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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「シュガーアップル・フェアリーテイル(第2期)」 ―→5

 致命的なジョナス不足……いや、多分世界中探してもジョナス成分を求めてる人間なんていやしないだろうが。

 ジョナス成分が減った分、さらなるイケメンの数が一気に増えて工房内はさながら逆ハーレムの様相。そんだけアンが主人公として(職人として)魅力的な人物だったということなのだろうが、結局1期から通じて「なんでアンはそんなに評価される職人になったんだろう?」というのがピンと来なかったのは懸念材料。いや、そこはもう1期である程度了承されてるだろ、という話も分かるのだが、こんだけ有能な職人がたくさん出てくる展開になると、その中でアンだけを差別化する要素がちょっとは欲しかったなぁ、と思うわけですよ。ほら、そうでもしないとジョナスだって納得してくれないだろうし(ジョナス中心主義)。

 でもまぁ、アンが困っているタイミングで転がり込むようにして再登場したジョナスがすげぇ都合よく使われた上で一応は「一番の幼馴染なんですけど?」みたいなツラで立ち回ってたのはちょっと笑えたから許してあげよう。それ以外の要素としては、今期はとにかくシャルの表情が曇りっぱなしで、赤毛のあいつ(ラファル)のせいで最強妖精だと思ってたやつが単なるイジメの対象になっている図はなかなかにフラストレーションが溜まりましたね。最後の最後まで「妖精って差別され続ける存在なんだよなぁ」という今作最大のテーマ設定もすっきりした解決は得られないまま。まぁ、そう簡単に解決するような問題設定じゃないし、原作は続いているのだからそこは3期を待つしかないということなのだろう。いや、多分3期でも世界は変わらないと思いますけど。

 で、結局砂糖菓子ってなんだったんでしょうね(そこが一番分からんのはどうなんだろう)。

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MIX MEISEI STORY〜二度目の夏、空の向こうへ〜」 ―→―

 ごめぇん、これについてはもう、パスさせて。正直もう、分からんかったんよ。都合4クール分も観てきて、最終的な感想が「分からん」ってのはほんと申し訳ないのだが……。

 事情はどっかで説明した通りなのだが、私はあだち充作品ってのをほとんど履修せずに生きてきた人間なのです。漫画で読んでたのって、多分サンデーを毎週読んでるタイミングなんだろうけど、いったいいつの時代だったか……あだち充のこの作風のおかげで、いったいどの作品を読んでいたのかもおぼろげである。1つだけ確実なのは「タッチは全く観ていない」という事実で、有名なあのくだりにしろ、「よくアニメ特集番組とかでやってるよね」くらいの知識であって、実物がどんなもんかはよく分かってない。その後の経験からなんとなく「あだち節」みたいなものは了解したつもりだし、多分「クロスゲーム」だったかはアニメで一通り観ているのでなんとなくは知ってるんだ。

 でも、今作は「タッチ」を知らないと多分ダメな作品だった。1期分だけだったら「なんとなく明青学園とかいう言葉は出てきてるけど、新世代は新世代なんだから大丈夫でしょ」くらいの心構えだったんだが、今期の展開については……何が何やら。演出の方向から「多分こいつがタッチで何かしてたんだろうなぁ」くらいのことはニュアンスとしては伝わってくるが、そのニュアンスを掴んだとて、知らない人間には感じ取れない要素が多すぎる。あだち充独特の「匂わせるくらいの空気感」演出もそういう意味ではマイナスに機能してしまい、あれもこれも「はっきり言わないで伝えてくる」もんだから、「多分……そういうことなんだろうけど……」と思いつつも確証を得られないままに話が進んでしまうと、結局どんどん指の隙間から情報が溢れていって、残っているのは残滓のみ。これじゃぁまともにシナリオラインを鑑賞したとは言えないだろう。

 こればかりは不充分な体制で試聴を始めてしまったこちらの落ち度ではあるが……どうしようもないわ。結局、私は「サンデー誌上の伝統芸」とは魂の奥底で分かり合えない星の下に生まれたんだろうなぁ。

 

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「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」 4→5

 勝手な予断とは別方向に話が伸びていったことを評しての点数。お話として面白いのかと問われれば疑問の余地はあるが、少なくともこれまで観てきた「悪役令嬢もの」の中では一番納得感があったし、嫌悪感が無かった。ほんと、タイトルさえもうちょいなんとかしてくれれば、普通の王宮ファンタジーとして視聴者層も広がりそうなもんだけど。

 私が「悪役令嬢もの」について抱えていた疑問は新番チェックの時にも提示しているのでそっちを確認していただければいいのだが、もっかいざっくり書いとくと、「ゲームの設定に縛られてるってどの程度の因果なの? 大した拘束力が無いなら最初にゲームと違う選択をした時点で全てが解消されるはずだし、運命の拘束力が強いならどれだけ抗っても無理なんだから頑張る意味がないじゃん」というもの。「元々ダメだと設定された運命」ってのがたかだかゲームのシナリオなので、タイムリープものとかとも違って、設定時点で話が終わってしまうのではないかと、そういう疑問である。

 今作についての回答を確認すると、「運命の拘束力」については前者である。つまり「大した拘束力が無いので最初にゲームと違う選択をした時点で問題が解決している」というもの。本作主人公のプライドは、最初に自分の「悪行の記憶」に苛まれ、(自分のことでないとはいえ)反省して悔い改めたことですでに「悪役」令嬢でもなければ外道ラスボス女王でもなくなっている。だとするともう設定の大半が無意味になっちゃうんじゃない? と思うわけだが、まぁ実際にそうだ。ぶっちゃけアニメ2話目以降はタイトル詐欺で、「国家の安寧の礎となる最強人徳ボス級女王は民の為に尽くします。」が正しいタイトル。ただ、「ゲームキャラは悪役であった」という設定が完全に無駄になるわけではなく、プライドの脳裏にいちいち(ありもしない)悪行がフラッシュバックするため、その都度「私は最低の女王になってはならぬ、民を導かねば」と襟を正すのである。プライド以外のキャラから見れば、単に「チート要素を持つ想像を超えた大人物がひたすら自分を律し、善政を敷き続けている」というだけの世界。そんなものを見て面白いのかと不安にもなるが、「良き王が国のために頑張って信頼を勝ち取っていく話」は、物語の類型として別段特別なものでもない。それこそ文字通りの「王道」ストーリーであり、「プライド様、いい人だし頑張ってるなぁ」と思えばそれだけでお話は成立するのである。

 そうして「悪役令嬢もの」の根源的なエッセンスは放棄しているものの、余計なツッコミ要素がなくなった本作のヒロインと取り巻きの男連中の関係は全てに理解が及ぶのでとても見やすい。ちょいとチート要素を混ぜ込んでオレツエーする場面もゼロでは無いが、「最強女王」なのだからそれくらいはあってもいい、いや、あった方がいいだろう。最終的には馬鹿馬鹿しいくらいのサクセスストーリーにしかならないが、これだけヒロインが真摯に問題と向き合い、誠心誠意でことにあたっているのだから、文句をつける部分もない。「わた婚」が不動のシンデレラストーリーとするなら、こちらは不動の英雄譚。恥いることのない素直なラノベであった。

 映像部分も比較的安定しており、多分歴代なろうアニメの中では上の方に位置していると思う。これを見ていて気づいたけど、メインヒロインが「女王」という君臨すべきポジションにいるおかげで周りを取り囲む男どもにオレ様系が1人も現れず、全員が「従者」だから逆ハーレムにもかかわらず嫌な匂いがしないんだな。できれば今後もこういう「女王」のお話が進化してくれれば、なろうジャンルも掘り下げる部分が増えるんじゃないかしら。

 

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Lv1魔王とワンルーム勇者」 5→6

 なんかうまいこと丸め込まれた感はあるが大団円。でもこれでいいんだよね。この作品でハッピーエンド以外は考えられないわけだし。

 最終話が穏当だったのでその感想と最終評価はセットで。まさかマックスのあの土下座にそこまでの効果があるとは思っていなかったが、現実世界同様、世人はスキャンダラスでヘンテコなものを求めているのだろう。過去に世界を救った勇者の奇行により、世界紛争は一気に解決へ向かった。まぁ、元々フレッドとレオも喧嘩したくてしてたわけじゃないしね。裏で糸を引く人間の思惑を超えたスーパーパッションによる解決、このファンタジーと現実が入り混じる世界ならではの解決策だったような気もする。

 そんだけで終わってエピローグだと問題が1つ残っており、政府の腐敗の方はどうするかと思っていたら、なんとそこでゼニアさんが大活躍。例のサーバーは「なんかの伏線になるのかいな」とちょっと不安だったが、ダイレクトに世界のがんを取り除く快挙を成し遂げた。何がすごいって、この展開は「政府の要職が抱えている秘密を盗み取れるくらい有能なはずなのに、スパムは平気で踏んじゃうくらいにおつむの弱い人物」以外はなし得ない功績だったんですよ。わざわざわかりやすい形でサーバーにおいといたフレッドもどこかで漏らせたらラッキーくらいには思ってたのかもしれないが(あのスパム仕込んでたのはサーバー管理者だろうし)、ここまでとんとん拍子でうまくいくとも思っていないから思い出し笑いになっちゃったんだろう。人間と魔族の謎のコラボが実現し、見事に第三大臣グリムスはお縄に。その流れでフレッドが昇進となり、いろんなところが結果オーライ。あの爆破テロも、明言こそされなかったがおよそグリムスの仕業ということで片がついたようである。まぁ、フレッドからすればより面倒なポジションに担ぎ上げられた形なので良し悪しではあるが……まぁ、苦労人のフレッドならなんとかしてくれるだろう。

 終わってみればフレッドは地位を手に入れ、レオは国を手に入れた。ユリアはすでに幸せな家庭を手に入れているようなので一番の勝ち組で……残るマックスは? というお話。結局彼だけは面倒を押し付けられっぱなしの「負け組」なのだが、それもこれも彼の自堕落が招いたことなのでしょうがない。一応「魔王様」というとんでもない爆弾を「手に入れて」はいるのだが……それが今後の人生にどういう影響を及ぼすかはまた別のお話のようだ。正直、後半はずっと勇者パーティの話ばっかりで魔王様の活躍シーンが少なかったので、今後の展開があるならがっつり魔王様側の悩みにスポットを当てる話になるといいなぁ。いや、今作は2期とか発表されてませんけどね。……ストックとかあるのかしら? 一応押し入れの中の彼女の問題とか、気になる要素はまだまだあるので、余裕があれば原作ものぞいてみて、「2期があったらそれはそれで嬉しい」と思いながら待ちたいと思います。「魔王を倒した後の勇者のお話」としてはこれが1つの雛形になるんじゃないかしら。

 

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「わたしの幸せな結婚」 6→6

 というわけで、これこそ毎週いじってたから改めて触れることがあんまりない作品。2期おめでとうございますなんだけど、こっちは(こっちも)どう見ても単なる分割なんだよな……自販機と違って原作は小説で7巻分あるとのことなので、問題なく2期目のストックはあるのだろう。まぁ、ここから先で何が描かれるのかは想像もつかないが……すでに事実上結婚してるような状態なんだから、ここから先で描くとしたら2人の家庭生活とか、いっそ夫婦生活とか……それはそれで見てみたい気もする。そのまま進行して倦怠期とかが克明に描かれたらどうしよう。

 というわけで、最終的には「なろうらしい、シンプルなシナリオラインを実に美麗なグラフィックと素敵なキャスティングで描いてくれた作品」という結論になりますよね。キネマシトラスのお仕事ぶりは本当に見事なもので、今後ともこうした渋くも丁寧な作品作りに期待したいところ。キネマシトラスはさ、作品ごとにクレジットに出てくるロゴがちょっとずつ変わったりするのが可愛くていいよね。今作はスタァライトの髪飾りと同じようにちょっとアクセサリで着飾ってるロゴ。可愛い。

 それにしても、こんだけ「ふつーの」お話がアニメでもきちんと成立し、さらに先駆けて実写映画にまでなっているというのは本当に驚き。だってさ、どれだけ原作の文章が良かったとしても、この筋立てのドラマを今更メディアに乗せて売れるなんて思うかね? 普通に考えたら「もうちょっと目新しいところに行きたいですね」ってならない? にもかかわらず、がっつり邦画として制作された上にこんだけコストをかけてアニメにもしている。日本のメディア制作の発想ってのがどうなってるのか、よく分かりません。いや、当たってるんだったらその読みは全くもって正しいわけだが……少なくとも俺にはゴーサイン出せないプロジェクトだなぁ。

 とりあえず、ここ最近はまとめて「人妻・上田麗奈」を噛み締めることが出来て楽しかったです。わたしは時代がどれだけ変わり行こうと、フィクションの中に存在する「三歩下がって夫の影踏まず」みたいな奥様像が好きです。その声が上田麗奈ならもっと好きです。妄想だけなら自由でしょ。わたしの、幸せな結婚(妄想)。

 

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「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」 ―→7

 なんかもう、この点数でいいや。1回も個別記事で触れたことがない作品だが、「5期目ともなるとちょっと触るのも難しいんだけど、トータルで見たらすげぇことやってるよ」っていう稀有な枠なのでせめてもの発信ということでこの記録を残しておく。

 今期の評価を端的に表すなら、「マジで毎週全部クライマックス」。原作は全く読んでないので今回の天人五衰事件ってのが作品全体でどの程度の立ち位置になるのかは分からないが、少なくともここまでアニメ化された範囲内では間違いなく一番とんでもない事件。前クール時点での「こんなもん、解決できるわけないやろ」っていう絶望感も半端じゃないし、解決に至るまでに絡み合った人間模様の規模も当然最大。あらゆるキャラがあらゆるシーンで「これがラストバトルだぁ!」みたいなことをやり続けているのだから、そりゃ盛り上がらない方が嘘である。普通、こんだけ大量のキャラが溢れてしまった長期シリーズは多かれ少なかれ散漫な印象を伴ってしまうものだが、今作は元から割と振り切れた設定にしていたおかげだろうか。どこで何が起こっていても「そこが焦点ッ!」みたいな密度が維持されており、本当に毎週お腹いっぱいだった。途中まで単なる狂言回しでしかなかった幸田文の立ち回りが最後の最後でまごうことなき英雄譚に成り上がるところとか、ほんとに捨てキャラがいないのがお見事。いや、今回はほぼリタイアしてるような奴らもいっぱいいたけどね。個人的には一番かわいそかわいそなポジションである国木田がほぼ退場してたのは残念ではあるが……それでも背景としての存在感はちゃんとあったしなぁ。

 ラスボスポジションの福地、そしてそこにぶつかる社長という2巨頭による世界の二分。さらにその上で神の如きぶつかり合いを見せた太宰&フョードルの真の頂上決戦。少年漫画の矜持を守り続ける中島&芥川のいちゃいちゃバトルなど、今作がこれまで培ってきたものが全て盤面上に出し切られ、全ての燃料を使い切っての大団円。そして、そんな大きすぎる大大大舞台を彩る五十嵐拓哉&ボンズの必殺の座組。歴史はまだまだ積み重ねられていく……。

 蛇足とは知りつつも、こうしたダイナミック人間模様をこれ以上ないくらいに飾り立てる「現代声優業界の全て」みたいなキャストラインナップに触れたくなる。我々は宮野真守と石田彰が戦い続ける銀河で美少年な世界を愛している。それを子安が見守っている様子も救いがなくて良い。女の子の数は少ないが、久しぶりに美奈子が純然たる関西弁で魅せてくれたし、小市眞琴が着実に業界での基盤を固めつつあるのも気になるところ。

 これ、6期はあるんでしょうかね。もう、いくらなんでもこれ以上の盛り上がりを求めるのは不可能だと思ってるんですが……「未了」ですからね……。原作が続いているなら、期待はしちゃうよなぁ。

 

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「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」 5→6

 まぁ、楽しんだことを恥じることもないのだし、素直に好きだったと言ってあげていいんじゃないかな。いや、「嫌いじゃない」くらいにしといてもらえると……。

 とまぁ、微妙に日和った表現を探してしまうのは、やはり後半になるにつれてネタ切れ感が否めずにややトーンダウンしたこと、そしてそんな状態から2期を発表され、2期目も同じように楽しめるかどうかが不安でしょうがないことなどが理由である。こうして少しずつなろう恐怖症を慣らしていって、素直に面白いと言える日が来るといいですよね。まぁ、俺じゃなくてなろうサイドが努力すべきことだとは思うが。

 今作については毎週触れていたので今更確認することもないが、少なくとも「自販機に転生しました」というトンデモ要素から最後まで逃げずに戦っていたことが最大の評価点。過去にもいろんなものに転生してきたが、スライムは初手からスライムじゃなくなるし、剣は勝手にレベルアップして自分で飛び回りやがるし。「自分で設定した土俵があるなら、ちゃんとその中だけで勝負する責任を持てよ」という感情が溜まりに溜まっていたせいで、今作が少なくとも表面上は自販機であり続けていたのが高評価のポイントとなった。やはり「地元民と通常の言語で意思疎通できない主人公」を1クール貫き通したのは偉い。同じ制限でこれ以上に頑張ったのって蜘蛛子くらいしかいないと思うし。

 「自販機からいろんなものが出せるんだぜ」についても、一応は現実にある自販機のみの制限が効いてて、「限られた手段をどのように組み合わせて状況を打開していくか」というパズルのようなミッション設定、それに「へぇ、そんな自販機もあるんだ」という単なるトリビアとしての楽しみ。この辺りも他のなろうでは得られない味わいなのでちゃんとオリジナル。そしてそれら全てをまとめ上げてくれるのは、やっぱり可愛いヒロイン・ラッミスちゃんであった。ハッコンの良いところは、そこから決してハーレム展開にならずにラッミス一筋で頑張ったこと。まぁ、同じ無機物系転生者である師匠(剣)もメインヒロインに一途で育成ゲームみたいな楽しみ方をしていたが、ハッコンの場合は「そもそもクソでけぇ自販機を単身で運べるのがラッミスしかいない」というあまりにも物理的な繋がりで生まれたタッグなので、余人の立ち入る余地がないのだ。ある意味で他のどんな作品のカップルよりも強固な絆で結ばれたベストパートナー。今後ともお幸せに。わたしの幸せなハッコン。

 さて、2期はどうするんかな……できれば、まだこの手応えが残っているうちに放送してくれると嬉しいのだが……Wikiで確認したらこれ、原作が2〜3巻分しか出てないって話なのだが……えっ、ストックとかあるの? 大丈夫?

 

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「ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」 5→4

 やっぱりゲームのアニメ化って難しいよね、という分かりやすい事例。

 とりあえず映像部分については○。1話目でがっちり話題をさらった本作最大の魅力である(?)太もも描写はお見事なもので、その後もことあるごとにちゃんとライザの「焦点」へズームアップしてくれるシーンがちょいちょい挟まれた。そういう意味では、きちんとファンのニーズに応えたアニメ化だったとは言える。

 ただ、やっぱり太ももだけで1クールは保たないわけで……(保ったというちょっと危篤な性癖の人はそれでいいと思います)、あとはきちんと「アトリエ」要素で引っ張らなきゃいけないはずなのだが、まさかマジで見習い錬金術師が大きくなるためのいろはを全部が全部やりはじめるとは思っていなかった。そりゃね、右も左も分からないぺーぺーがいきなりとんでもない調合を見せて大活躍してしまったら「こっちもなろうじゃねぇか!」みたいなツッコミを受けかねないわけだけど、だからと言って初歩の初歩から1つずつ錬成し、師匠の許可を得てちょっとずつ錬成強度を上げ、それでも周りの仲間連中のレベルが低いもんだからあんまり村の外にも出られずにご近所トラブルの対応にあたる話が続くとは思わないじゃん。一応ドラゴン退治まではいけたんだからレベルアップは充分と言えなくもないのだが……「錬金技術の上昇による痛快な英雄譚!」みたいな構造ではないので、観ていても「あっ、ふーん」くらいで終わってしまうお話になっちゃうのよね。

 こうして不満を並べ立てると、「でもお前、いきなり超難度のミッションをクリアしたらリアリティがないとかチートとか文句言うじゃん!」と言われたら全くもってその通りで、この設定からどんなアニメが出てきたら満足できたのかはよく分かっていない。結局、以前の「見習い錬金術師〜」の時と同じく、「錬金をベースにした物語の面白い見せ方」は分かっていないのである。老舗ブランドの作品だけに、ここから何かエポックメイキングなものが出てくるかもしれないと期待してみたが……残念無念。

 いやまぁ、丁寧にゲーム世界をアニメに落とし込むことは出来てると思うので、なんとなく風景を見て満足するっていう落とし前の付け方もあるとは思うのだが……それならもう、いっそドラゴン退治にもいかず、ひたすら村のおばあちゃんのお使いだけしてた方が開き直れて良かった気もする。でもそうすると「大志を抱いた若者たちの物語」とは噛み合わないし……。

 結論:ゲームやればいいと思う。

 

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AYAKA -あやか-」 5→4

 面白くはなかったです(やっぱり素直)。特段悪い点もなかった作品ではあるのだが、特に刺さるような大きな要素もなく、ダラダラと低迷して興味を失っていくだけの展開だった。まぁ、野郎ばっかの作品なのでどうしてもモチベは下がっちゃうけど。最近の作品でいうと「Opus.COLORs」みたいな立ち位置。あっちよりはまだ存在意義は分かる筋立てだったんだが、分かりやすいってことが単に陳腐に繋がってしまったかなぁ。

 映像部分は本当に可もなく不可もなく。独特の風合いは面白いと思えるタイミングもあったのだが、それで見栄えがグッと良くなるというものでもなく、ところどころ漏れ出ちゃうサボり気味の作画の時のマイナスが目立ってしまう結果になっている。どうでもいい話だが、1話目時点で「どっかで見たことのあるエフェクトなんだけど、なんていう作品だっけ……」と悩んでいたのだが、あれから調べて判明した。「ディバインゲート」だ。あれと色彩がかなり似通っているのだが、なんで7年も前の作品のスピリットがこんなところで感じられたのかは全くの謎。一応「ディバインゲート」を作ったスタジオがぴえろで、今作の制作であるスタジオブランの分家元ではあるが、ぴえろなんてでけぇスタジオなのであんまりそこに直接の関係はなさそうだし。たまたまあの作品に関わってたクリエイターがこっちにも関係してたのかな?

 とまぁ、「7年前でもありそうなデザイン」だった時点でそこまで興味を引くものでもなく、今作最大の見せ場となるCGを多用した怪物バトルも「陳腐」の域を出ず。脚本担当がGoRAということで破綻などはしないが、あまりにも1クールアニメとして安全なルートで置きにきている感があり、今作でなければ味わえないようなオリジナリティは感じられなかった。まぁ、今時オリジナルアニメだからとて特別なオリジナリティを要求するのは酷ではあるのだが……無いなら無いで、1つくらい視聴モチベーションを支える魅力が欲しかったところ。作中で多用される「あやかい」という謎の形容詞もバズれば面白い要素になったかもしれないが、残念ながらそういう未来はなかったので、単にスベってる印象を助長するだけなのが寂しかった。

 こうして「別にそこまで悪くないけど……数多あるアニメの中から優先してくれだけを見たいと思わんなぁ」くらいのアニメの視聴モチベが大きく低下しているのは、流石に自分の加齢のせいだと思いたい。ちゃんと真面目に観て、今作独自の魅力を見つけられた人は、私なんかよりもよっぽどアニメに向き合ってる人です。

 

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