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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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SANDA」 6→7

 またうっかり、最終話の感想で満足して総評を忘れるところだった。まぁ、毎週感想は書いていたので追記する要素はあまりないのだけど。

 話題作にやや乏しく、ちょっとのめり込める作品が少なかった秋クール、そんな中でも輝く筆頭候補がこの作品となった。原作ありの作品は原作を読んだか読んでないかでずいぶん印象が変わってしまうので、今作においても原作ファン目線でどのように受け止められているかは定かでないが、初見の身からすると非常に刺激的で満足度の高い映像化だったと思う。ちなみに、映像品質に不満がなくても原作が既読の場合にちょっと視聴時の真剣さが薄れて評価が下がってしまう場合があるのは悩ましい問題だ(今期だと「シンデレラグレイ」や「SPY×FAMILY」あたりが原作既読だったのでちょいと視聴姿勢が雑になってしまっている)。

 「BEASTARS」で知ってその魅力に引き込まれた板垣巴留の世界。今作でも独自のセンスは大爆発しており、「サンタクロース」というなんとも幼稚くさいメインテーマを設定しているにもかかわらず、そこから出てくる世界設定やストーリー展開がなんとも刺激に満ち溢れている。「サンタを主人公にしたバトルもの」と言われて、例えば「ソリなんかを武器に使うんじゃない?」とか、「赤い服を着たら変身するなんてのはどうだろう?」くらいなら平凡な頭でも浮かびそうではあるが、そこから「子供の願いを叶える存在ってことは、子供が敵だったら大苦戦するよね」とか、「子供との恋愛関係を主軸に考えてみようか」までいくとだいぶ危険な領域に入っていくし、「こうして子供を描くの主目的になるなら、いっそ子供と大人の違いを考えて、それこそが核となるディストピアを描いてみよう」までいくとだいぶイカレてやがる。次々に飛び出す不穏な設定は、刺激的でありながら、なぜか腑に落ちて「考えさせられる」設定になっている。このクリエイティビティはとんでもないものだ。

 そうしてひねくり出されたトンデモ設定だけでもお話は面白くなりそうだが、「BEASTARS」の頃から存分に発揮されていた原作者の文学的なセンスがこれをさらに加速させる。いや、「文学的」とか言ってもあたしゃそれを評価する道具立てなんて持ち合わせてないので「なんか好き」ってだけなのだが……これ、ここで書くことかどうかはわからないのだが、私は何故か昔から「女性の描くストーリー」がやたら刺さる傾向にある。アニメに傾倒した後で考えてみても、シナリオ構成で高く評価している人物といえば岡田麿里、山田尚子、そして原作者ならなんと言っても武田綾乃。ワードセンスの素晴らしさであれば「やが君」の仲谷鳰にも痺れたものである。これが偶然なのか、単にそういう記憶だけを都合よくピックアップしてるだけなのかは定かじゃないが、この人の「寓話」の描き方は本当に機知に富んでいて愉快だと感じている。これはとても幸せなことだ。

 そして、そんな愉快な物語を鮮やかに彩るのはサイエンスSARUによるアニメーションである。ひと昔前までは湯浅政明氏の悪ふざけの本拠地みたいなイメージだったスタジオだが、「平家物語」「ダンダダン」など、着実に実績を重ね、今や「個性的」では終わらないだけの実力と実績を伴った気鋭のスタジオへと進化している。今作においてもどこかユルさを含んだ以前からの「らしさ」を残しつつ、原作の狙いを忠実に拾い上げた見事な「ダーク童話」の世界を生み出している。やべぇ奴らしかいないこの世界、不思議と憎めない印象になり、適宜絶妙なポイントで笑い、泣けるのはアニメの力が大きいだろう。本当に、恵まれたマッチングであった。こうしてみると、板垣巴留はオレンジに続いてこのスタジオに任せているわけで、なんとも豪運な星の下に生まれた人物であることよ。……お父さんの方のアニメは……まぁ……ね(1つの作品が長すぎんねん)。

 さて、2期はあるんでしょうか。無いと困るぞ。あたしゃ原作読んだ方がいいんか? 我慢した方がいいんか!?

 
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「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」 4→4

 意外かもしれないが、N話切りを回避して最後まで視聴するに至ったなろう作品である。まぁ、毎クール全てのなろうを切ってしまうとなろう観測が完全に終わりを迎えてしまうので、何本か「耐えて」視聴しようという意識は少しあるのだが、今作はそこまで「耐え」の意識はない。まぁ、だからとて面白かったかと言われたら色々と考える必要はあるのだけども。

 今作の最大のセールスポイントは、いわゆるなろうとは方向性が異なっていること。主人公のロリっこは冒険もしないしモンスター討伐も(あんまり)しない。魔王もいなければダンジョンでレベル上げもしないし、巨乳の奴隷をはべらしてハーレムを作ったりもしない(まぁ、ロリっ子だし)。初っ端から「父親の実家に帰って身内の問題解決」というよく分からんところからスタートしたし、その後も国家レベルでの医療体制の改善という目標設定は、ベーシックなろうの中では外縁に位置するジャンルであろう。まぁ、もちろん医療ものも過去に何本かアニメ化されているので「新ジャンル」ってわけではないのだけど(残念ながら既存の作品のタイトルすら思い出せないのでここで例示できないが)、与えられたトンチキな出自の設定と、そこからのドラマ展開がテンプレからちょっとずつずれているおかげで、「一応考えて作られた物語ではあるな」くらいの認識にはなったのである。

 惜しむらくは、やはりヒロイン・エレンの「元素を自在に操れる」は設定としてやりすぎというか、作者自身もコントロールしきれずにふわっとした扱いになってしまった。「元素を扱える」はイコール世界の全てを自在に御することができることになるはずなのだが、そこまでの異能を炸裂させるわけではなくてせいぜい化学室の実験の延長線上でのみ何かをやろうとしているのは逆に「転生者」の常識が限界を規定していたせいなのだろうか、結局は現代科学知識マウントを取るにとどまり、「使っている道具立て」自体は既存のなろうフォーマットからはみ出すものにはなっていない。まぁ、そこはなろうという媒体事態が求めているものが決まっているので動かしようがなかったのだろうが……この設定とストーリーの方向づけができるなら、きっとなろうテンプレを使わずとも物語は作れたんじゃないかな、という残念さがある。いくらか発展的な「残念さ」ではあるよ。

 加えて、「無限ガチャ」に続いてこちらもJ.C.STAFFの作画ということで要所でのキャラデザの締め方もいくらかプラスに計上してもいいだろう。ただ、なんかモーションの付け方にちょっと癖があるというか、なんか既存のツールみたいなのを使ってる感覚はあったのだが……この辺は各アニメスタジオがどういう処理機材を導入しているのか分からんのでなんともいえない。大手スタジオは、今後どういう画面の構築を目指していくのか、ちょっと気にはなるところですな。

 
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「ガチアクタ」 6→5

 ごめん、先に白状しておくと、あんまり真面目に観られなかったです。おかげで評価軸を見失ってしまい点数を下げざるを得なかったのですが、これは多分に私自身の責任な可能性があります。ファンの方には本当に申し訳ない。「途中から雑に観てるくらいなら視聴やめるか、せめて評価文なんか書くなよ」と思われるかもしれないが、記録の意味で何かしら出力せねばならない性分なので、そこだけご容赦願いたい。

 「いや、もしかしたら雑な視聴姿勢になってしまった理由が作品にあるのかもしれないぞ?」という目線でマイナスポイントを検討しようかとも思ったのだが、胸に手を当てて聞いてきたところ「……放送スケジュールが過密すぎる土日の最終盤に放送してたもんで体力的にキツかっただけだな……」という結論に。今期はさ、感想執筆作品が土日周りに集中してたもんで、まともに処理しきれなかったのよ。そんな中での「まぁ、感想書くほどではないか」作品はどうしても集中力が続かない。これは作品の責任じゃなくて私の視聴姿勢が悪いだけなのである。……本数はある程度削ったし、一昔前ならこれくらいの情報量は集中して処理できたものだが……加齢で体力が減衰してるからなぁ……。あと、もしかしたらおっさん世代でもいわゆる「ショート動画症候群」みたいな症状で集中力を削がれているのかもしれない。最近、アニメ見ててもどっかでPCいじりたくなることが増えた気がするし……由々しき事態である。どこかで療養したい。

 閑話休題。単なる愚痴と弁明に終始して今作の感想ゼロは流石にまずいのでちょっとずつ触れていくと、個人的には今作は「桃源暗鬼」と同じカテゴリに入ってるんですよ。少年漫画原作で、ダークテイストの能力バトルもの。主人公が「堕ちた」立場というのも共通している。そして差分があるとしたら、「桃と鬼」というヘンテコな設定で簡単な二元論にまとめた「桃源暗鬼」と異なり、こちらの作品は世界設定に複雑な部分が多く、オリジナルの用語も多ければ物語に絡む勢力の数も単に2つでは終わらない。その辺のちょっとした複雑さは、普通なら「色々な刺激があるなぁ!」という面白みにもつながるはずなのだが、上記のような集中力が欠如した状態だとちょっと追いかける時の負担になってしまった。キャラの数もかなり多く、どれが誰だったか分からなくなっちゃうと週一の視聴スケジュールでついていくのも大変である。

 ……いや、でも普通に考えたらそれって「いい要素」だよな……キャラの濃さとか、変態的な性格描写のクドさは普通に魅力的には映っていて、だいぶ思い切って露悪的なキャラも描いているのに、最初から「ダークに描くよ」っていう前提でスタートしているので余計なまでの暗さになりすぎず、それなりのアツさになったり、ギャグに転化できたり、設定を作り込んだ分の見返りはあった作品な気がしている。加えて地下世界のドロドロとした暗さや「ゴミ」の汚らしさといった作品のキーポイントは映像としてしっかり表現されているし、アニメとしてのクオリティはどちらかといえば高い部類。そう思うからこそ、冒頭で「ファンの人、ついていけなくてごめんなさい」という謝罪が先に出たのである。

 現状、2期の制作も発表されているし、反省と対策として原作にあたっちゃうのはありかなぁ、とは思っている。……ここで「録画分を見直す」っていう選択肢を選べないあたりが私の弱さだな……。

 
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「ウマ娘 シンデレラグレイ(第2期)」 ―→6

 続編の報は無しだねぇ。ま、原作も完結ならこっちだって最後までやってくれることでしょう。まぁ、そうなるとあと何クール必要になるかよく分からんが……。

 そうして「次がありそう」だと思ってる分、今期だけでの評価は下しにくいが、引き続き、ドがつくストレートなウマ娘アニメとして不満は無い。前身となるオリジナルアニメの方の1期2期のような「太く短く」展開される媒体では無いので単発でのインパクトには欠けるが、だからとて手を抜いているわけでもなし、1つ1つのレースについては充分に見せ場を作ってくれていた。オグリの物語はどうしても「負けシーン」の重みが強くなりがちなので今期も鬱々とした展開は長かったが、それだって納得感を持って描いてくれているし、オベイやタマモといったライバルキャラが輝いているので「打ち負かされた」というよりは「群雄割拠」というイメージの方がしっくりくる。シリーズが長くなればなるほどキャラが増えて印象が散漫になるリスクがあるが、本作はちゃんと焦点を絞って「見せ場」ならぬ「見せバ」を作ってくれている。この調子で最後までやってくれるなら原作付きのアニメ作品としては充分な成果だろう。

 個人的には有マでのディクタさんがほんとに勇ましくて好きなんですよね。ウマ娘って作品は純粋に「速い奴が勝つ」だけなのでそこにどれだけ理由をつけたところで勝った奴は「勝った奴」なのだが、その分、負ける側のドラマにこそ作り甲斐がある気がするんですよね。ディクタさんは最後まで格好良かったし、その精神に「負け」はなかった。こういうドラマが見たいのですよ。

 ラストは次なるフォーカス、イナリワンの登場で幕引き。まぁ、あるでしょ、次も。

 
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 みんなビジュいいじゃん、第12話。ポッと出の
小野Dキャラがあまりに小野大輔で笑ってしまった。

 なんか少年漫画みたいな正統派のラストバトルに発展したぞ。まぁ、味方はまだしも敵側パルミア教にこれまで大した設定もなかったもんだから、せっかくの中ボスポジションが「ポッと出の小野D」と「なんかデバフかけてくるジジイ」しかいないのがもったいないけど。以前の接敵の際にも登場した鞭使い日笠がザコ臭しかしないのがどうにももったいない。ほんとにテレネッツァだけの単独軍なのだなぁ、とちょっと寂しくもなろうというもの。それでも3つの戦局でそれなりに善戦してるように見えるのだから頑張ってはいるのだろう。一応「致命的な罠」を多数しかけていたのでそのあたりを戦力カウントしたかったのだろうが……まぁ、分かりやすいチート主人公だから……「罠にはまって踏み潰す」はどこで使われたキャチコピーでしたっけね。

 回廊を抜け、まずはホーリーオーダーズと敵モブ兵隊の集団戦闘。ネームドキャラとしてはこっちにはナナカとディオスが加わっており、ディオスさんは以前のエルフ族との交渉でメインウェポンを失っている状態。ナナカも洗脳状態が解けてないはずなので不安は残ったが、後になって敵さんが解説してくれたところから推察するに、急に裏切って暴れだす、みたいな仕様にはなってないっぽい。それでもデバフジジイが強かったもんで危うく戦線が瓦解しかけたが、すんでのところでサーニャへの権能受け渡しが間に合って形勢逆転。聖女の力は本当に便利。そしてそれを取り返せちゃうクロノアの加護が単なるチート。

 第2ラウンドは珍しく単身で矢面に立ったジュリアスによるイケメン対決。単騎でも充分戦えるくらいの戦力は持ってたはずなのだが、これまで王子という身分のおかげであまり前に出てこなかったジュリアス。ただ、その本心としては「スカーレットが人をぶん殴るところがみたかったのに」と今回吐露していたのが本音だろうし、単に自分で戦うのがめんどかっただけなのだろう。もったいぶって登場した敵相手にもさしたる苦戦もせず、ワンサイドゲームであっさり勝利。ただ、敵さんも真っ向からぶつかる気はなく、テレネッツァによる魅了の強化と空間転移のための仕込みを狙ってあれこれやっていたらしい。多分ナナカからの連絡手段なんかはなかったはずなので作戦が上手くいってたかどうかは確信できなかったと思うのだが、それでも勝負にベットできるのはこいつ自身もテレネッツァに操られて心酔しきってたからなんだろうな。

 そして最終戦は当然「転生主人公」VS「悪役令嬢」のマッチメイク。今回はキャラ作画もよくてスカーレットさんの悪辣とした様子が画面映えしており、「ジジイぶっ殺す」だのなんだの、どう考えても正義の主人公とは思えない言動と、血飛沫を浴びる冷笑フェイスのおかげで「鮮血姫」の二つ名がよく似合う。こんな悪役に負けちゃだめだ! とテレネッツァを推したくなるパルミア教徒たちの気持ちも分からなくはない。

 余裕で待ち構えていたテレネッツァだが、事前にクロノアと面談してパワーアップしていたスカーレットの速度は計算外だったのだろうか、あっさりと神の力を奪い返され、さらに顔面を地面にゴオオオォシューーーッ! されるという、およそ女性どうしのキャットファイトとは思えないガチバトルでドン引き展開。そんなんされて平然としてる女の子なんているはずないやろ、と思うも、テレネッツァさんも「転生ヒロインはこんなところで負けない」という自信があるのだろう。圧倒的なフィジカル差を見せつけられても心折れる様子はない。

 そして登場する洗脳ジュリアス。そしてそんなジュリアスをようやく堂々と殴ることができるという歓喜に打ち震えるスカーレット。ここまでは想定内。そして多分、ジュリアス自身もスカーレットと堂々とじゃれ合うことができるようになって喜んでるだろうということまでは想像できまして……この王子はさ、洗脳されてないのにおふざけで操られてるフリくらい平気でやるよね。スカーレットをおちょくるためにそれくらいは余裕でやるやつだよね。さて、果たして本当に洗脳されているやら……。

 ま、ことの真偽は来週ですね。最終回はどんな痴話喧嘩が待ち受けているのだろうか。

 

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 いいギャルゲーやないけ……第11話。やっぱ主人公に「繰り返しプレイ前提のギャルゲ主人公」の自覚があるとプレイがスムーズでいいですよね。

 今回は人狼ゲームがサラッと終わったのでまずはそちらの結果から。

 

・第12卓(11話)9人2狼 ユーリ:共有

ククルシカ釣→ジョナス噛→しげみち釣

初日 しげみちとレムナンが占CO 

2日目セツが霊媒CO →結果● 

人狼:しげみち、ククルシカ 

占:レムナン 霊媒:セツ 騎士:夕里子 勝敗○

 

 9人2狼で共有ありなのでグレー幅がかなり狭い、引き続き狼が窮屈なレギュ。ただ、共有はいわゆる「共有者」設定ではなく、ゲーム開始時にGMからアナウンスが入る形なので、うっかり初日に共有襲撃で詰むとかいう盤面は無いのが救いなような、そうでもないような。村側も余縄多くないから普通に成立する盤面か。今回の2-0盤面も、初日縄回避できれば2日目から占ローラー入って(出来れば2日目に黒出した方から釣って)最終日に決め打ち。もしくは2日目黒が出たならそっちから釣って翌日決め打ちも可能。ただ、完グレが狭いので黒出しはかなりリスキーな状況なのよな。

 今回は残念ながら初日にククルシカがCO無しで釣られてしまい、COしたしげみちだけが残ったので狼側の負け確盤面。夕里子が検討した「セツ・レムナン狼」パターンも縄余裕があるからケアできてしまう。狼としては初日になんとかして霊を噛む以外に勝ちパターンがなかったので御愁傷様であった。ちなみに余談だが、セツはやたら高確率で霊媒を引く傾向にあり、過去に霊媒があるレギュは5卓行われているが、なんとうち3回がセツの霊媒である。これがほんとの人狼ゲームだったら生存日数が短めの可哀想な奴だ。あと、しげみちもそれなりに狼を引く確率が高い気がするのだが、今回はよりによってククルシカとの2狼。初日内通で絶望したんじゃないだろうか。

 さておき、今回は人狼なんて割とどうでもよくて(え?)、明確に「SQルート」のお話。こないだのククルシカのくだりあたりからはっきりと「情報収集」のルートどりを意識し始めたユーリくん。目線は完全にフラグ回収を目指すギャルゲプレイヤーのそれであり、「初日ククルシカ釣りとか、ルート分岐でねぇじゃん!」と悔しがったりするあたりはもう1回1回のループごとの運命はそっちのけの神の視点である。

 しかし、そんなドライなプレイスタイルに待ったをかけるかのように、我らがSQちゃんが艶かしくアプローチをかけてくれる。都合の良い共有設定のおかげで初めてSQを疑う必要がなくなり、相変わらずのらりくらりした態度の奥底に潜む彼女の真実を探っていく。まぁ、初手でコミュニケーション間違っちゃうあたりはまだまだユーリンちーも慣れてるとは言い難いが。持って生まれた堅物根性のおかげで、ちょっとずつSQの内情に迫ることに成功した。

 ククルシカの正体もまだ分かってない状態なのでこの世界の技術レベルは確定的なものではないが、なんと「人形」に続いて登場したのは「クローン」。単なる製造番号で呼ばれていたという衝撃の事実が明かされたSQだが、さらに「そのオリジナルがレムナンの『飼い主』である」「ループによってオリジナルの記憶や性格の引き継ぎ具合が違う可能性がある」などの刺激的な情報がザクザク出てくる。バグで豹変したククルシカと同じように、ループごとにキャラクターに付与されるパラメーターが「狼/村」以外にもあるとしたら、それらを全て精査していくのはとんでも無い作業量になりそうである。

 とはいえ、SQの場合はデフォで友好度が高い人物ではあるので、接し方さえ間違えなければ都度関係性は構築しやすそう。なんなら次に彼女がグノーシア化した時に「クローンの身の上でありながら、グノーシアの力を得たらこれからどんな生き方がしたいのか」をインタビューしてみたい気もする。そうなんだよな、このゲームってこないだの沙明の時みたいに、グノーシアどうしになって内通できるタイミングが一番情報得やすいのよね。次のお友達は誰になるでしょうね。

 人狼要素の重要性は下がってきたが、それに反比例してアドベンチャーゲームとしての面白さは着実に上がってきている本作。SQちゃんとの絡みだって、真に迫ったコミュニケーションは今回の30分だけのはずだが、これまでのちょっとずつの積み重ねがあったおかげで案外深い繋がりができたように感じられる。これこそがまさに、ループを繰り返す中で「知識」を蓄えていくプレイヤー目線の成果である。最初は珍妙だと思っていたこの設定、案外うまいことできてるもんですね。

 
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「友達の妹が俺にだけウザい」 4→5

 意外や意外、これはね、成立した作品なんですよ。

 世の多くの人がそう思ってるだろうし、私の第一印象もそうだった感覚に「『だんじょる』と同じノリの作品じゃないか」というものがある。あまりに鈴代紗弓の影響が大きすぎる気もするが、メインヒロインの「ウザさ」を主軸にストーリーが進行し、くっついたり離れたりしながら、最終的に「ウザいけれど放っておけないアイツ」に収束していくラブコメラノベなのは事実。そして「だんじょる」は別に面白くなかったし、特にヒロインはウザさがマイナスにしか働かずにずいぶん損をしていた残念な作品になった。

 対して今作は、入り口こそ同じように「うわ、ウザっ。なにこのムカつくヒロイン」からスタートしたが、そこでヒロインの属性付与が終わらず、いかにもラノベらしいファンタジックな属性を盛って盛って盛った。イロハの持つ属性の数々は現実感も無いし、いかにもな「ラノベらしい設定」ではあるのだが、「過度なウザさ」というマイナスポイントをプラスに転じさせるためには、それくらいの無茶が必要なのだ。現実感なんてさして重要じゃない。とんでもない才能を持つヒロインが、とんでもないプロデュース力を持つ主人公と出会い、互いの才能を認め合いながらも素直にコミュニケーションが図れずに青臭い恋愛を重ねていくという構図だからこそ成立するのだ。好きかどうかと言われたらちょい悩むところだが、「成立しているかどうか」と言われたら、このラノベは成立している。

 三角関係の描写に関しても模式的に分かりやすい設定から入り、メインヒロインが「本当は真面目だけど素直になれずコミュニケーションでウザい」タイプなので、サブヒロインの真白の方は「対面するとクールだがネット上ではコミュニケーションがややこしい」になっている。まぁ、巻貝なまこ先生の設定は流石にやりすぎというか出来過ぎではあるのだが、わざわざアニメ化して茶化したくなるくらいの関係性なんて、これくらいに荒唐無稽でコミカルな方が見応えがあるものだ。歯の浮くような台詞とか、ラノベらしいキモい言い回しだって、世界がそういう風にできているというなら漏れ出てもしょうがない。適材適所で、「ラノベらしい舞台設定」があるという感覚。この規模感は妙に「腑に落ちた」。

 まー、単に私の「ラノベ観」が古臭いというだけなのかもしれないが、少なくともなにかしらの筋立てを立体的に組み上げようという脚本の意図はちゃんと感じ取れたので、それだけで評価すべきだという判断である。

 多分、今作の作者はやっぱり「物語が書ける」人なのだと思う。まぁ、僕は「義妹生活」の方が圧倒的に好きな作品ですが、それはアニメの演出方向もあるしね。そこそこのスタッフと大して期待できなそうなスタジオから出てきたアニメとしては、充分な成果物だったと思うよ。唯一の心残りがあるとすれば、「どんなキャラを入れたとしても全部鈴代紗弓にやらせろよ、それくらい出来るだろ」です。まぁ、中の人に頼りすぎちゃうと「それくらい真白(の中の人)もできるわ」っていう妙な対抗心が出てくるからな……。

 
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 おんなじところをグルグルグルグル……第12話。それだけこの世界のノッカーというのはどうしようもない問題ということでして……。

 数百年の歴史を超えた「ノッカーどうする問題」。考えれば考えるほどに手の打ちようが無くてフシは追い詰められていく。いや、そもそも考えようとしてもフシは世界について、特に現代についての知識が乏しすぎて、まさかのデータ消去のためにパソコンを物理的スローイングしちゃう始末。結局、あのPCは最終的にどうなったんでしょうね……。無事にイズミさんの黒歴史が消えてればいいんですけど(そんなものはない)。

 結局「正義の反対は別の正義」とまではいかずとも、現代ノッカーが厄介なのは「フシが討滅しなきゃいけないほどの悪行を(表向きは)行っていない」という部分である。現代人に迷惑をかけずに共存共栄しましょうよ、という旨はすでにミズハノッカーから伝えられている通りだし、その先にノッカーの最大目標があったとして、現時点でフシがそれを断ずる術はない。今にして思えばみもりの件だって割とグレーゾーンで、みもりノッカーが積極的にフシを殺しにきたから正当防衛気味の大義名分がやや成立したが、それだってひろとしという外付けモチベーションがあるのが大きかった。先ごろ挫折したイズミノッカー討伐については、「誰一人それを望む者がない」という理由で失敗しているわけで、もはやどれだけ「ノッカーの殲滅」を目標に掲げたところで、目的が空回りしてしまっている状況だ。それでも大目標が変えられないあたり、フシの積年の苦労が偲ばれる。

 そんなフシに唯一ともいえる味方がいるとするならば、それは間違いなくユーキである。ちゃらんぽらんで迷惑しかかけてこなかったクソガキであるが、オカルトマニアという属性もあり、現代ノッカーの侵攻計画について、知識ベースで肉薄できているのは案外彼なのかもしれない。ノッカーが地球上に蔓延ってしまっている現状、自分たちの動きを極力悟られぬよう、フシとの新たな連絡手段を構築してみせた発想はなかなかのものである。まぁ、それが本当に必要なのか、そして有効なのかもよく分かっていないが……フシはユーキ以上に頼れる存在がないというのが現状。そして、そんなユーキの推論はくろいのことサトル少年の危機を報せる。駆けつけた襲撃現場でサトルの現在の意思を確認するフシ。何度きいたところで、やはりサトルがノッカー討伐に乗り気でないことは変わらない。フシからしたら「俺をこんな風にしといて勝手に逃げるな」なのだろうが、サトル目線では「終わっちゃったこと」なのだからしょうがない。こちらの議論も平行線で、やはり生産的な結果は得られない。ただ、その過程でしれっとフウナノッカーをぶっ殺しており、こんな状況でもまだまだ観測者の特権が強力であることを見せつけてくれる。そりゃフシからしたら更なる「ふざけんな」案件だろうが。

 フウナノッカーの消滅は、またミズハまわりに波紋を投げかけそうだが、惑星規模の問題と、中学生の人間関係の問題が同時に降りかかってくるアニメ、なんとも珍妙である。

 

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○「青のミブロ 芹沢暗殺編」 ―

 読売のスケジュールはよく分からない。ひと足先に終わりを迎えた「ヒロアカ」の後枠として、土曜夕方がさっさと次の番組へと切り替わったのである。これまで新番組が1〜2週遅れでスタートする「後発」スケジュールは普通だったが、「先発」する例というのはあまり記憶にない。こうしてスケジュールもだいぶフレキシブルになったのは自由度が増したことの表れととるべきか、それだけ「テレビのシーズンスケジュール」の重要度が低下して雑になっている兆候ととるべきか。おっちゃん世代はやっぱテレビ文化が衰退するのは残念ですけどね。

 いや、放送されてるんだから衰退もなにもないけど。今作においては「2期が一足早く始まるぜ!」と言われても「はぁ、そうですか……」くらいの感情しか湧かないのが残念なところ。前枠のヒロアカとの差が凄まじくて悲しくなってくるが、これぞ作画の格差社会である。前作の放送は今年の3月までだったので3クールの間を開けての再開ということになるが、せっかく充電期間をもらったのに1話目から作画は平常運転。初っ端から「作画に期待すんなよな!」ということを全霊で伝えてくれる親切設計である。今期は1クールか2クールかは知らんけど、スケジュール次第では切ることも検討しつつでお付き合いするしかなかろう。しかし、「芹沢暗殺編」ってサブタイになってるのはちょっと気になるのは事実。あたしゃ新撰組関係の諸々の知識は「るろうに剣心」が全てなので、あんまり個々のヒストリーを知らんのよね。どこをどう巡って暗殺されることになるんだろう。気になるような、そうでもないような(向学心)。

 
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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