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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 フレームアームズガールか、第5話。まさかの「ボディパーツ換装によって戦闘性能が強化される系女子」である。いや、女子かどうかも知らんけども。この設定、むちゃくちゃだけどある意味ではものすごく男の子の夢が詰まった設定なんじゃなかろうか。

 フォスの帰還。それにしても月人さん達大したことなかった。そもそもあの王様の弟ぎみがどうやって拉致監禁されてたのかもよくわからんしな。モンスター形態になって本気で暴れたらひ弱な月人どもなんてワンパン余裕じゃないですか。まぁ、今回の話では他の同族も月人に拉致られているようだし、単なる力勝負以外の部分で負けたってことなんでしょうかね。あれだけの大質量を余裕で運搬し、なおかつ破壊されたら一切後腐れなく雲散霧消する月人達の乗り物も謎が多いが、冷静に考えると海洋生物形態とヒューマンフォームを行ったり来たりできるナメクジ族もよくわからん存在。本当に、この世界の3種族は綺麗に異質な存在へと分化し、それぞれによくわからん特性を進化させているのだろう。

 今回気になったのは、あれだけ有無を言わさず宝石達と戦闘を続けている月人達が、実はその裏ではナメクジ族と人質交渉をしていたという事実である。つまり、月人とナメクジにはなんらかの意思疎通の方法があるということだ。今回も月人達は一切「言語」に該当するようなコミュニケーション手段を使っていなかったが、それでも女王はなんらかの意思を伝達され、さらに普通の言語で受け答えしていた。つまり、女王とフォスがコミュニケーションしていた「言語」は、(少なくともこちらの意思を伝える手段としては)月人に通用するということである。それにも関わらず月人は宝石達と何百年という時を戦い続けている。彼らの思惑が未だにはっきりしていない部分である。まぁ、柔軟性に富む「肉」の種族であるナメクジ達が、月人達と対話できる方向に巧みに進化したって考えるのが一番自然なんだろう。頑なで不変を良しとする宝石達にはなかなか難しいのかも。

 そして、互いに相容れない性質ばかりをもつこの3種族の中で、長年の歴史を打ち破るようにして橋渡し役になったのが、硬度3半の柔らかボディを持つフォスだった。女王は彼女をだまくらかして月人への貢物にしようとしたことを素直に反省したようで、お詫びがわりに彼女の失われた足の代替物を提供してくれた。なかなか「生身」と「鉱物」を繋ぐ素材なんてものは無いはずだが、「貝殻からの生成物」という仲介物があったか。一応確認すると、鉱物としてはアゲート(瑪瑙)とのこと。急にメジャーで優秀な鉱物になったな。まぁ、なんでハイパー俊足君のオプションがついたのかはさっぱりわからんが。これ、うまいこと馴染んだということは、もしもフォスの本来の足が海からサルベージされた場合、フォスは4本足になることも可能ってことなんでしょうかね?

 さて、こうして無事にステータスアップを実現させたフォスだが……今後の目標はどうなるんでしょうかね? 彼女が手に入れた情報は、宝石達の今後の行動指針に影響を与えるのかな? 現状では金剛先生がどれくらい真実を知っているかによって変わってくるのでなんとも言えない状況だが。

 個人的には、そんなことよりも「たくさんの宝石が集まってくるシーン」でのテンションの高まりが単にヤバい。今回のエピソードを見てようやく気付いたのだが、今作は極力中性的なキャラを維持するためのキャストが当てられているために、私のストライクゾーンに豪速球ばかり放ってくるのだな。普通に考えて彩陽とゆーみんの共演とか、皆川・三瓶・田村のやんちゃ少年3人衆の共演なんてなかなか実現するはず無いのに(キャラがかぶるから)、今作は全てのキャラが「女性の外見だけど性別を感じさせない」という属性のおかげでこんな布陣になっているのだ。そのあたりの音域がどストライクの人間にはたまらない作品ですよ。これだけ音域が寄ると、茅野・真礼あたりの高音域が一際輝いて聞こえるのもまたひとしおである。もちろん、圧倒的共演者たちを前に一歩も引かず主人公を引き立たせるともよちゃんのお仕事も言わずもがなだ。

 どうしても中の人の話ばかりになってしまう作品だが、もちろん映像部分も最高ですよ。割れて砕けたフォスの顔面とか、多分このテイストの画面でなければどうしても違和感があっただろう。オレンジ制作のCGならではの融和性である。他にもフォスの新しい足のデザインとか、それがすんなり馴染んで「身体」に拡張する過程とか、今作独自要素が全て綺麗に絵のテイストにはまっている。現時点で確信できるのは、とりあえずアニメ放送が終わったら原作コミックを揃えるだろう、ということくらいですわ。

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 マジでこのアニメのキャスティングなんなの?! 第4話! 本当にどこまでいっても私の心を撃ち抜くキャストしか登場しない。ヘンテコナメクジキングは、イロモノ傑物なんでもござれ、皆様ご存知、怪物斎藤千和である。

 ここまで毎度毎度刺激的なストーリー展開だったにも関わらず、あまりにも先行きが見えずになんとも言いようのない作品だったのだが、今回色々と真実が明かされ、一気に世界観が見やすくなった。「魂・肉・骨」。なんとも意味深なサブタイトルであるが、その内実は、この世界を分け隔てる3つの「成れの果て」であった。

 宝石達の世界は狭い。何百年、何千年という時を過ごしているらしいのに、何故か彼女達(彼ら?)は世界についてあまりにも知らないことが多すぎる。その原因は宝石という生まれ自体にも起因しているようで、今回ユークレース(CV:能登麻美子)も「私たちは鈍感だから」と自分たちの短所を嘆いていた。おそらく、彼女たちはあまり「外の世界」に興味を示さず、鉱物としての「普遍性」「永続性」を生命体としても維持し続けているのだ。移ろい、変化する生活などというものは求められるものではなく、自然と生活は単調なものになる。好奇心を持ち、新たな世界を掘り下げようとする者は過去の歴史においてほとんど存在しなかったのだろう。

 そして、そんな歴史にいよいよ風穴が空いてしまったのが、宝石の中でも比較的「変化しやすい」性質を持ったフォスと、なんとなく美味しそうだったフォスを食べてしまったナメクジの王様の出会いであった。なんの因果かナメクジ語が通じるようになってしまったフォスは、柔軟性を持ち、人間同様に生と死の概念を持つナメクジたちと初めて交流を持った。そこで語られる歴史がどれほど真実を含むものであるかは定かでないが、絶妙なバランスでおちゃらけとシリアスを交えてくるナメクジ王のことだし、あまり嘘はついていないのではなかろうか。ナメクジたちの柔軟性は人間の「肉」に由来し、宝石たちの普遍性は人間の「骨」に由来。そして残る1つ、「魂」を引き継ぎ、この世界で唯一荒事を起こしてしまう罪深い存在こそが、月人である。

 こうして世界が三分されたという背景がわかると、月人たちのただ無機質な侵略攻撃もその意味が理解できるようになる。殺意でもなく、悪意でもない。月人たちが宝石を攻め、奪おうとするのは、ひとえに「回帰」を望むためだったのだ。争い、滅し、奪う。それが人間の魂の業であるというのならばやるせない話ではあるが、互いに理解できずにぶつかり合うのもしょうがないところ。そして、そんな差異は月人たちとの間だけでなく、ナメクジとの間にも横たわっているのだ。苦労して海の底までやってきたフォスは、人質を取られたかわいそうなナメクジの手によって、月人たちへの供物と……なるのかどうか。しかし、毎週確実にぶっ壊されるメインヒロインってのもすごいよな。

 そしてまぁ、やっぱり千和だなぁ。強力な宝石たちのキャスティングに負けず劣らず、油断すれば一気に全てを持っていってしまう驚異の剛腕、これこそが声優・斎藤千和である。薄気味悪いナメクジキングの、得体の知れないところ、飄々としたギャグメイク、人間態になった際の慇懃さや底の見えない不気味さまで。千変万化の千和スタイルを余すことなく堪能できる。中でも金剛先生との絡みで見せたのは伝統芸となったギロロ・夏美のコンビ芸。この2人の絡みの圧倒的な安心感。お見事としか言いようがない。そして、この匠の技にしっかりついていけるのがフォス役の黒沢ともよである。ともよちゃんの演技プランって声優業界の演技の中では割と癖がある方だと思うのだけど、こうして千和と並べてみると、しっかり相手の呼吸も見てシーンを作り上げる純粋な腕があることがわかる。まだまだピチピチ二十歳そこそこのメインヒロインと、もうベテランの域にあるといっても過言ではない乱入キャラ。二人の掛け合いの気持ちよさも今回の注目ポイントである。いやぁ、いいもん見たわ。

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