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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  問答無用の盛り上がり、第24話。暑苦しい。正直意味も分からん。でも、盛り上がってる、アゲてってる。

 サブタイトルが表す通り、今回もケイトさん無双。四方の巫女はどれもこれもいいキャラクターなのだが、ケイトさんが18話以降一気にその地位を上げ、今回でそれが頂点に達した。幼少のみぎりからの一途な思い、エロ可愛らしい抜群のスタイル、黒髪ロング、そして眼鏡委員長。完璧じゃないですか! どこぞの腹ぺこ巫女とは比べものにならないオーラですよ。「私はアンタとは違う」という言葉を今回だけで2回繰り返し、そのどちらもが様々な含意を持って吐き出されたものだったわけだが、視聴者側からしたら「ヒロイン争奪戦は私がもらう」という宣言にしか聞こえません。

 ケイトの宿願は、結局最初から最後までスガタのために尽くすことだった。ワコも、そしてスガタ自身もしらなかったことだが、幼かったあの日にアプリボワゼしたケイトは、その身を賭してスガタを守った。そこからずっと鉄面皮を貫き通し、綺羅星に参画するなど、怪しげな挙動を見せていたわけだが、それは全てスガタを守る為にやってきたこと。そして、そのスガタがついに自らの意志でキングとして動き出し、その先には封印の解除という結末が待ち構えている。巫女としては封印を守らねばならないはずだが、王の命、スガタの命ならば巫女の定めなど些末なこと。自らの意志で正体を明かしたイブローニュは、そのままキングの意志に添い遂げ、壮絶な幕引きを選択したのである。彼女が手にした「永遠」は、他の誰が持つ野望よりも大きな意味を持つものだった。

 そして、激変する島の情勢の中で、周りを取り囲む面々も最後の仕事へと奔走する。ついに目覚めたシンゴと久し振りの会話をしたヘッドは、目論見通りに最後のシルシを受け取ることに成功する。自らの望む結末へと突き進むことで満足げなヘッドであるが、夢を共有したはずのシンゴの目覚めは、どこか物憂げである。「おとなにならないことで幸せを掴む」はずだったシンゴだが、長い眠りの先には、より大きな苦しみがあったと語る。しかし、あの時代から、容姿も、何もかもが変わらないヘッドは、友人の言葉にも一切顔色を変えなかった。宿願であったザメクの復活を見た彼は、最後に何を手にするつもりなのだろうか。

 そんなヘッドの思惑を理解してのことかどうか、スガタは自らの手でキングとしての立ち位置をタクトたちに表明し、ザメクに乗り込む決意をした。そこにあるのは、ケイトがいうように「永遠に残り続けるワコへの思い」があるのか、それとも、ただひたすら自分を想い続け、自らを犠牲にしたケイトへの感情があるのか。冒頭、学園長や友人との会話の中で、スガタは「タクトとワコのキスを見ても平気なのか」と問われ、「あれはお芝居だから」と応えた。物語序盤の彼ならば、「ワコとの関係は親が決めたものだから」と応えていたはずだが、現時点では、あくまで「あれは芝居の中で自らが選択し、タクトに選ばせたものである」ことを強調した。そして、彼が演じるもう1つの役割こそが、「自らが選択した」キングという大役。島の全てを犠牲にして、彼は最後に何を手にしたいのだろう。そして、その姿を見せ付けることで、タクトに何を望んでいるのだろう。

 綺羅星の中で、唯一イブローニュの動向を察知して動き出したのが、カナコであった。巫女の封印が解かれることを(第1フェーズで?)察知した彼女は、島民を守る為の非難準備を始める。「何のためにこんな大きな船を用意したと思っているの?」って、いや、単なる自己満足だと……だって、ワニとかいるじゃん! どう考えても単なる成金趣味じゃん! すげぇ。このご時世だからこそ求められる、この完璧な防災意識。最後までよく分からないスタンスで綺羅星に関係し続けていた頭取だったが、まさか単なる避難誘導員だったなんて。あれ? でもベニオはもっとどうでもいい立ち位置だよな……

 全ての事象が一気に収束を始め、成立してるのかどうかよく分からんけどもとにかくクライマックスな怒濤の展開。ひが日死の神社を舞台にしたケイトとスガタのやりとりも情感たっぷりで引き込まれる画面になっていたし、ゼロ時間突入後のやりとりは息をするのも忘れるぐらいの大舞台だ。「やっぱりその仮面があると正体ばれてなかったんだ!」っていう驚きもかなりのものだが、一番胸が痛いのは、仮面をはずして正体を現したスガタを見た時のワコとタクトの心情であろう。二人の胸中を思うと、本当に辛い。だって、絶対に叫びたくなるだろ? 「スガタ! 何その服!!!」って。普段クール系で決めてる自分の許嫁に羽根飾りドレスで出てこられたらなぁ……辛いよなぁ……

 

 茶化してすまん。でも、笑えて熱くなれるのがこの作品の本懐。ケイトの叫ぶ「アプリボワゼ」も、タクトが絞り出した「アプリボワゼ」も、みんな格好いいわ。たった1つの単語でここまで盛り上がれるってのは、やっぱり長い長い蓄積があってこそですわ。次回予告はなんだかものすごい画がてんこ盛りだったが、とにかくみんな、幸せになってくれれば一番だ! 年度またいじゃったけど、一気に駆け抜けておくれよ。

 綺羅星!

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