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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「まだ生えてないわ」のところでガタッてなった俺の何かを返せ、第4話。いや、なんだかは分かりませんが。戻ってこない何かですよ。

 相変わらず丁寧にエロいアニメである。今回は(今回も?)長時間にわたって半裸の女子高生が堂々と屋外で宇宙人と対話しており、さらにその宇宙人も途中から全裸の女子高生になって対抗している。なんか、ブラしてると増し増し状態だったクレアさんのおっぱいだが、裸体コピーだと若干垂れ気味。ああいう形の人も多いけどね。俺が女体の何を知ってるっていうんだ。

 そうして何のためらいもなく現れた宇宙人。まぁ、こんだけトンデモバトルが巻き起こってる状態なのだから常識レベルの出来事で処理できるはずないのは分かりきっていたことだが、そこに「宇宙人だからしょうがない」という免罪符を臆面もなく与えられてしまうと、「まぁ、しょうがない」と首を引っ込めるしかない。ただ、修一の読みではまだまだこれで全貌が明らかになったわけでもなく、宇宙人の言ってることにも何だか含みがある様子。今のところ、単に地球の常識が無くてズレてるように見えるだけだが、今後の展開で、奴にとんでもない悪意が隠されていることが明らかになったりするんだろうか。まぁ、その場合でも、なんでこんなまだるっこしいことをやってるんだっていう疑問はあるのだけど。宇宙人は動けないからこその今の状況だって考えるのがやっぱり自然なのかなぁ。

 ただ、その場合でもさっぱり説明されてないのはクレアの姉・エレナの存在である。彼女は今回の一件について色々と知っている様子だし、何より自分の能力を100%使いこなしているところから、相当な試合巧者であることがうかがえる。順番でいうと、彼女が宇宙人に出会って、能力を会得して特訓してから、両親をぶち殺したってことになるんでしょうかね。まぁ、話の流れに矛盾はないか。あとはその後でクレアがなんで廃工場で燃えてたかとか、そういう疑問にもつながっていくのだが……結局単なる自殺志願者だったのかねぇ。こんだけ修一とも通じ合えるようになっても、やっぱりまだまだ分からないことが多い女なのです。

 その点、クラスの太眉子ちゃんはすごく分かりやすいキャラで癒しになるのだが、残念ながら今後の展開を想像するにあんまり出番がなさそうなんだよなぁ。今作に望むべきはほんわか癒し系の萌えではなくて、はっきりばっちりストレートなフェティシズムであるのだ。ならしょうがない。いい身体をしている(ストレート)。

 

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 この援交してそうな処女ね……第3話。エロさは文句なしだし、現時点では普通にストーリーも面白いアニメやな。惜しむらくは原作未完ってことはアニメで折り合いがつけにくそうなところだなぁ。

 いちいちエロ描写が鋭いアニメ。今期は「つぐもも」もそうなんだけど、キャラデザの素の味わいというか、余計なことをせずにただ女体のデザインだけで「おっ、エロいなっ!」って思わせる作品が続いている。実に結構なことではあるのだが、こちらの方がよりダイレクトにインモラルな雰囲気を醸し出しているので、若干クレームが入るリスクは高いか(バリバリ地上波だしね)。まぁ、前クールのアレに比べりゃ、この程度のサービスは軽いもんよ。

 軽いとはいえ、スク水の執拗な描写とか、いちいちエロいことを言いながら展開してくれる合体シーケンスとか、そういう部分での妙にこだわったエロ要素には感謝とともに注目していきたい。クレアさん一人のエロさで保っている状態ではあるのだが、他の女性キャラだって充分魅力的に見えるし、今後キャットファイトにでもなってくれればバトル方面での楽しみも増していくだろう。短絡的な楽しみ方としては、前クールの「ダーウィンズゲーム」くらいを基準においとけばいいんじゃなかろうか。ギミックで比較するなら、こっちの方がよりオリジナリティも強いし、今後の展開が気になる作劇にもなっているし。

 今回は処女クレアさんと童貞修一のイチャイチャだけで終わるかな、とも思ったのだが、ちゃんとラストに出てきました、トップギアで面倒臭さが突き抜けたクレアのねーちゃん。そのCVは花澤香菜である。普通、こんだけもったいぶって登場させた「怨敵」であるならその言動にもなんとなく予想がつきそうなものだが、このおねーちゃん(エレナという名前)は本当に挙動が突拍子もなくて予想がつかない。何一つ思惑が噛み合わない状態なのにトントン拍子で話は進み、知らないうちに修一とクレアの2人をどこまでも混乱させているという。これまた濃いキャラよなぁ。ラストも衝撃だし、はてさて、ここから修一と姉妹はどんな関係になっていけばいいものやら。現時点では全体的な目標すら見えていないし、単なる「合法的男女合体アニメ」としてみるしかないのだが、そろそろ大きな目標に向かって転がり始める……かな?

 

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 何も、終わって、ネェ! 最終話! だが! それでいい! ひょっとしたら過去最高の可能性すらありうる! 何だそれ!

 というわけで、結局恋愛トラブルは何一つ収束しないままにアニメシリーズとしては終了してしまいました。まぁ、事前に知り合いから「一切片付きませんよ」っていう情報は聞いてたので覚悟はしてたんだけどね。ただ、だからと言って「消化不良やんけ! 金返せ!」という感情は一切なく、「そりゃそうだよね! おっぱい!」というエモーションに満たされているので、私は一向に構いません。甘い作品にはとことん甘くなれる、それが俺。

 この最終話がなぜ良かったのか、その理由をいくつかの理由に分けて説明しよう。まず1、アバンの時点で終わらせる気がないことが明示されている。………………なんだあれ、何が起こったのか何一つわからねぇぞ……あれって妄想劇場なの? 事実なの? なんで今出てきたの? とにかく全部わからないのだが、分からないものが突然なんの脈絡もなしに繰り出された時点で、「あ、今回もギャグだ」ということがはっきりわかって、余計な緊張感を持たずに最終話を楽しむことができました。あのアバンの謎については、2期があれば、ひょっとしたら、解決……しなくてもいいな。

 最終話が良かった理由その2、これまでで一番ゲームの話してる。いや、今まで必要なかったとかいう可能性は置いとくとしてな。恋愛勘違いゲームだけなら他の作品でも見られたかもしれないが、ゲームの功罪、ゲームの意義について、ただひたすらにこれだけの議論をするのは「ゲーマーズ」を名乗っているこの作品ならでは(のはず)。唯一ゲームに関心のない亜玖璃を論戦相手に設定し、ゲームのここが面白い、ここが大事、ここがクソ、というのをきちんとフラットな視点から議論している。まぁ、その上でゲーマー連中が4人も寄ってたかって一人の素人に論破され続けている時点で、現代ゲーム業界の窮状を表しているようにも見えるのだが……。「ゲームは無駄が許される媒体」っていうのは面白い視点かもしれません。でもなぁ、はるか昔のファミコンのゲームも、学生時代に全てを投げ打ってプレイしていたゲームも、今手慰みでやっているソシャゲよりもよっぽど強烈な体験だったのは間違いないと思うんだよなぁ。思い出補正とか抜きにしてもさ。まぁ、多分お金を費やすか時間を費やすかの違いなんじゃないですかね。代償と充足の関係性って、そんなものよ。

 最終話が良かった理由その3、亜玖璃が超しゃべる。今回一番台詞が多かったキャラクターは文句なしで亜玖璃。つまり、最終回で一番しゃべっている亜玖璃がメインヒロインということでファイナルアンサーですね。悪意なくサラリとゲーマーの心をえぐる正論を連打できる亜玖璃さんの尊さがよくわかるお話で、マジで上原さんはこの奥さんを大事にしろよ、って思うんだけど、残念ながら亜玖璃さんは地上でもっともかわいい生物なので、景太みたいなクズでもなぜか優しさ溢れるつながりがもててしまうんでしょうね。

 最終話が良かった理由その4、その亜玖璃さんが大変に可愛い。うん? その3とだいたい同じだと? いや、大事なことですからね。個人的ベスト亜玖璃さんは、序盤の温泉街散策で湯気に向かってパタパタと手を振ってる亜玖璃さん。他にも上原さんに課金するかと問われてじゃぶじゃぶつぎ込む亜玖璃さんも実に素直で可愛らしい。やっぱりこの声のキャラは何かに夢中になってヨダレをジュルジュルさせている姿が一番似合うんですよね。上原さんとの関係性を持ち出されていちいち乙女の顔になる素直な亜玖璃さんは最高です。

 そして大事な大事な理由その5、素晴らしい温泉シーン。これ、すごいと思うんですよね……お約束だとか、サービス回だとかそんなちっぽけなもんじゃねぇ、もっと恐ろしいものの片鱗を……。まず、ヒロイン3人の身体がとにかく理想化されたベストのサンプルであること。文句なしのモデル体型の天道さん、地味巨乳とかいう凶器を振りかざす千秋さん、そしてこのCVの割には控えめながらもちゃんとメリハリのある亜玖璃さん。この三者三様のナイスバディを、余計なモザイクや効果を使うことなく、さりげなく隠し、さりげなく見せるカット割の妙。これまで微妙に作画がヘタレていた話数があったにも関わらず、ここにきて最大の力を発揮した見事な描き込み。そしてフェティシズムを満足させるためにありとあらゆるアングルから動きで見せる女体の神秘。こんなに心踊る温泉シーンは久しぶりに見た気がします。天道さんの背中の見せ方とか、亜玖璃の腰から尻、太ももにかけてのラインとか、千秋の凶悪な揺れの見せ方とか、なんかもう、全てがこの時のために用意されていたかのような感慨深さである。ラストだからサービス回。そんな安易な考えだけでは、この画面は用意できなかったはずだ。つまり、エロは素晴らしいということだ。

 いや、他のシーンでも天道さんや千秋は充分可愛かったですよ。でもさ、ほら、やっぱり、もらえるものはもらうというか……、せっかくのアニメなんだからやれることやっとけというか……。とにかくありがとうございます。強いて心残りを挙げるとしたら、せっかく天道さんがいるのにイカちゃんもどきに声をあてられなかったことくらいですかね! 権利関係とかかな!

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 リア充カップルが遊園地デートしてるところを延々見せられるアニメ、第11話。内容としては何も間違っちゃいないよ。今回はそこまで「ねじれ」部分がなかったので、割と壁ドンしたくなるような展開が多かったような。いや、亜玖璃さんは幸せになってくれてええねん。そっちのカップルはそれでええねん。

 前回の引きで、解決していたと思った上原×亜玖璃間の関係に再び暗雲が立ち込め、上原さんと天道さんが悪そうな談合に突入(悪そうなのは主に頭である)。イヤイヤ、そうじゃないな。2人とも、なんだかんだで本質は押さえているんだよ。景太の影響による亜玖璃の変化、そして亜玖璃の影響による景太の変化。上原さんはなんだかんだで亜玖璃のことをよく理解しているのだし、そこまで長くない付き合いとはいえ、天道さんだってあれだけ熱心に景太のことを見ているのだから、さすがに奴の本質は捉えている。それがどのように変わってきたかということは、熱心なストーカーコンビだったら把握できていて当然なのだ。ただ、2人には決定的な情報が1つ足りないだけなんだ。「景太たちもそちらの浮気を疑っている(というか確信している)」という勘違い部分だけ。

 しかし、そこを考慮できようができまいが、やっぱり上原さんたら名軍師。ダブルデートで既成事実を作れ、という作戦は、実際にはクソ童貞で背伸びしっぱなしの上原さんにしては的確だろう。これまでこのカップルどもが抱えていた誤解の中心は「お互いにさっぱり腹を割って話さない」ことに原因があるのだから、強引にくっつけてしまえば自然解消するはずの問題なのである。上原さんの処置により、作戦は万事うまくいくはずだった。実際、遊園地に着いた時の景太・天道さんのテンションはおかしかったのだし。このままお似合いカップルっぷりを発揮すれば余計な誤解など霧消するはずなのだが……もちろんトラブルの種はつきまじ。余計なお世話の妹さんパワーで千秋の乱入である。

 イマイチ分かってないんだが、心春ちゃんって単に千秋の本心を見抜いているからこそ「お姉ちゃんには幸せになってほしい」っていう一心で景太とくっつけようとしてるんだよね? 普通に考えると、心春目線だって景太みたいなろくでなしと親族をくっつけようとは思わないような気もするのだが、出会いの時点で心春ちゃんも景太菌に毒されてしまってるからなぁ。お姉ちゃんへの純粋な愛情から、確実に駄目な方向へ背中を押してあげている妹さんの残酷さよ。そして、肝心の千秋の方も、すっかり景太にほだされて本気になってしまっているのでたちが悪い。まぁなぁ、運命の人すぎたからなぁ。現在の「一方的に絆を認識しすぎている」っていう状態は彼女のメンタルを考えるとあんまりいい状態じゃないのかもしれない。まぁ、今作では珍しいくらいに真っ当なラブを貫きとおそうとしているのは立派ではあるんですけども(その分、この汚れきった世界では浮いてしまっているとも言えるが)。千秋さん、妹さんに「明日は可愛い格好してきてよ」って言われてるのにクッソ適当なTシャツで遊びに来てるの笑うよね。

 結局、世紀のKYフラグブレイカーである景太を前に、真っ当な努力などあまり意味がない。千秋からすればほぼ決定打となるような勇気あるアクションは起こしてみるのだが、のらりくらりとかわされ、かといって完全にリリースされるわけでもなし、目の前に天道さんをキープしながら、しっかり千秋には可能性を残しているように感じさせるというファインプレイを演じる雨野さん。もともと亜玖璃のことも心配して遊園地に来ていたはずなのに、この自由さで女の子の間をとびまわれる瞬発力はゲス原さんなんかよりもよっぽどのスケコマシに見えるんですけどね。まぁ、景太の場合は負の自意識が強すぎるから、別に意図してそういうことをやってるわけでもないはずなのだが……。これってさぁ、周りで見てる妹さんが止めてやるべきシチュエーションだよなぁ。

 結局、景太は内容のあるデートで色々と充実した時を楽しんだ。かなり長時間天道さんを放置してたような気がするんだが、忠犬の天童さんは多少の放置プレイくらいならもうビクともしない模様。あっさりと景太を受け入れ、ラストに手ェ握られただけでオールオッケー。というか、自分から掴み取りに行ってましたけどね。あのシーンの天道さん瞬発力はちょっと笑える。そして、そんな三角関係を放置して2人で歩いていた上原・亜玖璃ペアもなんとか丸く収まったみたい。いや、だからさ、この2人は元から相思相愛なだけなんだから、放っとけば問題なくくっつけるはずなんだってば。亜玖璃さんが上原に飛びつく時の幸せそうな表情だけで、割と満たされたので良しとしましょう。

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 んんんんんんんんんんんんん? 第10話。まとめる気ゼロか! まだまだ行くか! いいね! どこにでも行っちまいな!

 すでに10話目ということで、他の作品ならいよいよラスボスも登場してゴールが見え始めるくらいの段階のはずなのに、全くゴールなど見えずに新たなクエストが乱立するばかりの恐ろしい世界。なんで今作のキャラ達はアクセル踏む以外の選択肢がないんだろうな! ブレーキって機能は付いてないのかな!

 そんな中で唯一心の癒しになるのが、先週は一切登場しなかった亜玖璃さんなわけです。今回は昔の友達に引っ張り出されて典型的な高校デビューを笑われるという屈辱的なシーンがあったわけですが、おかげで亜玖璃さんの男前っぷりが一気に上昇。あそこでブチキレて相手をひっぱたくくらいの展開もありそうだったけど、亜玖璃の場合はそこを格好よく笑って退場できる。いいね、あくまでも(言葉にしろ体にしろ)暴力に頼らず、自分自身の信じたものを貫き通す信念の強さ。やっぱり亜玖璃さんは二次元キモオタブタ野郎達の憧れの星だ。まぁ、そんな彼女の信念がボコボコにされる世界なんですけどね……。序盤はキングオブ空気読めるだった上原さん、どんどん駄目な方向に進化してませんかね……。何故か他の女とスキンシップをとっている時にばかり街角で遭遇するというハイパーな豪運も持ち合わせているせいで、亜玖璃さんのメンタルはもうボロボロよ。そして、そんなHP残りわずかの亜玖璃に忍び寄る、今作最大の悪魔・景太の魔の手。今回珍しく天道さんが素直なノロケ話を披露して「なんでこんなことをわざわざ千秋と話してるんだろうなー」って思ってたら、なるほど、外野の間で「ゲーム>天道」っていう図式を明確にしておくことで、自然に「亜玖璃>ゲーム」に連結させるためだったのね。A>B、B>C、∴A>C。うーん、定理。

 前々回、人生ゲームパーティのおかげでなんとか回復したと思われていた亜玖璃・上原間の関係性。今回だって実際に上原は「亜玖璃にとって景太は弟みたいな存在だろ」と(珍しく)正しい認識をしていたというのに、こんなところから再び疑念の影。そりゃま、上原さんの行動が先に火種になったとはいえ、この能天気な亜玖璃・景太間の関係性はやはり誰から見てもちょっと問題はある。まぁ、事前に不等式の話をしていたなんてことは景太さんも知らないわけで、今回ダッシュで駆けつけたことについて、彼に非はないのだが……それにしても、ダッシュで逃げながらだったのに亜玖璃さんがメール打つの早いな……。

 残念なことに、再び首をもたげる亜玖璃・景太間の疑惑。事前に「正しい彼女の振り方」のレクチャーを求められた天道さんはレイプ目になるしかなく、そんな関係性をサポートするかのように固まっていく上原・千秋の関係性。これまでの問題と違い、千秋の場合はついに「自分が好かれている」という勘違いを生み出してしまっている(これまでは不思議なことにそうした勘違いはなかったんだよな)。そして、察しのいい( )上原さんはろくすっぽ言葉も交わさずにそんな千秋の状態を上から目線で監督している。これまで若干蚊帳の外だった天道さんだが、彼女は千秋からは「上原の不倫相手」認定されているせいで、女性が三人集まるともう訳がわからない。運命の人すぎるという上原の伝説に残る叫びに対し、気の合う彼女さんは「浮気の証拠すぎる」という見事な切り返しで状況を崩しにかかった。どさくさに紛れて千秋が「上原に好かれて光栄と思うターンは終わった」みたいなこと言ってるんだが、お前の中で上原をどうしたいんだ。

 なんだろう、とにかく亜玖璃さんだけは不幸にならないように祈ってきたのだが……今更気づいた、こいつら、みんな馬鹿なんだ……。馬鹿ピンク……可愛いな!

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 亜玖璃さんが1回も出てこないとかどういうことですか、第9話。もう上原さんと雪解けしてしまったから関わらないってことなの? 上原さんは現役であれだけ問題起こしてるのに? 亜玖璃さんカムバック!

 今回の主人公は文句なしで千秋。そして非常に珍しいことなのだが、今回は「景太がKYらしいKYをほとんど発揮しなかった」という奇跡的な展開でもある。ちょいちょい要所で面倒臭いことはやっているのだが、いつものように決定的なサイコパスっぷりを見せるような言動はなく、今回の責任の50%くらいは千秋にある(残りは10%が妹の心春、残り40%は上原さんである)。まぁねぇ、前回のお話で一方的に「のべ・MONOの真実」を知ってしまったわけで、下手にお互いアカウントバレするよりもタチが悪い状態なのは間違いない。普通ならばここから素敵ラブコメがときめく方向に進展するはずなのだが、そこはこの奇跡コミュ障軍団のこと。「面倒臭い人間関係」なんて綺麗に処理できるはずがない。千秋にできるのは、「より面倒にして火種を増やす」ことだけであった。

 Aパートまでの流れは上手くいってたんだ。全く色気のないスウェット姿の千秋もいかにもな出で立ちでよろしいし、彼女が一方的に景太の真実を知ったおかげでドギマギしながら下手くそなツンデレで必死に抗っている様子を見ているだけなら、そりゃ健気さも伝わってくるし、少しでも幸せな方向に収まる期待もするだろう。しかし、そこに無関係な妹さんを引き込んでしまっちゃぁ駄目だ。どう考えてもロジックが繋がらない、支離滅裂なその場しのぎだ。いや、そもそもなんでその場をしのごうと思っちゃったのかも分からないのだが……やっぱりああいうタイミングで本当のことが言えずに問題を先延ばし(?)してしまうのがコミュ障のコミュ障たる所以ということですかね……。向き合えないんだよな、今後展開されるであろう、「MONOさんやのべさんだとバレてしまった自分と景太の会話」という重圧に。だからこその「アカウントハック」。……こういうのもハックって言っていいんでしょうかね。妹さん、とんでもなく面倒な問題の渦中に放り投げられたことは理解していると思うんだけど、嫌がらずに付き合ってあげてるってことは、相当お姉ちゃんのことが好きなんだろうな。事前の「妄想や自己嫌悪でぐるぐるしてるお姉ちゃん」にも素直に付き合ってくれてたしな。さすがに生徒会長を務める優等生は違いますな(でもエロゲはやる)。顔を上気させて部屋から飛び出してくるシーン、いくらでもエロい妄想ができる。本人は否定してたけども。まぁ、ある意味よりアウトな方向性だよな。

 こうして、せっかくまっすぐなラブに落ち着くチャンスがあったというのに、千秋さんはとっさの判断でこれを神回避。いや、鬼回避。心春ちゃんも交えた地獄のサバイバルへと突入した。そして、そんな千秋の気持ちを充分に理解した上で、さらに面倒臭い絡みで地雷原を広げていく上原さんのナイスアシスト。今回はさぁ、景太は割と察しが良かったんだよね。千秋の家でも大きなミスはしてないはずだし、星ノ守姉妹のカミングアウトに対しても懐疑的だったし、もうひと押しすればその奥の真実が手に入るところまでは肉薄しているのだが、どうしたって最後の一手が足りない。こうして、いいところまで読めているのに最後の一歩を踏み込まずに保留しているあたりも、コミュ障同士の関係性であるが故の悲劇なのかもしれない。

 結局、最後に上原さんが「本当にお前どうした?」としか思えない迷惑な爆弾をぶっ込んで次回へ続く。あ、そういや亜玖璃さんも出てないけど天道さんもいなかったわね。まぁ、天道さんはいなくても怒らないわ。ちなみに、亜玖璃さん欲求を満たすために「はじめてのギャル」を視聴しても何一つ心のスキマは埋まらないから気をつけろよ(なぜやろうと思った)。

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 千秋の私服が扇情的で良い、第8話。ダイレクトに乳を強調するデザインはある意味「○○を殺す服」シリーズなのではないかという気もする。

 今回はAパートとBパートが分かれたオムニバス形式で、メインシナリオが進んでいるのはBパートの方。対するAパートはまたまたずいぶん強烈な新キャラが登場したが、なんとこれが千秋の妹さんであった。いっつも思うのだが、学園アニメの世界線における生徒会長ってどういう存在なんだろう。自分の過去を振り返ると、生徒会の役職なんざ面倒なだけで務め上げたからって何かご褒美があるわけでもなし、絶対にやりたくない罰ゲームみたいなポジションだった気がするのだが……だいたい漫画・アニメの世界だと絶対権力を保持する憧れの的になってるよね。よっぽど内申点でも上がるんでしょうかね。それとも、在学中に好き放題何かできるんでしょうかね。とりあえず、今回登場した心春ちゃんの場合、「目立たない自分が初めて主人公になれた輝かしいステータス」として受け取っているようですけども。ただ、問題はそんなステータスを持っている子の唯一の趣味がエロゲーだったことなのだが……。

 こちらも不思議に思うことが多いのだが、女性のエロゲプレイヤーってのは一体何をモチベーションにゲームをするのだろう。まぁ、男にだって純粋にノベルゲーとしてプレイするだけで一切欲情しませんとか、そもそもエロゲを銘打っているのにあんまりそういうシーンはありません、っていうゲームもあるらしいのだが、やっぱり「ギャルゲー」と「エロゲー」の差って、そういうシーンがあるかないかなわけよね。わざわざエロゲーとして販売しているからには、そうして「使える」要素が大きくなるわけで、それってつまり男性専用ということになってしまうはずなのだが……、いや、こういう考え方自体が差別的なんですかね。LGBTの団体から怒られたりするんですかね。「女性だってエロゲーを楽しめるんだ」っていう。まぁ、心春ちゃんの場合はそういう問題を別にして単に年齢的にアウトなんですけどね。堂々と条例違反の生徒会長が描かれるのはどうかと思う。まぁ、世の中には高坂さん家の妹さんみたいな例もありますからね。飲酒喫煙と違って、未成年のエロゲプレイ描写はアニメで規制されないんだよな。

 で、そんな心春ちゃんがこれまた運命のいたずらでクソKYの景太に転がされてしまうというお話だが……まぁ、まだその先がないからこじれるかどうかは分からない。景太は相変わらずナチュラルジゴロっぷりを披露してるわけだが、これってどっちかっていうと景太が悪いんじゃなくて、周りにいる女性陣が特殊性癖すぎるっていだけなのかもしれない。今回のくだりだって、あまりにピンポイントで承認欲求を刺激しすぎだし。普通に考えたらショップ店内で高らかにあんな演説ぶってる奴がいたらひくわ。あと、「オススメのゲーム」ってんならわざわざワゴンから引っ張り出さないで自分が持ってるやつを貸してあげればいいのでは、って思うんだけど、景太はゲームソフトの貸し借りを絶対認めないタイプなんでしょうかね。

 とりあえず妹さんは置いといて、本編となるBパート。相変わらずの軍師っぷりを発揮した上原さんの手により、こじらせコントの集大成みたいなステージが用意されました。あのゲーム、絶対に子供とプレイできないヤツだけど、大人が集まってプレイして面白いんですかね。まぁ、この5人ならそりゃ面白いどころではないが。上原さんの妄想劇場が王道NTR展開で、ウェディングドレスの亜玖璃を見るだけでもちょっと萌えますね。あと、作業服が似合う千秋、白目が似合う天道さんという黄金の布陣。そっち方面にネタが加速してもちょっと頬を赤らめるくらいで割とズバズバ景太に突っ込みを入れていく亜玖璃さんの強さ。そんなものを見せられてどんどん職人芸が鋭くなる上原さん。うーむ、良いコンビネーションだ……。

 せっかく集まったのに結局このままなんの解決も見ないままで泥沼が続くのかと思いきや、一番簡単に解決できそうだった上原・亜玖璃間の問題がまずは雪解けの兆し。この2人がお互いに報告し合うのが一番手っ取り早いんだよな。ここの誤解は完全に解けたってことでいいのかしら。ちゃんと上原さんは亜玖璃のことを「彼女」って言ってくれてますし。今回亜玖璃が引き当てた「愛は微塵も揺るがない」っていうマス、案外上原との関係性における彼女の立ち位置を表したものだったのかも。

 こうして2人がよりを戻すことに成功すると、あとは景太ハーレムに残されるのは2人。天道さんが巻き返しを図るかと思われたところで、流石の景太が最大級の爆弾を投下。うっかり上原さんが自分の幸せに気を緩めた瞬間の出来事であった。これ、蛇蝎のごとく景太を嫌っていた千秋は一体どう思うのだろうか。しばらくはオーバーヒートしていて判断ができないとは思うのだが……自分の正体を明かしたら景太の対応が変わることも予想されるわけで、実に悩ましい乙女の葛藤が待ち構えている。そして、そんな乙女の葛藤を外からでも唯一認識できる上原さんのモヤモヤも加速しそう。もう、天道さんはそのまま放置しておいた方が美しいのではないかしら。

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 なんなの、ホント何なのこのアニメ、第6話。延々高校生が授業中に机に向かって妄想してるシーンが最高にエキサイティングという謎過ぎるアニメである。

 まー、上手いこと絡む……いや、絡まないもんだわね。最後の千秋の妄想はいささか無理矢理感があったが、それ以外の上原・亜玖璃コンビの「誤解」のきれいに収束していく感じは本当に誂えたかのよう(いや、誂えてるのだが)。きっちり最悪の展開に誘導してくれる人非人の景太の行動選択も見事なもので、周りにいる人間を全員不幸にしなければ気がすまないという最強のド鬼畜の本領発揮。やることなすこと全てが誤解につながっていく負の螺旋は、見ていて本当に痛快である。

 そして、どうやら本作のキャラクターたちは色んなことに(余計なまでに)一生懸命なのだ。元々は友達への思いやりから行動を起こしたはずの上原さんですら、次第に問題が自分や亜玖璃のことに関わるようになり、景太の面倒を見ているとはいえ、その実余計な邪念を混ぜ込みまくりで暴走。景太のことになれば途端にポンコツとなる天道さんは当然のように暴走、元々景太と同じ思考回路を持っているコミュ障の千秋も当然まともな思考など出来ずに暴走、そして基本がお馬鹿でしかない亜玖璃も暴走。みんなして思考回路にブレーキが無いんだもん。そりゃ突っ走るよ。グルグルと脳内で最悪のことばかりが浮かび、最終的に目の前の現実がその「最悪」に重なるという地獄絵図に打ちのめされる様子が同時進行で描かれるせいであまりにもカロリーの高い展開。下衆顔の上原さん、義憤に燃える千秋さん。よだれダラダラの亜玖璃さん。みんな、もうちょっと周りのことも気にして下さいよ。なんなの、ゲーム好きってこんな連中しかいないの?(偏見)

 今作を見ていて気になるのは、原作の小説ではこの恐ろしいまでのテンポをどのように文章で表現しているのだろう、という部分。今回もっとも盛り上がったのは景太と天道さんが対面する前に余計なことを考える3人がグルグルと妄想を加速させるシーンと、その妄想が現実のものになり、(5人)全員が景太の一言を契機にぶっ壊れる「ループ」シーンだと思うのだが、あのあたりは文章で書こうと思ったらものすごく大変なんじゃなかろうか。これが構成をこなしたアニメスタッフの功績なのか、それとも原作の時点ですでに内包していた見事なテンポの良さなのか。こればっかりは原作を実際に読んでみないと分からないなぁ。とにかく、「そんなアホな!」と思えるような無茶な思考回路のポンコツたちの見事な共演が、息もつかせぬ見事な流れでポンポン出てくるところがギャグとして本当に秀逸である。単なる「学園ラブコメ」(?)でこんだけ笑える作品は久しぶりな気がする。

 多分、こうして何の心配もなしに笑ってられるのは、ちゃんとヒロイン勢が可愛いし、上原さんのクールでサイコな思考回路もついていけるものになっているおかげだと思うのよね。本当にキャラが活き活きしています。そしてそんな中でもやっぱり僕は亜玖璃さんが好き。ここまでこじれても一途に上原を思い続ける亜玖璃さんは最高のヒロインだと思うし、コワレ方まで上原とおそろいになっているあたりは本当に献身的。LOVEの綴りさえ間違っちゃうような脳の弱さなのに、景太に愛を説く時にはなんだか随分悟ったような意義深いことも言ったりする。本当に彼女は愛のために生きているのだろうなぁ。本当の本当に、亜玖璃さんだけは幸せになって下さい。

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 だからぼっちは生涯ぼっちでいればいいのに、第5話。余計なこと考えて他人と干渉し合うからこういうことに……って、いや、流石に奇跡的なアホ過ぎるとは思うが。

 とにかくすれ違いにすれ違いを重ねて面倒ごとが増えていくというのはこの手のラブでコメな作品では鉄板の展開なのだが、今作の場合、そのトラブルに絡む厄介な連中の数が尋常じゃない。空気読めない選手権でトップを独走する景太を筆頭に、基本的にほぼ同類なので間違い方も肩を並べる面倒な千秋、症状が悪化し続けて快方に向かう気配が無い天道さん、基本がお馬鹿だし勘違いも得意技の亜玖璃、そして、そんな連中のとばっちりでどんどん様子がおかしくなっていく上原。この5人が見事な連係プレーで互いの関係性を引っかき回して厄介事を際限なく膨らませていく。5者の関係性の中に「問答無用で一方的に惚れている」という関係性が2例、運命の相手が隣にいるのにさっぱり気付いていないという関係性が1例、そして各自の惚れている相手を勘違いしているパターンが大量に。まともに他者の関係性を把握出来ているのって上原だけなんだよな。その上原ですら、亜玖璃のことになると冷静さを失ってノーコインでゲームを楽しむようになるし。これ、もう他の人間が介在してサポートする余地がないよな。上原さん、1話時点ではリア充っぽい取り巻きがいっぱいいたのに、ここ数話はマジで景太以外と話をしていないような……。

 出会いから決裂までの展開で「好きあった仲じゃない」というレベルに落ち着いたかと思われていた景太・千秋間の関係だが、色々とこじらせた結果として気付けば互いにいがみ合い、貶め合うレベルにまで進化していたようだ。千秋さんも元々ぼっち体質のくせに、他者に対する評価が容赦無いんだよな……彼女は上原にちょっとした憧れを抱いているわけだが、それに加えて亜玖璃が景太の彼女だと勘違いしているわけで(景太の馬鹿が何重にも駄目押ししてるし)、つまり上原はフリーだと認識しているってことなんだよな。一応天道さんとの関係性を「いい感じ」と認識したみたいだが、今後積極的にアプローチをかける展開もあるのだろうか。

 亜玖璃さんは、本当に清々しいまでに上原一筋。前々回あたりにちょろっと景太に転びそうな気配があったが、今回はそんな気配は感じさせないパーフェクトな一途さを発揮している。やっぱり今作で最強のヒロインは亜玖璃さんですよね。ただ、そんな彼女もじわりじわりと景太という罠に取り込まれつつあるのが気掛かりだが……今回の顛末でようやく上原も危機感を抱いた部分はあるみたいなので、最終的にちゃんと上原さんが亜玖璃を守ってあげるハッピーエンドが期待したいです。ただ、1話で不穏なテロップが出てたからな……。嫌や、亜玖璃さんにはそのまま幸せになって欲しいんや。

 天道さんは……まぁ、いつも通りだ。もう、同好会云々を除いてもまともにゲームなんか出来ない身体になってる気もするが……。ポンコツヒロイン勢揃いの中、一番何も気にしてないのが景太ってのがマジでムカつくよな。上原を評して「あんなガチナンパ野郎だとは思ってなかった」って最低の感想やんけ。今作で一番の聖人である上原さんに向かってなんてことを。最終的に悪の権化である景太を全員でフルボッコにする展開とかになれば面白いのに……。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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