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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 過ぎゆく風のごとく、最終話。何もない。何も変わらない。そのことに不満のあるものか。

 前回までの謎姉妹など全く無かったかのように、いつも通りの日常が訪れる高梨家。事ここに及んで両親が外出して2人きりのチャンス、とかゆーてるけど、もう、お前らそんなことはどうでもいいくらいのことを今まで散々やっているだろうに。結局奈緒がやってることはいつもと一緒だし、当然修輔の反応だって何一つ変わることはない。本当にアホな兄貴と、おかしな妹の二人きりの時間。

 やはり、この作品は奈緒が全てだ。最後のエピソードでは、彩葉や繭佳もちゃんと登場しているが、それはあくまで奈緒のミッションを阻害する障害としてのエントリーであり、そこにこれまであった「三雄相まみえる」みたいな平等な並びは無い。どれだけ彩葉がはっちゃけようとも、奈緒がいる高梨家というテリトリーは絶対であり、修輔が最後に声をかけたのは奈緒だったのである。そして、最後の決め台詞だ。もう、何もなかったけど、これでいいんじゃなかろうか。こんなにすっきりと最終回を迎えるとは思わなかったわ。

 それにしても……最後のエピソードで男主人公が病床に伏してそれを周りのおなごどもが奪い合うという構図は、なかなか潔い馬鹿っぷりである。プリンで「あーん」してみせた後の繭佳の「してやったり」みたいな表情が無闇に面白くて吹いてしまった。ほんと、三人とも活き活きと自分の役割を全うしてくれていたなぁ。

 終わってみれば何も残らない、非常に刹那的な作品ではあったが、最終話の余韻は予想以上に大きなものだった。これはこれで、得るところの大きな結末である。直球のみで勝負を挑んできたこの作品に、最大限の敬意を表したいと思う。

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