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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」 6

 この作品のタイトルこそ「狂血令嬢と悪食王子」とかにしたらいいと思いました。まる。

 ちょっと点数上げすぎな気もするが、1話目は笑っちまったので立ち上がりは私の負け。単なる悪役令嬢ものから大きく逸れてるわけでもないのに、たった1つ歯車が狂うだけでよく分からんツボに入ってしまった。出オチ感は満載なので、来週以降は多分落ち着きます。

 タイトルからは何の情報も得られないため、予備知識ゼロで視聴開始、「悪役令嬢者やんけ」「親の顔より見た婚約破棄」といきなり辟易させられるが、ヒロイン・スカーレットのCVが瀬戸ちゃんだというのでちょっと首をひねる。いや、別に瀬戸ちゃんでも全然問題ないんだが、やっぱこの手の追放される令嬢といえば石川由依・宮本侑芽あたりのイメージがあり、瀬戸ちゃんとなるとちょいイカツいと思ってしまったのだが……最後まで見ればそりゃ納得。ありそうでなかった、「拳で解決するタイプの悪役令嬢」である。なんかもう、その1点だけでやたらおかしくて、時代設定とかガン無視でオタクみたいな指抜きグローブを勇ましく装着するドレスの令嬢っていうだけで絵面が面白くてしょうがなかった。

 悪役令嬢ものなんてものはテンプレが固まって動かしようがないと思っていたがもちろんそんなことはなくて、今作は「ヒロインが拳で語りたすぎる」というたった1つのクレイジーから全てが狂いだす。そもそもモノローグに入る時に「私は幼少の頃から人を殴るのが大好きな子供でした」の時点でやばい。自白やん。そんな危ねぇやつでも王族との婚約には逆らえないものかとちょっと残念な気持ちにもなったが、その後のスカーレットの生い立ちを見て「彼女なりの抑止の方向が微妙にイカレとる……」というのでツッコミどころだらけ。油断すると手が出そうになる令嬢のことは多分「悪役令嬢」とは言わんのよ。

 さらに、「婚約相手はバカ王子」というのも婚約破棄ものではテンプレ以外の何ものでもないのだが、普通ならここに「本当のあたしを知ってくれる素敵な王子様♡」が出現するはずなのだが、その位置にいるはずの第一王子もだいぶ様子がおかしい。ヒロインの圧倒的な才を振りかざすのが悪役令嬢ものの醍醐味のはずなのに、どうやら第一王子はスカーレットよりさらにポテンシャルが高く、「珍獣」呼ばわりして彼女を飼い慣らし観察するのが楽しいとか。もう、一切オブラートに包まず「おもしれー女」と言い切ってしまっている。そして当然スカーレット側からの印象も最悪になり、「容易くぶん殴れるバカ婚約者」と「一筋縄ではいかない本気の相手役」の2枚の壁を鉄拳で粉砕する必要があるという。血湧き肉躍る宮廷ヴァイオレンスが、幕を開けてほしい。

 そんでエンディングの映像がなぜか寝とった方の女狐婚約者テーマになってるのもよく分からんところでな。あいつ、CVがくまちゃんなんだよ。いよいよCV加隈亜衣で純正クズ女が誕生するのだろうか。それとも、やっぱりこんなことしておきながら殴られた彼女も実はいい子だったりするんだろうか。……手ェ出しちゃった後だし、もはやいい子だったとしたらスカーレット側に言い訳ができないのだが……。

 
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○「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」 5

 本作で一番謎なのは、これがMBSで放送されていることである。いや、そこは流石にテレ朝系列にやらせろよ。

 タイトルからして意味がわからないし、始まってからも「なんやこれ」という作品だったが、1話目を見終わって改めてタイトルを見ると「そのまんまだったのか……」と感心する作品。改めてWikiを確認しにいくと原作は元々「月刊ヒーローズ」でスタートした、すなわち元祖ライダーお膝元の正統派オマージュ作品として作られた漫画であり、なんと現在も連載中とのこと。全然知らんかった。世の中には本当にいろんな漫画があるもんである。

 「現在も連載中」という情報を入れてしまうとますますわからなくなる部分が1つある。「こっから先何したらええねん」である。まぁ、一応ライダーのフリして世の中の悪と戦っていくという筋立ては構成できるだろうが、あくまで主人公のモチベーションは「ライダーになってショッカーと戦いたい」であり、戦える相手は謎の「ショッカー強盗」だけということになる。流石にそんだけではお話もクソもあったもんじゃないが……次回予告からすると同じようなイカれた連中が男女問わず日本国内にいるらしい。かやのんボイスのライダーオタク、なかなかイメージできずにちょっと楽しい。

 まぁ、先のことはそれこそ続きを楽しみにとっておくとして、アニメとしてのクオリティも決して低くはない。制作はライデンフィルムということで最低品質は保証されているだろうし、ヘンテコな進行にも関わらず話はスッと入ってくるし、特に退屈にも感じなかったのでなんなら先はちょっと楽しみですらある。原作は柴田ヨクサルとのことなのだが、考えてみると俺はいまだにこの作者の作品に触れたことなかったんだよな……周りにファンは多いんだけど、まさかこんなところからファーストコンタクトになるとは思ってなかったわ。惜しむらくは、私があんまりライダーに思い入れがないということくらいだが……でもまぁ、戦隊に思い入れがあったらかえって「戦隊大失格」が楽しめなかったりもしたわけで、元ネタへの愛があるのも良し悪しか。決して俺の知ってるジオウやエグゼイドは出てこないと思うが、懐古主義になりすぎないことを期待しつつ、見守っていこう。挿入歌の「レッツゴーライダーキック」のアレンジバージョンはとても格好良かったぞ。

追伸:おっさんの孤独死について少しでも脳裏によぎらせるアニメはNGだぞ。

 
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○「友達の妹が俺にだけウザい」 4

 だから男女の友情は成立しないって結論は出たじゃん……え? そのアニメじゃないの?

 というわけでどうやら現代声優業界において長瀞的ウザがらみナンバーワンは鈴代ボイスだという結論が出たらしい。個人的には対抗に富田美憂を置いておきたいところだが、その辺りはまた今度議論しよう(誰とだ)。

 というわけでだいたい「だんじょる」と同じテンションのラノベ作品。ツンデレだったりそうじゃなかったり、古式ゆかしいラブコメラノベがスタートしたという印象しかないのでシナリオライン自体に良いも悪いもない。まぁ、退屈という意味ではやや悪い。ただ、意外だったのは原作者の名前に見覚えがあり、確認したら「義妹生活」と同じ人だったこと。まさかの妹専門家なのかと思いきや、過去の作品リストを眺めても別にそんなことはないみたいである。「義妹生活」は予想外のところから飛び出した現代アニメの鬼子であり、脚本部分も含めて高評価を出しているわけだが、「同じ作者が書いた作品だったら面白くなるに違いない」とかいう予断があんまり出てこないのはどうしたことだろう。

 まぁ、一番の理由は映像部分だよな。キャラデザ含めて、1話目から動画部分がだいぶヘナヘナ。明らかによろしくない方向の出だしである。制作のBLADEは直近に「この会社に好きな人がいます」で初の元請けを担当したスタジオで、それだけ見れば別に悪いこともないのだが……なんだろ、すげぇスカスカで中身が感じられない画になってしまってるんだよな……これが原作時点でさして真面目にやるつもりがない影響なのか、はたまた制作ガチャでハズレを引いた結果なのかはまだ分からないが、少なくとも1話目で視聴モチベが大いに下がったことだけは間違いない。一応映像含みでオープニングだけちょっと面白かったことは報告しておく。最近はVTuberによる楽曲提供が本当に増えたなぁ。

 
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○「不滅のあなたへ Season3」 ―

 不滅のアニメ。随分長いことやってんなぁ、と思っていたが、確認したらSeason1の放送が2021年だたのでいうほどでもなかった。そんな最近だったっけ!?(4年前は最近だよな。コロナ後なんて全部「こないだ」だよ)

 おそらく今回がラストシーズンになると思われるお話。第2期が2年半前ということでだいぶ間が空いてしまったが、多分これが1年だったとしても内容を忘れてしまうのは一緒だろうから大きな問題はない(問題あるだろ)。当然のように2期のディティールは全く覚えておらず、なんならキャラクターもいっぱい忘れてしまっているが、ここまでガラッと様子が変わる「新章」であるなら過去の記憶はあんまり気にしなくてもいいのかしら。ざっくりと「フシはノッカーとの戦いに勝ったけど、自分の意識を世界中に向けるために根を張り巡らせて、そのまんま長い眠りについてたよ。ノッカーにはなんだかんだで勝ってたよ」というくらいで押さえておきましょう。

 突如幕を開ける「現代編」。あまりにも雰囲気が違いすぎてついていくのもやっとだが、それは作中のフシも同じこと。トラックに轢かれても転生はしないし、タピオカはカエルの卵である。まぁ、楽しければ別に何してもいいですけど。この手の「タイムトラベラー」って見たことない新時代に途方に暮れて何もできなくなることが多いのだが、フシほどの超越存在になれば、分からんことだらけでもどうせ死なないし、適当に遊び回れちゃうのは強い。

 そしてもう1つよく分かってない設定に「かつてフシがお世話になって取り込んでいた人物たち」を現世で蘇らせた流れ。そういうルールなんだっけ? なんで出てきたのかよく分かってないんだけど、まぁ、そうでもしないとフシが寂しすぎるからね。流石にマーチのことは強烈に覚えていたけど、彼女と再び顔を合わせる日は来るのかしら。

 そしてなんといってもこの時代にも根強くその爪痕を残しているであろうハヤセの一族について。そうか、今回出てきたミズハさんってのは2期目で出てきたハヤセ一族の子の繋がりか。ママンが伊藤静という部分もどうやら血縁を色濃く残している部分らしく、この時代になっても、まだフシと連中の因縁は切れないらしい。そのあたりの「懐かしいはずだけど初めまして」の関係性がここからどうふくらんでいくかも楽しみといえば楽しみね。現代版ハヤセさん、どうやって出てくるかしら。出てこないかしら。

 
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○「味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す」 4

 今更だけど、もういちいちなろうを評価するだけの表現力を持ち合わせてねぇよ。なろうアニメの初回の感想を表す言葉、どっかにリストとかでまとめておいてくれませんかね。「繊細でしっかりとした脚本、美しく複雑な映像」とか「ここ10年で最高」とか、「3作連続で偉大な品質」とか。……まぁ、なろうアニメにあんまり褒めるフレーズ使わないけど……。

 というわけで「タイトル見ればわかるやろ!」で終わり。こちらは模範的な(?)追放ものなのでその部分についても特にいうこともなく、「なんで王太子が冒険者まがいのダンジョン攻略に挑んでるんだよ……」みたいなツッコミはありつつも、「平民上がり」ってだけでこんだけ差別されまくってるのに宮廷で職探ししたオメェが悪いんだよ、という結論は飲み込む以外にない。なろうワールドにおける差別は必須項目であり、おそらく現代社会で差別するととんでもなく叩かれる鬱憤を、差別主義な人々がなろうワールドで満たしているに違いない(差別的見解)。

 一応触れられそうな要素を探すと……制作の「月虹」というスタジオはこれまでも着実にダメなろうアニメを積み重ねたブランドで、確認したら過去5作の元請け作品のうち私が切った作品が3作という華々しい実績を持つ。切ってない「異世界ワンターンキル姉さん」も今の基準だったらほぼアウトなため、事実上の勝率は8割である(残る1本は漫画原作の「てんぷる」)。そんなスタジオなのでさぞかしショボかろうと思っていたが、これが案外映像は悪くない。いや、ことなろうアニメに関しては相当にハードルを下げているのでヘナヘナ度合いがよっぽどでない限りは「並」くらいの評価にしてしまうが、多分以前の作品よりかは安定している気はする。シカコボイスの僕っ子ヒロインも可愛いといえば可愛いので、その辺りを拠り所にして生き残る可能性がワンチャン……無いだろうなぁ……。

 
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○「SPY×FAMILY Season3」 ―

 順当に作り続けて第3期。まぁ、特に改めて書くことも無いので単なるログとしての新番チェックである。

 今作はアニメ化に際し、「WIT × CloverWorks」というとんでもねぇスタジオの共同スタイルが話題になった。この体制は今期も当然維持されているわけだが、そうした特殊な体制である影響だろうか、実は地味にちょこちょこクレジットが変わっており、分かりやすいところでは毎回「監督」の名義が異なっている。一応2期目までは古橋一浩氏がトップにクレジットされていたのだが、ついに今回はそれがなくなって別な人が監督名義で記載されている(一応、ずっと監督はClover寄りの人っぽいが)。他にもシリーズ構成も名義が変わっていたり、結構な変更があるにはあるのだが、例えば1話目でいえば古橋さんはしっかりコンテで参加してるし、多分事務的なものでそこまで制作体制に影響はないのだろう。ちなみに他のクレジットで気になった点としては、オープニング映像を作ってるのが夏目真吾氏だったりするのが何気に贅沢。

 内容についてはあんまり触れる必要もなかろうが、2期で大きな山である豪華客船編が終わり、順当に行くならロイドの過去編も含むシリアス強めのお話も結構入ってくる。どういう構成になるかは要注目だ。

 
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○「結婚指輪物語Ⅱ」 ―

 こんなにおっぱいでしたっけ。AT-Xで観てるもんだから乳首もフルオープンで何一つ隠し立てすることない作品となっている。こんなん観てたら、他の作品のおっぱいどうこうで一喜一憂してるのがアホみたいになってきますね。いや、おっぱいに一喜一憂するアホじゃないシチュエーションがあるかどうかは知らんが。

 1期放送から1年半が経過しており、当然のように内容はよく覚えていない。どうせテンプレハーレムものなのでディティールを覚えてる必要もないのだが、すでにハーレムに5人ものキャラが集まっており、個々のパーソナリティをあんまり覚えていないのはどうしたものか。序盤に出てきたエルフっ子と分かりやすい猫耳蛮族は覚えてるのだが……ビーム撃つみかこしアンドロイド、こいつどこでどういうふうに出てきたキャラだっけ……1ミリも覚えてないんだが……。まぁ、些事かな!(割り切り)

 多分印象は良くも悪くも1期から変わる気配はなく、お話そのものに興味を持つのは難しそうだが、映像部分に独特のエフェクトがかかっていて画面はそれなりに独自性が感じられるのは売り。これで大きな作画崩れさえなければこれ一本で1週間分のおっぱい成分が摂取できる完全おっぱい食として重宝するだろう。これを制作してるStaple Entertainmentは今期地味に「渡くん」との2本体制なのだが、制作時期のスパンから考えてあんまり心配はなさそう。

 
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○「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」 ―

 もはや開始にあたって言葉はいらない。どうやら今期が正真正銘の最後。長きに渡る旅路の果てを見守っていこうではないか。

 と言いつつもちょっと書いちゃうけど、今回も1年ぶりの再開なので久しぶりといえば久しぶり。まぁ、間に「ヴィジランテ」を挟んでたから、っていう理由もあるだろうが、ちゃんと思い出して見送ることができるかちょっと心配だった……が、遠慮なしにフルスロットルの1話目。よりにもよっていきなりオールマイトの全力全開から。ほんと、毎週がクライマックスで作者は血管ブチギレながら描いたんじゃないかと思えるハイカロリーっぷり。アニメスタッフもこの熱量を全てアニメに叩き込まなきゃいけないんだからほんと大変。責任あるアニメ作りには本当に感謝である。

 そして個人的に嬉しかったのは、最終シリーズを飾ることになったアーティストがポルノグラフィティであったこと。思い返せば10年近く前に今作がスタートした時のテーマソングは同じくポルノの「THE DAY」であった。今回の楽曲タイトルは「THE REVO」。歌詞には「THE DAY」のオマージュである「THE DAY HAS COME」のフレーズが込められており、いよいよもってグランドフィナーレを迎えるのだという感慨がある。

 どうぞ、よろしく頼みますよ。

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○「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!」 3

 キモい。きつい、ごめん、無理。

 タイトルをフルで書いたのは、今後2度と書くチャンスがなさそうだったので記念に。文句なしで(少なくともうちのブログでは)史上最長のアニメタイトルであり、一応正式にはこのタイトルになってこそいるが、あまりに長過ぎてテレビの放送情報などの記載名も『無限ガチャ』となっている。そんなタイトルつけてる時点でお里(なろう)が知れるわよ。ま、ほんと今更だけどさ。

 というわけで、なろうの嫌いなところをじっくりコトコト煮込んだような1話目なので視聴に際して多大なストレスを伴う拷問のような作品。そりゃね、こんくらいの作品はこれまでも何作か見てきたけどさ。何作か見てきたからこそ、「勘弁してくれ」って気持ちが強くなるのはしょうがないのよ。今作で一際顕著だったキツいポイントは、なろう主人公ではお馴染みの「あらゆる努力を全て否定し、本当に運任せのチートだけで物事が解決していく様子」が凄まじかったこと。「転生前にやりこんだゲームだったから」のオバロやマイノグーラがまだ恥ずかしそうにそういう設定にしているのに、今作は端折ったら「生まれ持ったスキルが最強だったから最強なんです」だけである。いや、それでもいいんだけどさ。それが真っ先に「適当にガチャ回したら最強のおっぱいメイドが爆誕しました」なのがもうね。

 「追放」の行程も他作品に比べてさらに適当で、過去の追放ものは一応「使えるスキルを持っていたから飼われていた」であり、無能なリーダーによってそのことを理解されずに追放されていたからこそ「ざまぁ」に(ギリギリ)大義名分も出るのだが、本作の主人公は、「自分が何の能力もないと思っており、実際に1ミリも役に立ってない状態でのうのうとパーティーについてきて高難度ダンジョンで足を引っ張った挙句、『なんで自分が追放されるんですか』と文句を言う」というクソみたいなムーブをしている。一応「騙された」とは言うものの、不相応なポジションに飼われている状態で疑問を抱かなかった時点で多分死んで詫びるくらいしか精算しようがなかっただろう。

 クソスキルしか持っていないという自認だったのに冒険者になろうとしたモチベも分からない。この世界のヒューマンは相当厳しい差別対象になっていることはおそらく社会常識であろうから(でなければ街であのような情景にはならない)、役立たずの身の上で単身自営業に挑んだらどうなるか、どれだけ子供だって想像できるだろう。ギルドの仕事に「薪運び」「泥炭掘り」があったということは、この世界にはそういう生業で生きている人たちだって多数存在しているということ。大人しく親元で迷惑をかけない仕事で一生を終えるべきだったのに、身の程をわきまえずに出てきた上で殺されそうになるのはどう考えても自己責任。もし復讐心が正当化されるとしても、その矛先を向けるべきは元パーティーではなくて、自分への差別を許容したこの世界全てに対して行われなければいけないだろう。最終的には単なるわがままで魔王が生まれただけの話なのだが、なぜそれを成長譚や復讐譚のていで書こうというのか。意味が分からない。

 そして腹が立つことに、今作は制作がJ.C.STAFF、監督が桜美かつしと、そこそこちゃんとした座組みで展開されているということ。そう、点数は下げてるがアニメとしては至ってまとも。同じJ.C.制作アニメとしては「ダンまち」あたりと同じくらいのクオリティである。おかげでこれを切ってしまうのは心苦しくはあるのだが……ほんとにこういうのはメンタル削られるんだよなぁ……。どうしたもんかなぁ……。

 
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