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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「春夏秋冬代行者 春の舞」 6→7

 何とは言わないが今期の「作画のクオリティを最大の売りにした作品」が自然とトーンダウンしてしまったため、作画クオリティで次点に位置していた今作が繰り上がりで総合上位へ。やはりWIT STUDIOの地力の強さは目を見張るものがある。

 一部、今作のトンチキ具合を冷笑する風潮があると見聞きしたことがある。確かに、私も1話目時点では「四季を題材にした擬人化なんて神代の昔からある陳腐なものだし、斬新なストーリーなど望むべくもない」とストーリーラインに期待が寄せられない感を醸していたのだが、そんな根本的な問題とは別で、「なんやそれ」「どないやねん」と思えるような要素が散見されたのは事実。中でも華歳をめぐるあれこれの意味不明さは流石にギャグの域で、突如ぶっ飛ぶ戦闘兵器・ミサイルなどなどに関しては「そんなもんをテロ組織が手にできる時点でこの国の治安終わり過ぎてるやろ。四季どころじゃないわ」というツッコミが入るのは仕方がない。そんな敵対組織の動向が場当たり的すぎて都合のいい(都合の悪い)ドンパチで強引に悲劇を引き起こしている印象になったら、そりゃ「チープだな」という感想にはなるだろう。

 私も最初の数話ではそこをネガティブに捉えていたし、現状でもそこに対する弁明はないのだが、単にそれを上回る量のエモを得てしまったがために「こまけぇことはいいんだよ」の精神で全力肯定する方向に舵を切った。だって、雛菊様は守りたいでしょう。さくらちゃんは応援したいでしょう。タイトルを見てご覧なさい、今作は「代行者」のことをただひたすら見守ればいいんです。中心となるキャラクターの造形がしっかり出来上がっていれば、それでいいんです。

 「この百合厨が」と謗られても構わない。作中でのさくらさんの献身は実に清く(もないかもしれないが)正しく美しく、命と誇りをかけた壮大なる騎士譚である。そこに絡む冬の陣営との純然たるラブロマンスも悔しいが理解が及ぶし、絵面だけ見れば犯罪に両足突っ込んじゃってる秋のカップリングだって食欲の秋を象徴するくらいに白飯が進む。まぁ、夏姉妹の扱いだけはどやねんという部分はあったが……オチじゃなくて3話4話で描かれた「姉妹愛」の物語はよかったですからね。総じて、クローズな状態での人間関係の密度については全て「見たいもの」を提供してくれていました。

 これだけのねっとりした愛情物語をWIT制作の最上級のキャラデザで魅せられ、それを余計なまでに補強してくれるのが盤石のキャスト陣。今作MVPは間違いなく春組のお二人、貫井柚佳と青山吉能のコンビである。さくらがさくらだったから忌憚なく応援できたし、そんなさくらの気持ちが痛いほど分かるのは最後まで雛菊が雛菊だったおかげ。それを後方腕組みして見守る狼星さんも凍蝶さんも頑張った。あと何気によかったのは長月役の松岡美里。ちょいノイズ混じりの音声がクレイジーサイコ信者にいい具合に刺さっててまだまだ新しい可能性が感じられましたね。

 さて、今回やや影が薄かった夏組は、きっと次章で主人公になるから控えてただけなんですよね? 次、やろうね?

 
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