることはそこそこ「瞬唱の魔導士」であり、違いはこいつ自身が瞬唱より1マナ重いのでフラッシュバックがやや取り回しにくいことと、瞬速がなくなったこと。あの伝説のレアと比べたらアド要員としては当然弱くなっているが、代わりに3マナ3/1フライヤーという、青の活躍しやすいステータスを手に入れて別方面のアピールができている。「ヴェンディリオン三人衆」や「厚かましい借り手」など、このステータスのフェアリーで大活躍した先輩が多いので案外期待がかかりそう。まぁ、先輩方はみんな瞬速を持ってたという差はあるが……。
 
 
新ファイレクシアへの侵攻/Invasion of New Phyrexia
ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir
 全部大ごとな気がするバトルカードの中で、「注目のストーリー」になっているのは(今のところ)これだけ。テフェリーがザルファーの大軍勢を率いて一気にポータルから駆け込み戦局を決定づけたまさにクライマックスである。白青の騎士ギミックのサポートになっており、一気に2/2が生まれる様子はかつて活躍した「ベナリア史」を思わせる。人海戦術のキーとなりうる1枚だ。そしてこのカードはバトルの面白さの一端を表しており、やろうと思えばX=0で出すことも可能である。騎士トークンが出ないのでなんの意味もなさそうだが、それだけ早くバトルを仕掛ければ裏返すチャンスが増える。裏のテフェリーを本命と狙うか、単なるトークン量産カードとして使うか。その辺りも判断が試される。まぁ、大量にトークンを出して次のターンからそのトークンで包囲すりゃいいという話ではあるが。テフェリーの方は今更説明不要の強さ。まぁ、今回はなかなか登場するのも大変そうだし、これまでのテフェリーよりは悪さをせん方のカードだろ……(と思いたい)。
 
 
伝承師、クイントリウス/Quintorius, Loremaster
 ストリクスヘイヴンのまったり担当、クイントリウスくん。あまりの学者肌だったもんで軍学校を辞めさせられ、研究者の道を進むことになったのんびりだけど頑張り屋さんである。前回のクイントリウス君とマナコストは同じだがレアリティアップの恩恵でサイズが一回り大きくなり、墓地を利用するロアホールド流の戦力増強術も健在。あの次元では一般的だった3/2のスピリットトークン、こうして単体で出てくるとなんか変な感じするな。そして呼び出したスピリットを元の呪文に戻すこともできるというのが今回の大技で、8マナ9マナのどでかいカードを追放しておけば、わずか3マナでそれが唱えられちゃう。単なる増員用のリクルーターとしても使えるし、コンボ要素も見込めるなかなか面白いレアに仕上がった。ちなみにMTGWikiにはすでに彼のVSファイレクシア戦の顛末がまとめられており、最終的に「リリアナはクイントリウスがPWの灯に目覚めたかもしれないと思った」らしいです。ゾウさんPW、楽しみですね。
 
 
ズルゴとオジュタイ/Zurgo and Ojutai
 このタッグもアツいですねぇ。オジュタイが白青、ズルゴは一応コラガン氏族だから黒赤だが彼単体だと赤。その2者が合体すると、なんと時間を超えてジェスカイカラーが実現した。ズルゴ君はこの時代では鐘撞き業務の下働きのはずなのだが、オジュタイさんのお眼鏡に叶うってことは、やっぱりサルカンとやり合ったポテンシャルは健在だったってことなんでしょうかね。オジュタイの持つ限定的な防御能力は今回「1ターン限定」になり、ズルゴの与えた速攻と組み合わせて弾丸クリーチャーに生まれ変わった。ドラゴンの戦闘ダメージによってアドをもらえるの持っていたそのまんまだが、今回はさらにそこに「ダメージ与えたらドラゴンを戻してもいいよ」という不思議なボーナスが追加。これにより、「オジュタイ出る、殴る、アドとる、戻る」のサイクルが形成され、1ターン限定の呪禁が無限に延長されることに。この「出て戻る」がズルゴの持っていた疾駆能力を焼き直した結果というのがまた面白い。テキストにするとややこしいけど、使ってみれば「なるほど確かに協力してんだ」と分かりやすい、愉快なデザイン。
 
 
侵略樹次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree
 ファイレクシアの次元侵略の要、わざわざヴォリンクレックス君が不完全な次元転移まで使ってボロボロになりながら持ち帰ったカルドハイムの世界樹の雫から生まれた超巨大樹である。ただ、もはや土地でもなんでも無い「アーティファクト」になってるあたりがファイレクシア流。実は上の能力が「石臼」の上位互換じゃん! というので取り上げようと思ったのだが、そんな目的で使う人間はあんまりいないだろう。そして、後になって気づいたが下の大技能力って色を失って邪悪になったけど本家「世界樹」の能力の焼き直しなのね。こういう細かいネタ回しは好き。
 
 
過去と未来の剣/Sword of Once and Future
 はい、あっさりと最後の1本が出てきましたね。これにて友好色剣サイクルも無事に閉幕。次があるとしたら3色剣とかになるんでしょうかね。まぁ、ミラディン次元が裂け目の彼方に消し飛んでしまったので、もう再訪は叶わないかもしれないけど。青黒剣は全体的に「ディミーアっぽさ」が出るようにまとめられており、諜報はまんまだし、そこから墓地利用してのアド構造も青っぽい堅実な作り。ただ、雑に殴ればアドになっていた赤緑剣と違ってこちらはある程度デッキの中身を調整する必要はある。早くて軽いタイプのディミーアって、うまく機能するかしら?
 
 

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