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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ゆかちだよっ(CV井口裕香)、第7話。安定のツインテール。真面目なのにどこか鬱陶しさがにじみ出る存在感。

 「いよいよ壁の外に出て吸血鬼退治だ!」という大事なターニングポイントとなるエピソードのはずなのだが、いかんせんこの世界がどういう仕組みになっているのかが未だにはっきりしていないため、どうにも見えにくいお話になってしまっている。結局、この世界における人間の世界シェアってどれくらいのレベルなんでしょうかね。確か「子供だけ生き残るウィルスをばらまかれたよ!」っていうのが第1話のスタートだった気がするのだが、割と大人も生きてるのは散布領域が限定されていたためなのか、それとも当時はまだ子供だった連中のみが生き残って反抗活動を続けているのか。いや、でも電車が動いてたり、反抗組織がスムースに運営されてる時点で「みんな子供」ではなかろうな。そして「壁」ってのが何なのかもあんまり説明されてない。吸血鬼は確かにそこまで大勢ではないのだろうが、人間の大人はほぼ壊滅、更に吸血鬼は元々身体能力が人間とはかけ離れているわけで、壁だとかそんなもんでどうにかなる存在ではない気がするんだけど。「封印の壁」って言ってたか。一応呪術的な吸血鬼の回避方法があり、それが鬼呪装備などにも応用されているのだろうが、そうした「人間の対抗手段」と「吸血鬼の強さ」のバランスがどこで取られているのかが見にくいのである。

 そうした「見にくさ」の弊害は今回のプロットにも現れており、グレンが出した任務は新人5人チームへの「集落の討伐」。「終わらせたらそのまま新宿に合流しろや」とか手軽に言ってたから初級ミッションなのかと思ったら、三葉やシノアの態度からして細心の注意を払う大仕事であるようだ。討伐隊が5人で陣形を組んでいるにも関わらず、相手方の吸血鬼3人(しかもB級云々)に対して即座に撤退を命じているということは、普通に考えたら集落の陥落なんて夢のまた夢である。何故グレンはそんな無茶ミッションを命じたのか。そして、何故優一郎たちはそんな状況なのに改めて5人で敵本陣へ趣くのか。「寝てるところを一網打尽にすれば」という話らしいが、吸血鬼だってそれなりの人数で集落を管理してるんだし、前日にわざわざ警戒させるような襲撃をしてしまったわけで、絶対に手ぐすね引いて待ち構えてると思うんだけど。別に「昼は寝てしまう」とかいう設定ないよね。実際白昼堂々と動いてたしね。

 状況設定が分からず、吸血鬼に対してどう接するのが正解なのか分からないので、優一郎の「猪突猛進」がどの程度悪いことなのかが分からない。三葉が命じた「隊列」とやらの絶対性も映像からは伝わってこない。最終的に君月・与一は隊列を乱したのか? 三葉の望む動きになっていたのか? そして隊列というか、固まってるだけで何とかなるもんなのか。もし「優一郎と阿修羅丸が単体で乗り込んで負けるかもしれない相手」なのだとしたら、5人で行ったところで大して変わらん気がするのだが。……うーむ、消化不良。仕方ないのでシャワーシーンでごまかされるしかないのである。シノアちゃんは今週も可愛い。

 そして新キャラの三葉であるが、こちらは非常に分かりやすいツンデレ(デレるかどうか知らんけど)だし、「過去に色々あったんですよぅ」とか言う割には回想20秒くらいで大体分かっちゃう程度のものなので、大したバックグラウンドがあるわけでもないだろう。あくまで、いい加減な優一郎やシノアを管理する外付け倫理装置みたいな働きである。こうしてやいやい騒いでくれる人間がいないと、戦闘にもいまいち緊張感が出ないからね。今回のお話に関しても、三葉が優一郎を引きずり戻してなかったら、単に優一郎がブチ切れて吸血鬼三人をぶった切って終わりだった気がする。あそこで制御出来たからこそ、互いに牽制しあって「むぅ、軽はずみな行動が出来ないな」みたいな空気になったわけであって……あれ? だったら三葉がいなければあのシーンで強引に敵を殲滅出来ていた気も……。まぁ、多分無理だったってコトにしておこう。ほら、与一の弓とか、せっかくの鬼呪装備なのにすこぶる地味だし。この世界は女の子の持つ武器の方がごつくて物騒である。大鎌の女の子と大斧の女の子。なかなか画になりますね。次のシンフォギアでは新しいギア奏者として採用しましょう。

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 鬼さんたち意外と物わかり良かった、第6話。今週盛り上がるべきポイントは「ロリっ子がいっぱい出てきたこと」かな。与一のおねーちゃんはぴかしゃ、君月の妹さんは黒沢ともよちゃん。色々と捗りそうなキャスティングであります。阿修羅丸は山村響だよ。

 たっぷり1話使って鬼呪装備の獲得戦が描かれたわけだが、実際にはそこまで込み入った話をしたわけじゃない。君月に到っては具体的にどんな方法で調伏に成功したのかもよく分からないし、明らかに扱いが悪い。でもまぁ、「鬼があの手この手で攻めてきますよ」って事前に通達されてる人間に対して、トラウマを刺激する方向の精神戦、しかも明らかに夢幻と分かっているような変身回想プレイオンリーで挑んで来る鬼さんサイドの方にも問題がある。最初から嘘と分かってりゃ、それなりに対処は出来るわけでね。後は「心底復讐に燃えているか、鬼が好むような荒々しい精神状態になっているか」という部分がチェックされるようで、元々血の気の多い2人はあんまり問題無かったようだ。まぁ、元々グレンの無茶なふるい分けでSAN値はそれなりに高いことがほのめかされていたわけで、鬼も「なんか籠絡しにくい連中やな」くらいは思ってたのかもしれない。

 結局君月は特に問題無くノルマクリア。優一郎も阿修羅丸を名乗る鬼と同盟を結んで無事に念願の鬼呪装備を獲得である。さて、ここでいまいち分からんのは「鬼」ってのがこの世界ではどの程度の存在なのか、というところだ。入門試験に挑んで来た若僧どもを問答無用で取って喰おうとしないし、どの組み合わせでも普通に1対1の対話が成立しているところを見ると、割と知能は高そう。特に阿修羅丸なんかは優一郎よりもよっぽど賢そうであるし、見た目にもすっきりしていてそれなりにイケメン(?)キャラである。そんな連中がこうもすんなりと同盟、そして主従関係を結んでしまうということは、鬼ってのは案外物わかりがよく、人間に対して友好的な存在なのだろうか。

 他方、与一と接触した弓の鬼はそうでもない。最初は普通に対話していたし、「愛を捨てろ、俺それ嫌いやねん」というところまでは阿修羅丸と同じであるが、それから与一の身体を乗っ取った後の行動があまりお利口ではない。どう見ても分の悪そうな4対1の局面から何の考えも無しに喧嘩を挑んでいるし、単に人間を殺したいだけの野蛮な存在に見えた。わざわざ精神攻撃から与一を籠絡して、失格の判定を下した冷静な裁定者とは随分イメージが違う。なんだろ、外に出てしまうと羽目を外すタイプなのかな。結局あの弓の鬼がどこに行ってしまったのかも定かでないのだが、ちゃんとあれから与一と契約することが出来たんだろうか。あんだけのことやらかした後だと、与一との関係性も微妙になる気もするんだけど。鬼と呼ばれる存在の目的意識が分からないのがもやっとする原因なのかしら。

 そして、今回揺らぎをみせたもう1人のキャラというのが、我らがシノアさんである。今まで「面倒なことが大好きの物騒美少女」だとばかり思ってたのだが、今回は割と優等生的な立ち回りになっていた。そこはグレンと2人で面白がって暴れるところじゃないのか。まぁ、グレンもハナからシナリオを作った上で遊んでいたわけで、ドッキリだって知らなかったサブキャストが慌てていただけなのかもしれないけども。あれくらいのことで動じるのはちょいとがっかりである。もっとわがままに、もっと豪放に生きてほしいです。

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 このくどい動画よ、第5話。ホントに濃いアニメになってるよなぁ。これと続きで放送されてる「血界戦線」の方ばかりが話題に上りやすいんだけど、こっちのアニメも見応え充分、もっと盛り上がってもいいと思うんだけども。いや、「血界戦線」とはまた別な方向でのすごさだけどね。

 予定調和のように進行するお手本少年漫画。前回華々しく登場した吸血鬼のお姫様サイドのお話は結局一切進行しなかったのは残念だが、基本的にこのアニメは人間側のお話みたいなのでしょうがないね。ミカエラさんの動向だけちょっと追加されてたけど、なんかもう、単にテンション下がるだけのワンシーンだったし。でも吸血鬼側の租界みたいな陰鬱な場面の方がこのアニメの美術が冴え渡るので見ていて楽しいんだけどね。あの背景ボードは本当にすげぇよなぁ。ああいう世界観のゲームとか、個人的にはどストライクなんだよね(「オーディンスフィア」とか好きだったんだけど、あんまりメジャーにならなかったな)。

 さて、メインとなる人間サイドのお話だが、グレンが無茶苦茶やって勢い任せで鬼呪装備獲得まで行くくだりは非常に分かりやすい。「そんなに退屈って分かってるならわざわざ悪態突くために出席せんでサボれば良かったじゃん」とかいう突っ込みはあるものの、重役会議の重苦しいキャスティングなんかも見られるのでこれはこれで。結局優一郎がはみ出し者なのと同じくらいにグレンもこの世界じゃはみ出し者なのよね。意外だったのはそんなはみ出し者のグレンとシノアの関係性で、「柊」っていうのがこの世界の主家たる存在で、シノアがそこの出身だったってこと。彼女も割とひねくれ者サイドの人間でグレンとは馬が合うように見えていたので、どっちかっていうといがみ合う存在(というかグレンが一方的に忌避してる存在)だったのは知らんかった。まー、シノア自身があんまり「名家のお嬢様」感を出してないからしょうがないのだけどね。シノアは元々軍部の中核に位置しており、そこから優一郎の監視のために派遣されたってことなのだろうが、それって優一郎を見張ることが主たる任務なのか、それとも優一郎という異端分子を囲い込んでまた何か企んでいそうなグレンを牽制することが任務なのか。はたまた、単にシノア自身がそういう不穏で厄介そうな要素を眺めているのが好きなのか。ひょっとしたらその全部なのかも。グレンとか優一郎をからかっているときのシノアは非常に活き活きしていてよいですね。

 そう、今回はまるまるシノアのターン。本当に彼女の一挙手一投足が可愛らしくてしょうがないのである。今作は背景美術のこだわりなどにもその気合いがにじみ出ているが、今回は本当に執拗で細部まで突き詰めた動画のクオリティ、演出のこだわりが見ていて呆れかえるくらいに徹底してるのが良い。具体的には、今回顕著だったのは教室で0点の答案をめぐって追いかけっこをするシノアと優一郎のシーンだろう。本当にしゃらしゃらと優雅に動くシノアのモーション、どんな状況でも一秒たりとも「止まる」ことをさせない病的な動画。「そんなにクドく動かんでもええやん」と思ってたら、今回コンテ・原画に吉成氏が起用されてるので、ひょっとしたら氏の仕業なのかもしれない。また、本当にどうでもいい部分なんだけども、最初に食堂で優一郎とシノアが出会うシーンでは、椅子の下でぱたぱたと足を揺らしているシノアが実にキュートであるし、その後のシーン、シノアが立ち上がって優一郎に寄りかかるカットでは、彼女の持つトレイの上のコップがずれてカタンと音がするところまで、本当に「何もそこまで描かなくても」というところまで徹底的にモーションとして現れているのが凄い(あと、シノアちゃんがなんか野菜残してるのはイクナイ)。なんなんだろね、このアニメ。

 結論:シノアカワイイ。

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 君月君チョロすぎ問題、第4話。いやまぁ、ああいう出会い方してるんだから仲良くなっちゃうのはごくごくベタな展開ではあるのだが……別に優一郎も大していいこと言ってるわけじゃないし、あんな簡単に素直になるのはどうかと思いますけどね。一応、わざわざ転校生の噂を聞きつけて実力試しに行くくらいに熱心な学生のようなので、ひょっとしたらあの不良キャラが完全に作りって可能性もあるんだけど。不真面目そうに見えるのは全部担任が悪いな。

 さて、そんなわけで順調にベタな方向に進行している作品だ。およその見どころは「普段よりも随分軽めで活き活きしているはやみんキャラを楽しむ」ことであり、シノアちゃんの小ずるさ、底意地の悪さは何とも可愛らしい。中村キャラとの絡みではやみんの方にイニシアティブがあるのは非常に珍しく、グレンとの憎まれ口の言い合いも見ていて楽しい。もっと彼女の活躍シーンを増やしてもいいんやで。人間サイドのお話はこのまま優一郎が鬼呪装備を手に入れるところまでは予定調和で進みそうだし、なかなか今後はシナリオ面で盛り上がる部分も少なくなりそうだなぁ。

 その点、何が起こるか予想がつかず、面白く見られそうなのは吸血鬼サイドのお話である。ミカエラ君が吸血鬼として生存、更に櫻井吸血鬼(フェリド)の相変わらずの底の見えない立ち居振る舞い、どこかで体制側に下っていない感じのある不穏な物言いも、気になる部分である。この世界が人間と吸血鬼でどのように二分されているのかいまいち分からんので「全面戦争」とか「王制」と言われてもピンとこないのだけども、とりあえず悪くて強そうな人が悪いこと考えてれば、それだけで「何か起こりそうだ」という期待感はあるか。櫻井は今期(いつも以上に)働きすぎだと思うのだが、大丈夫でしょうかね。

 そして、私がわざわざ記事立てするってことは、そらもう、吸血鬼のお姫様のことに触れたいってことですよね。すげぇ、ミナ姫、沙子ときて、今作では3人目の「ロリババア吸血鬼」役を担当することになった。なんなんやろね。吸血鬼声なんですかね。いや、多分正解は「ロリババア声」なんでしょうけども。私があおちゃんにすっかり惚れ込む最後の一押しとなった沙子の記憶も既に5年前なので随分懐かしい話だが、今作の吸血鬼プリンセス・クルルさんはまた違ったテイストで非常に良いあおちゃんキャラを構成している。高圧的に踏んでくれるところなんかはたまらないものがあり、「このまま首も千切ろうかww」っていう台詞はゾクゾクしました。登場1回目のやりとりなのに、こういう台詞回し一発でキャラを立ててくるのはやっぱりすげぇなぁ。

 今後もクルルさんがたくさん登場するなら今作は楽しみだけども……どうなるかな。

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 櫻井生きてた(知ってた)、第3話。いやぁ良かった、流石に子供の発砲した拳銃一発で死んでたら吸血鬼の立つ瀬がないもんな。ついでに何か別な人も生きてたけど、まぁ、そっちも大体知ってた。それにしても「優一郎」と「ミカエラ」っていう名前の子が一緒に生活していたあそこはどこの国なんでしょうね。

 ストーリー展開は至って普通なのであまりいじりようが無い作品なのだが、とにかく美術が綺麗なのでいちいち感心してしまう。今回特にうならされたのは、メインヒロイン(とおぼしき)シノアちゃんが振り回すデスサイズの召喚から使用までのエフェクトの数々である。平常時の背景の描き込みやキャラクターデザインの掘りの深い造形もなかなかに手が込んでいる作品ではあるが、ある程度細かいディティールで見せる画風から、一転して武器の描写のところだけはイメージ先行でおどろおどろしいエフェクトをバリバリにかけて、いかにもアニメらしい、雰囲気重視で力のあるデザインを作り上げている。そして、この2つのビジュアルが喧嘩せずに(喧嘩しながらも、かな?)見事に1つの画面に収まり、違和感が良い具合に「武器のヘンテコさ」を強調し、そのまま迫力のある大鎌でのアクションシーンに繋がるのである。あのシーンが見られただけでも割と満足してしまえるくらいの出来映えだ。やっぱりWITの作る映像はいちいち目新しくて良いなぁ。

 こうして武器の禍々しさが際だつと、総体的に女の子の愛らしさも引き立つってもんでね。順当に可愛らしいはやみんヒロイン・シノアちゃん。あんな可愛い子に「生めよ増やせよ、繁殖せよ」と推進されるなんて、とてもうらやまけしからん世界である。さぁ、さっそくそういうシナリオ分岐に入ろうじゃないか。まぁ、多分そんな悠長なこと言ってられる世界じゃないのだろうけども……。しかし、早見ヒロインはこれでデスサイズを使いこなすのが2キャラ目である。なんだろう、カマが似合う声なのかしら……。いや、ムチでもチェーンソーでもなんでも似合うと思いますよ。

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 あ、これ好きなやつや、第2話。いちいちお約束を守らない破天荒な勢い、あとスズメが可愛い。シナリオ? 知りませんね。

 結局、旅をするお話だと聞いていたのに2話目までで旅は始まらなかったという。この世界の理を理解してもらうためなのか、延々マッチャグリーンと執行さんの因縁対決が続くのであった。結局モサだのモブだのってのはどういう存在やねん、ということは一切分かってはいないのだが、それについては作中でも便利な言葉で解決がみられた。「こまけぇことはいいんだよ!」。気にしたら負けスタイルの作品ってのも世の中にはたくさんあるわけで、今作はどうやらそういう方向性のお話のようである。いや、ひょっとしたら執行さんの過去話をもう一度掘り返す機会もあるのかもしれないけどね。それはそれで見てみたい気もするけど、現時点でそこについて気にしてもしょうがない。一応意味があったのは、なんか不可解なハート形のマテリアルを獲得するとモサパワーがみなぎってくるんだろう、っていうことくらいかな。所沢大統領など、上層部の人間はそれを知っているようだったので、最終的にはあれを巡る物語になるってことだろう。不思議存在が不思議なことを起こす世界。もう、それでいいじゃない。

 2話目までで見えてきた本作の売りは大きく2点。1つは好みの分かれそうなところだが、「とにかくお約束を外して徹底的にシリアスを拒絶するネタ回し」である。アニメではお約束とされる展開がことごとく直前でスカされる虚脱感が上手いこと刺激になっており、惰性だけで視聴させない緊張感がある。具体的には、駆け寄ってきた相手がたモブに突然殴られるかと思ったのに何故かクロコダイルさんが殴られるシーン。記憶が蘇りそうになった執行さんを阻止すべく音無さんがメガホンを投げたのに執行さんにあたっちゃうシーンなど。普通のアニメなら自然に上手くやる部分を、意図してシナリオの抜きどころとしてぶっ込んできている。他にも、1話同様のこちゃこちゃしたネタは健在で、メインシナリオが進んでいる後ろでこっそりとモブ連中が色々やってて、そちらを見ているだけでも充分楽しい。今回はキャラ作画の方がなんだか適当になっていたが、まぁこれだけ動いてりゃ別にいいかな、って気にさせてくれる。

 そして最も大きな2つ目の売りは、やはりその大胆かつ新規性の高いコンテワーク、特によく動くアクションシーンでの構図の取り方や動かし方。1話目でもモサ対決シーンは実に見応えがあったが、今回は文字通りの「ジェットコースターアニメ」としてのぐりんぐりん動かす立体感のあるカメラワークが楽しい。普通、暴走列車をギリギリで止めるシーンってのは横からの構図で「ギリギリ感」を出すものだが、今回は上からのカット割り。これでも充分臨場感が出るし、足の踏ん張りなんかはこっちの方がかえって重みが出て面白い。相変わらずモサ戦闘のパンチ一発一発にも気合いが入っているし、ふざけた中でもがっつりアニメーションとして見せてくれる部分が多いのは、オリジナルアニメとしては嬉しいサービスである。このままのテンションがずっと続いてほしいもんだなぁ。

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 サタンっていうかモッさんだよね、第2話。あの声の悪魔は全部可愛くなる法則でもあるんだろうか。

 1話が全力パロディで荒ぶりすぎていたため、2話目は多少落ち着いた雰囲気だろうか。割と分かりやすい方向のギャグアニメになって、刺激は減ったけど相変わらずとぼけてるので見てて退屈はしない。特に犬が可愛いのが良い。桃太郎軍団からまさかのシロだけ2話連続出演という、よく分からない優遇ぶりである。地獄の犬たちは何故かキャスティングが無駄に豪華で、シロが小林由美子で無闇に可愛らしいのに加えて、今回出てきた上司の犬夫婦はツダケンと横山智佐という謎の配置。あの地獄は楽しそうだから是非落ちてみたいもんである。キャストといえば、あの子供鬼コンビの柿原じゃない方、とぼけた声しててなんか気になる。中の人は青山桐子さんという人で、あんまりアニメで聞かない声だったので印象に残った。

 更に延々中の人の話を続けるが、オープニングが2回目の視聴でなんとか笑わずに聞けたのだが、相変わらず安元がふざけてるのかと思えるくらいの全力バリトンなのがインパクト抜群である。小野坂ウェディングのネタを思い出してしまう。今作では安元の悪ふざけがそこかしこで見られるようで、AT−Xファンにはたまらないものがありますね。多分、安元もカッパ橋で包丁の2本や3本は買ってるだろうし、奴なら寿司くらい握れても不思議じゃない。

 ん、どこへ行きたいアニメなのかはよく分からんけど、多分どこにもいかないアニメなんだろう。それでいいや。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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