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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱり八九時だなぁ、第6話。阿良々木さんが一番何も考えずにしゃべれるソウルメイトはやっぱり八九時なのだ。圧倒的に大人な発言が出来る幼女なのに幼女の良さを失っていないというのが、八九時のスペシャル。

 というわけで、今回はメインになったのがアバンで八九時、その後はガハラさんなので、個人的にお気に入り2人の活躍が見られたのが満足。でもまぁ、話は相変わらずほとんど進んでいない。このままこのシリーズはずっとこの密度で進むんだろうなぁ。いや、それでも画面をずっと見ていて退屈しないんだからすごいとは思うのだが、やっぱり1期の展開力を思い返すと、多少物足りない感じはしますよ。今回だって、八九時と会ってる時間は何があったかと言われれば、特に何もなかったしね。

 一応進んだことといえば、ガハラさんとの関係性だろうか。鉛筆が大量に乱舞するガハラさんのぼろアパートでの二人の睦言にはなかなかどきどきするが、「アマガミ」を見ている時のように「リア充爆発しやがれ」と思わずにすむのは、ガハラさんの人徳故か。今回も色々な顔が見られて眼福もの。羽川さんの話題になると今までになかった顔をしてくれるのが面白いし、今回は阿良々木さんのまっすぐな告白に珍しく面食らってましたしね。結局、話が進まないとこういう要素を全力で楽しむしかないんだよなぁ。

 ラストは火憐が逃亡したところで引き。慌てふためく月日ちゃんがなかなか色っぽい。そして忍もかわいらしい。でも、全員面倒くさい。なんなんだろね、この世界。

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 そのチケットは意味がなくないだろ、第5話。いいじゃないか軽蔑されたって。永久に有効なんだぞ。なんの迷いがある。

 さておき、ようやくサブタイトルの通りのキャラクターに焦点が絞られてきました。今回はアバンが月火、Aパートが火憐対貝木で、Bパートが阿良々木さんと羽川、阿良々木さんと火憐の対話という構成になっている。まず、現時点では単なる傍観者である月火ちゃんだが、画面内での役割は単なる「可愛い妹」である。強いて言うならプラチナ可愛い。阿良々木さんは本当に恵まれた兄だなぁ、とそればかりが頭をよぎる。

 そして、そんな月火たちの会話を統合して得られた、火憐と貝木の対決シーン。これが今回のストーリー上の山場と言えるわけだが、いかにも西尾維新らしい、パッと見には統制された対話になっており、火憐の振りかざす「正義」の論理と、貝木の打ち出す「金」の論理が真逆に対応しているような分かりやすさがアピールされている。ただ、この会話をよく聞いていると、得意の詭弁で対比されているように見えているが、実際は火憐の主張は貝木の持つポリシーに何ら影響を与えるものではなく、文字通りに「大人と子供」の関係にしかなっていない(というか、どちらも大したことは言ってない)。その証拠に、後のシーンで火憐は「世の中はお金がすべてではない、お金がほとんどだ」と言っており、貝木に対峙するには主張が弱いのである。まぁ、このストーリー自体がファイヤーシスターズたちの弱さ、そしてそれを見守る阿良々木さんの兄弟愛を描くことにあるんだとしたら、火憐の「弱さ」は当然のものだとも言えるんだけどね。

 そんな弱い妹たちと対比されるのは、ひょっとしたら貝木なんてぽっと出のキャラではなく、完璧な女である羽川さんなのかもしれない。結局彼女の強さばかりが引き立つエピソードだしなぁ。今回彼女が阿良々木さんと2人で歩く帰り道はどこかしら1期の彼女の心象風景をイメージさせるようなものになっていて、なんだか懐かしいと思ったらコンテが森義博氏だった。「なるほど、森さんか」と思ったら、意外にも森さんって化物語の仕事してなかった。まぁ、シャフトの看板みたいな人だからよしとする。

 ラストは今作でも屈指のサービスである、妹の身体を拭く兄、というマニアックなシーン。これが平気で出来るあたり、阿良々木兄妹の関係性ってなんだかすごい。そして、武道を通してしっかりと締まった火憐ちゃんの身体もなかなかすごい。キタエリの切ない喘ぎ声もたまらないものがある。なるほど、これが「おちんこ」のたどり着いた果てか。よいものを見せていただいた。実際はあんなただれた兄妹関係とはほど遠いシーンなんだけどね。阿良々木さんが何のてらいもなく「妹の苦痛を自分が引き受けられるならそれに越したことはない」っていう台詞を吐けるのが格好いい。こんだけかわいらしい妹がいるからこそ出来る無償の愛かなぁ。

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 変な風呂の家、第4話。いや、阿良々木さんの自室も、リビングも、全部変だけどさ。

 一応サブタイトル通りの怪異との遭遇イベントは進行しているみたいだけど、火憐と「蜂」の関係が今のところ唐突なので、なんだかとってつけたような印象が否めない。おかげで、そんなメインシナリオはそっちのけで時間の半分を全裸の幼女と風呂場で戯れるのに費やしているという。ただでさえ画面がヘンテコな作品だというのに、更に規制絡みの制限まで入ったら、ますます訳の分からない画面になってしまうではないか。

 前半パートは、残された最後の1ヒロインだった羽川さんとの絡み。相変わらず超然とした羽川さん相手に阿良々木さんも防戦一方。そりゃガハラさんも手が出ないのは仕方ないか、と思えるラスボスっぽい振る舞いである(まぁ、ラスボスは撫子らしいが)。ただ、髪を切ったことによって羽川さんがガハラさんや神原などの他のヒロインと外見上のイメージが被るようになったので、なんかピンと来ない部分はあるんだよね。いや、しゃべってる内容は相変わらずひどいことてんこ盛りだから迫力は充分なんだけどさ。

 そして、そんな羽川さんとの話を受けて、「一旦時間をおくため」に風呂に入った阿良々木さんだったが、風呂の外よりも更にしんどいお話になるという。1期からずっと画面の隅にその存在が確認出来た忍野忍だが、今回堰を切ったような喋り始めたのは驚きである。しかも、1期の時はたしか平野綾がCVだったはずなのに(しゃべった記憶がほとんどないんだけど)、何故かその声が坂本真綾に変わっているという。結局ほとんどしゃべってなかったからってキャスト変更があったのならなんだかなぁ、という感じである。どうせしゃべるなら平野声で悪態をつく忍が聞いてみたかったのだが、まぁ、真綾がこんだけ高い声でキンキンとしゃべる役っていうのは久し振りなので、これはこれで悪くない。なにより、ずっと全裸というひどいシチュエーションのおかげで些末な問題はどうでもいい気もする。阿良々木さん、八九時にはあんだけ性的なアプローチをしかけるのに、忍相手だと一切そういうそぶりをみせないのね。やっぱり過去のいざこざが関わってるからそういう対象として見られないのかしら(実は原作を読んでないから忍がどういう存在なのか詳しくしらんのだ)。

 今回も延々風呂場でしゃべっているだけの画面で、ずっと薄暗いままで大変だったが、シャワーの水流や水滴、浴槽の水面などの効果を利用して色々とトリッキーな演出をみせてくれている。そして、何故か忍と2人並んで湯船に浸かっているワンカットだけ、「劇場版か!」と突っ込みたくなるくらいにぬるぬると動き続ける部分があったのだが、しゃべってることはどうでもいいし、動きの内容も、2人が思い思いに顔を拭っているだけという、本当に動画の無駄遣い以外の何ものでもないカットだった。なんの悪ふざけなんだよ。いや、どうせ全編が悪ふざけみたいな作品ではあるんだけどさ。

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 ガハラさんがいい女、第3話。相変わらずシナリオ面はなかなか進まないけど、それがこの作品の芸風だから一向に気にならないのが恐ろしい。

 これまでの2話で「前シリーズに比べて映像が安易である」ことには何度か触れているのだが、今回は新キャラが登場するなど、ようやく直接的に脚本面が動き始めたおかげで、映像の方に凝らされた趣向も見えやすくなってきた。貝木登場シーンからガハラさんとの会話にまで施された「枯れ木」による不吉なイメージの統制や、不安定な部分で歯切れが悪くなった神原やガハラさんの心情なんかは、やっぱり「この画」での見せ方を心得ているなぁ、と素直に感心出来るだけものものだ。

 そして、今回の最大の見どころは、ほぼしゃべりっぱなしとなったガハラさんの勇姿だろう。しっかりと阿良々木さんと絡んだのは本当に久し振りだが、相変わらずのひどい性格。言いたいことは全部言っちゃうし、やりたいことは全部やっちゃう暴君には違いないのだが、何故かどこかでかわいげがあるのが不思議。理不尽なまでのツンと、そこからほのかに匂い立つデレのバランス感が実に憎らしい。阿良々木さんが「自分が誰の男かくらい心得ている」と返答した際の「あら、そう」の一言なんか、すごく短い一言なのに、やっぱりすごく嬉しそうなんですよ。冗談めかして告白じみた台詞をしゃべるときのガハラさんも憎らしくて良いのだけど、そういう作った表情よりも、どこかでこぼれる本音を見るのが楽しい。最終的にこれも中の人礼賛になっちゃうんだけどね。

 仕方ないよ、今回に至ってはエンドロールでキャスト4人しか出てなかったし。本当に、漫談アニメだなぁ。

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 変態しかいねぇ、第2話。ま、分かってたことなんですけど……撫子が完全に痴女になってしまったおかげで、頑張ってる神原さんが雑魚キャラっぽくなっちゃうじゃないですか。

 本当に、「単にしゃべっているところに画を重ねているだけ」と言われたら反論のしようがない作品。「化物語」の時には1クール(+α)でエピソード5本だったのでガンガンシナリオも進んだのだが、今回は1クールでメインとなるお話が2本なんでしょ? そりゃぁゆっくりしますわな。そして、ゆっくりしてても別に問題無いように見えるのがこの作品の恐ろしいところだよね。だって、台詞がおさまるタイミングがほとんどないんだもの。中の人達も大変だよなぁ。

 台詞が続くだけでなく、ちゃんと画も「動いて」いるのは「化物語」の時よりも製作体勢に余裕がある証拠だとは思うのだが、やっぱり、シナリオ進行が遅い上で「動く」となると、どうしても意味のない画面が多くなってしまう。「化物語」の時のように「台詞でフォローしきれない内容面を、抽象度を高めた画面情報で埋めていく」という方法論ではなく、「1期でも話題になったシャフト的な野放図な画面をそのまま踏襲する」という目的の画面に見えてしまうため、「ま、見てて退屈しなくていいけど」というくらいのもんである。いや、そのための画面を構築するのだってものすごくセンスと労力を要する作業だとは思うんだけどね。今回のコンテ演出は八瀬祐樹氏という名前だが、これまでもシャフト作品で実績を重ねてきていたし、過去には「デュラララ!」の大事なエピソードで演出を任されたりもしている。今後注目すべき名前かもしれません。

 とまぁ、面倒な話はおいといて、とにかくエロかったりバカだったり、そういうトークの中身を延々堪能すればいいのですよ。前回はガハラさんと八九時が頑張ってくれたので、今回は当然撫子と神原。撫子については、痴女じみた台詞と花澤ボイスの融合度がたまらんものがありますが、個人的には前バージョンの髪型の方が好きですね。どこかで見た意見だが、「前髪全開はよほどの美人じゃないと似合わない」という格言があるのです。撫子はまだその域ではないな。つまり、前髪全開でカチューシャをつけても似合う女の子というのは……あとは分かるな?

 そして神原さんはめいっぱいの視聴者サービス。でも、何故かあまりエロさを感じないのは、やっぱりエロに恥じらいが必要だからだろうか。「案外普通なんじゃない?」って言われてテンパるってことは、やっぱり「変な奴」キャラを作ろうとして必死になっているってことなのかな。いや、神原さんの発想は確実に変人には違いないと思うのだけど。相手にしてる阿良々木さんのレベルが高すぎるんじゃないかな? せっかく妹のことを心配するいいお兄ちゃんっぽい顔を見せたと思ったのに、すぐに後輩からパンツをひんむかれるんだから、本当に阿良々木さんってば。真宵フェイスの阿良々木さんはちょっと笑った。

 あぁ、あと今回はオープニングが火憐Verになり、エンディングも正式版が遅れて登場。どちらも流石に視聴者のニーズを理解していらっしゃる。最近はぐっとキタエリ歌唱のアニソンが増えてきたね。良いことだ。次の進出先は、戦隊ヒーローかな。デカマスター役で。

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  満を持して、持し過ぎちゃってどうしような最終話。配信開始直後に観てたんだけど、そう言えば記事にしてなかった。どれだけ待ち望んでいたとしても、流石にここまで待たされちゃキツいキツい。

 そして前話同様、待たされたとはいうものの(この作品としては)普通の仕上がり。最終話らしいまとめ方というのでも無し、「なんでこんなに時間かかったんだよ」という文句が口をつくのも致し方ないところ。ほんと、なんでこんなにかかったんだろう。シャフトが前クールまで色々と仕事を詰め込み過ぎたのがいかんのかねぇ。

 もちろん、足かけ1年経過してしまった全体像を考えなければ、ラストエピソードとしての「つばさキャット」は完結している。Aパートはほとんど阿良々木がネコと会話するだけで終わる。画面も動きは薄く、無機質な背景、目のアップ、回想などが時間を埋め尽くす会話劇の後ろをクルクルと流れていく。もちろんいつも通りに文脈と一見切り離された変化は加えられており、例えば劇団イヌカレーの作った画と元絵の合作。エンディングでは実に印象的な画面を提供してくれているイヌカレー。「絶望先生」ではまるまる1話の製作に携わったりしていたが、普通の作画とのコラボレートは初めてだろうか。ネコの語る羽川の真実がどこか不可思議なデフォルメ絵と絡み合い、2人の間に交錯する奇妙な現実をコラージュする。他にも実写を交える、回想の絵に別な台詞を重ねるなど、相変わらず会話劇に含みを持たせる手際は手慣れたもの。少しずつ煮詰まっていくあやかしとの対話が、奇妙な画面の中でネコの思惑に結実する。

 ネコに襲われる阿良々木。「恩人」羽川の手にかかることを一時的に諦めかけた阿良々木だったが、そこによぎるのはひたぎの存在。普通のラブストーリーなら、「ひたぎがいるから僕は死ねない」という単純な決意になりそうなところを、阿良々木さんの場合はそんな簡単には割り切れない。「自分が羽川に殺されるとひたぎは確実に羽川に復讐しちゃうから自分は死ねない」。彼の思い描く結末は確かに「最悪の」ものであるが、この最悪さは質が悪い。ネコの提案する「阿良々木が死ぬこと」の結末よりも酷い結末が羽川に降りかかり、さらにひたぎにも不幸が降りかかる。そりゃまぁ、死ねない。

 そんな彼が最後に頼るのは、奇跡でも、愛の力でもなく、超越した力の権化、忍野忍。思わず彼女の名前を呟くと、待ち構えていた忍がネコを一蹴してしまう。「前回と同じ」結末であり、何ともあっけなく、適当な解決策。お話としてはどうかと思うが、これがこの物語の「結末」。朦朧とした羽川に怒られて、阿良々木も無事に日常に帰ることが出来た。

 すべてが終わったことを確認し、ひたぎとデートの約束をした阿良々木。そしてラストエピソードは、忍野との別れ。まぁ、アニメ視聴者は忍野のパーソナリティがよく分からないので、彼が何を考え、何故あの場を立ち去り、それに対して阿良々木が何を思うかはよく分からない。

 「終わらない日常」という幕切れ。未来が面々と続いていく阿良々木とひたぎのことを考えれば、実にまっとうな終わり方。何ともあっけない。このヘロッとした感じも、ひょっとしたらこの作品の性格の表れなのかもしれない。

 まぁ、色々と釈然としない部分もあるけどね。それはそれ、これはこれ。

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 待ちに待った……というか待たせに待たされた第14話。この作品のおかげでシャフトのスケジュールがギリギリになっているとしたら、実に罪作りなものである。そして、ようやく配信された最新話をみるにつけ、「そこまで労力を割かれるような出来かよ」と。まぁ、相変わらず楽しんでしまうわけですが。

 13話で復活を果たしたブラック羽川を何とか鎮めようとする阿良々木。ただ、前回まではやっかいな悪意ある怪異として明示的に敵対視されていたブラック羽川だが、今回は「忍の捜索」という目的も絡み、何ともあっさりと協調姿勢。猫は気紛れな生き物ではあるが、今ひとつそのレゾンデートルが分からない。まぁ、今回登場した意味は最後に本人が言ってたことが目的なんだろうけど。蟹は純粋なる呪い、蝸牛も浮遊霊、猿が一種の乱神で蛇は質の悪い動物霊。今回の猫はヒト由来成分も含んでいるおかげで随分話が分かる。ただ、アニメのみの視聴者は忍と阿良々木の関わりがはっきり分からないので、阿良々木の行動原理を追いかけるのが大変で、そのあたりの絡みを前提としながらの羽川との対話が飲み込みづらいのである。

 というわけで、メインストーリーは進んでるようでそうでもないので、今回の見どころは大きく2点。1つは、ここに来てのヒロイン大集合の流れ。実際には1人1人に阿良々木が電話をしているだけなので集合はしていないわけだが、立て続けに奇妙なロケーションから相談に乗ってくれるヒロインズの対比は素直に面白い。こうして一気に見てみるとひたぎは目立ってないのに正妻としての貫禄があるし、撫子は撫子で本当にずるいポジション取り。おかげでせっかくの真宵が目立たないじゃないか。駿河は……すげぇキャラだな。みゆきちボイスで「エロ奴隷」とか言ってくれるだけで一週間分のエネルギーがもらえそう。改めて今回だけを見ると駿河は単なる駄目人間じゃねぇか。それにしても、羽川に1回聞いただけのどうでもいいラジオネームを全部覚えてる阿良々木さんがすごすぎる。

 そしてもう1つの見どころは、なんと言っても羽川のエロ大盛りのセックスアピール。立て続けに魅力的なヒロインを4人も繰り出した本作、最後の1人となる羽川には残されたテリトリーなどほとんど無いかと思っていたのだが、実は4人中3人が貧乳という偏った配置だったため、巨乳キャラとしてのアピールががっつんと効いてくる。通常バージョンは眼鏡委員長巨乳なのに、ブラックになるとアホの子天然巨乳になるというチートじみた性能が、今回は存分に発揮されている。間で通常バージョンの羽川がフラッシュバックする演出も小憎らしい。このための堀江由衣なのだなぁ。そうそう、満を持して登場した羽川版オープニング、曲はおよそ予想通りのものだったが、映像が実写版というのは微妙に勿体ないサプライズ。尾石さんらしいっちゃらしいのだが、こういう方向性のエロはあまり望まれていない気がするのだが。実写版って銘打たれてたってことは、15話ではアニメ版もあるのかなぁ。出来ればアニメでガツンといいやつをみたいものなのだが。

 今回は、時間がかかった割には演出があっさり目で、正直言うと前話のような衝撃は無い。まぁ、間をつなぐエピソードなので印象が薄くなるのは仕方ないのだが、「それならもう少し早く見せてくれよ」といういちゃもんの方が先に出てしまうのは致し方ないところ。まもなく今年度も終わり。出来れば最後まで観てから年度またぎの総評がしたいんだけど。間に合うかな。無理かな。 

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 しばらくぶりに帰ってきた、見るのにずいぶん苦労した第13話。あれだけ配信が遅れた上に混雑が激しいって、流石に見込みが甘すぎると思うのだが……まぁ、それだけ人気があるってことでいいのかな? 「撫子」2話であれだけひどいことをしておきながら人気を維持しているというのは、ちょっとした社会現象かもしれない。

 さて、一部をweb配信のみで放送するという変則形態をとった今作だが、おかげで製作にかかる時間を何とか確保、クオリティは全盛期のそれに戻っている。もちろん内容は相変わらずのもので、特に今回は物語の中心となる怪異の登場までを描いているおかげで、本来なら山場らしい山場もないのだが、相変わらず会話の中身だけで引っ張れてしまうのだから手に負えない。これがウケることで味を占めて他の制作会社までシャフトっぽくなられたりしたら怖い。

 個人的には一番楽しかったのは冒頭数分。久しぶりに真宵が登場し、阿良々木の変態ハグ、噛みつき、噛み噛み、神はいました。彼女に必要な要素は全て網羅している。どこぞのロボ超人のような呼吸になるまでの映像も声もどれも可愛らしくて、真宵ファンにはたまらない時間。あんな幼女を思う存分抱きしめてしまう上にパンツまで要求する阿良々木君は、とっととどこぞに押し込んでしまいたいところだ。前回のひたぎとのスウィーートな場面を思い出しているのもうらやまけしからん。こいつ、単なる変態なのに何でこんなにもてるんだ。

 続いて登場は、我等がメインヒロインひたぎさん。「空港でもこんなに広くねーよ」という巨大な駐輪場での会話で、「これ、どこなんだよ」と思ったら話の流れから校内であることが分かる。背景で遊ぶのはいいんだが、場所が分からなくなるのはどうなんだろう。いや、誰も気にしてないだろうけど。今回ひたぎの出番は少ないのだが、貴重な中の人ネタでインパクトは充分。「あとがたり」の1回目を聞いた後だと、「中の人はとても優秀なのよ」という彼女の台詞にも説得力がある。もちろん物まねは似ないのだが、これがひょっとしたら「話の展開上、似せないで下さい」っていうディレクションのせいじゃないかとすら思えてしまうのが恐ろしい。千和イズマジック。

 そして今回のメインである羽川に会いに、例の公園へと場面が変わる。猫耳型の雲が漂う広漠とした公園で、一人膝を抱える羽川。テレビ放送中よりも随分成長なされた胸が強調されているようで、阿良々木さんも我を無くしたパジャマ姿が無条件にセクシー。そんな状態で二人きりのトークなのだから(内容は相変わらずのバカっぷりだが)、これも阿良々木さんの役得。基本的には会話の中身なんて本当にどうでもいいのだが、細かいところの演出はやはり見事。個人的には今回2つ特徴的だった天丼の使い方が気に入っており、羽川の「怒るよ」に対して阿良々木の漏らした「怒れよ」は、ちょっとゾクッとするくらいに格好良かったし、いつもの台詞かと思っていた「何でもは知らないよ」の後に続く台詞が違ったことで、実に見事に羽川の現在の心理が現れている。悔しいが、このあたりの細かいセッティングの機微については、うまいとしか言いようがない。

 そしていつも通りに、最後は忍野のところに殴り込み。忍野が何をしていたのかはちょっと気になるが、個人的にもっと気になったのは、「委員長ちゃん」っていう言葉はものすごく言いにくそうってことだ。忍野は連発してたけど、中の人はそれなりに気を遣ったろうなぁ、と。今回は忍野の振り返りのカットが無駄に凝っていたりと、おっさんの格好良さもこれまでの2割増し。次回でも活躍が期待したいです。

 そして締めを飾るエンディングは羽川使用の特別バージョン。ウエダハジメ氏のお馴染みの画風ながら、今回は全ヒロインが賑やかに画面に現れて一層楽しい仕上がりになっている。これ、羽川バージョンだけでなく他の面々のもあるとうれしかったんだけどね。

 とにもかくにも、相変わらず憎らしいくらいの仕上がりでした。次が楽しみなんだけど……まだしばらく先だなぁ。ま、過去のエピソードでも見ながらのんびり待ちましょうか。 

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 関西では2話一挙放映だからまとめて感想書いちゃえばいい最終話。ただ、「どうせ同じ話の1話と2話だからまとめて感想書けるだろ」と思ったら割とはっきりエピソードが分かれてしまったので、ちょっと困ってます。まぁ、簡易レビュー程度で。

 タイトルから分かる通りに、今回の主役は羽川。これまでも幾度となく登場してさりげなく「知っていることだけ」を教えてくれていた羽川だが、4話や6話などでは家に帰らないそぶりを見せたり、どこか憂いのある様子が観察されていた。それが今回解明されたわけだ。

 エピソードとしては単純明快。物の怪は猫だし、その性質もいわゆる少年漫画で表れる「怪異」の代表のようなもの。そういや、思い返してみると猿、蛇あたりもおよそ力業の怪異だったな。とにかく怪異を巡る事件はさほど目新しい部分は無い。忍野のところの子供(忍?)がなにやらすごいらしいのだが、そんなこと言われたってアニメ専門の視聴者は知らんことだしね。

 メインとなるのが回想ってこともあって、リアルタイムの話は羽川との雑談がほとんど。そして、どっちかっていうと撫子との無駄話の方が面白かったりするのが問題点。いやぁ、リトルスターウォーズはいいですよね。天才ヘルメットって考えてみたらすごいネーミングだ。

 基本的にこの「其ノ壹」については特に書きたい感想も無く。画的には前回までのシャフトのダメージが回復したとはあまり思えないのだが、会話中心の構成のおかげであまり気にならなかったのは良いのか悪いのか。

 どうしても堀江由衣に興味が示せないのが最大の問題だとは思うのだが、せっかくの「にゃはは〜」みたいな猫娘台詞も、堀江由衣ではいまいち盛り上がれない。いっぱしの声優オタクを自称しているのに堀江にだけ全くセンサーが働かないのは何でなんだろうなぁ。

 

 続いて「其ノ貳」。てっきり「其ノ壹」で羽川が抱えていた問題を阿良々木が解決する話になるのかと思ったら、一切関係ないひたぎとの初デートエピソード。これで「つばさキャット」を名乗るのは詐欺なんじゃなかろうか。まぁ、個人的には羽川よりもひたぎの方が見ていたい(聴いていたい)ので無問題ですけどね。

 Aパート、弁当を食べ終わったらあとは延々車の中。これも作画枚数が非常に少なくて「紙芝居」と断じられてもいいはずの部分なのだが、何故か構成次第でそんな文句も出てこなくなる。これは「技術」なのか、それとも視聴者側の「諦観」なのか。……だって会話を聞いてるだけでも別に不満は無いんだもの。ずっと押し黙っている戦場ヶ原父については、口を開くまで「シャフト的に考えれば声は麦人さんか立木さんになるのかなー」と思ってたら案の定で笑った。

 そして、星空を見上げながらのピロートーク(?)。エンディングにうまい具合に絡めた(因果関係が逆か?)星語りや、様々な会話パターンを踏襲させたうれし恥ずかし初デートトークは聴いてるこっちがこっぱずかしくなるような内容なのだが、それでも何故か苦もなく聴けてしまう不思議。ひたぎというキャラクターがうまく立っていることの証左であるが、何よりも阿良々木が良い奴であることが確認できる。この物語が一体いつの時代なのかは定かでないが、どう考えても男子高校生が初代ビックリマンを知っているのは異常。実はものすごく博学勤勉な人間なのかもしれない。

 2話を一気に見たせいでなかなか細かい技術面まで記憶に残せなかったのだが、総じて見ると、このエピソードで物語が閉じるのはアリな展開か。ぶっちゃけ羽川のエピソードが不憫すぎる気もするのだが……だってタイトルに名前が出てきてるのに結局オープニングが付かなかったわけだしね。毎回楽しみにしていただけに、羽川版がなかったのはちょっと残念。でもまぁ、今DVDのリリース情報を見たら「つばさキャット」だけ2巻出るみたいなので、確実にそっちに付くんだね。HPでのweb配信になるのか。じゃぁ、まだ完結コメントは描かない方がいいんだろうなぁ。ほんと、つくづくシャフトは面倒なことをしてくれる。 

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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