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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  もじゃ毛バースト、第15話。てっきりサブタイトルから豆じいがものすごいところでサポートに来る話かと思ってたのに……全然関係無かった。当たり前か。一番印象に残った部分は、「結名さん、最低2泊の旅行の割に、なんか荷物少なくね?」です。嘘です。多分マンゴーアイスチキン南蛮添えです。

 前回のエピソードで、「効率化を狙う旅館経営」と「従業員を人として見た旅館経営」という2極対立を狙い、そこから緒花たちのイデオロギーを計るのが目的なのかと思っていたのだが、結局、そうした部分については主人公補正がかかるのが意外と早かった。色々とハプニングは起こっているはずなのだが、それがあまり大事にならずに穏便に収束するだけだったので、肩すかしを食らったというのが正直なところ。それもこれも絶大なるシャワー丼の効果なのか……すごい言葉だな、シャワー丼。ものすごく興味深い語形成なのだが、いかんせんサンプルとして特異すぎるからあんまり参考にならないのが悔やまれる。ホビロン・ボンボるに続き、いちいちおかしな言葉を考えないと気が済まない世界なんだろうな。ただいまンボル〜。

 さておき、結局今回の肩すかしの主犯格となったのは、前回かき混ぜるだけかき混ぜてくれた結名であった。「旅館の仕事は嫌いだからやらない」と言ってのけ、そのまま我が道を突き進むものかと思っていたが、番頭さんが意外にクールで素っ気なくしてくれちゃったおかげで、お嬢様としては面白くなかった模様。ツンデレというにも幼すぎるような態度で、初めての旅館の仕事にチャレンジする流れを自らで作ってしまった。ふーむ、そこは徹底して袖にして欲しかったものだが。前回までの余裕ぶった超然とした態度は、回りからちやほやされて女王様で居られたが故のものだったらしい。ひとたび他人に目を離されると、自分の方を見て欲しくて容易く食いついてしまう。なーんだ、意外とお子様じゃないか。

 結名のお子様ツンデレを誘発させたのは、窮地に陥ってもある程度冷静に行動出来た番頭さんの努力の賜ではある。また、もじゃ毛こと暴走機関車緒花が走り出したせいで、自然とみんなの目がそちらに向いてしまったことも一因だったろう。本当に、自分が注目されないのが嫌な性分なのだ。そして、実際に風呂掃除に参加してみると、なんとこれが初めての労働経験。大変には違いないが、万全のアフターケアを受けて「仕事も案外悪くない」とのご感想。単なる食わず嫌いならぬやらず嫌いだったのか。そりゃまぁ、接客業でお客さんに喜んでもらうっていう経験は、いつ誰がやっても悪い気はしないもんですよ。何だか妙な展開だったが、結名にとっては小さくとも大きな一歩。これで福屋旅館も、跡取りの心配はしなくてよくなるのかな?

 今回は、ある程度恣意的に「福屋の娘」たる結名と「喜翠荘の娘」たる緒花が比較されている。自分から率先してハプニングに飛び込み、機転を利かせて苦境を乗り越えて見せた緒花と、完全に受け身体勢で意に沿わぬ仕事に巻き込まれ、初めてであるが故になかなかうまくいかない結名。番頭さんは「同じはずなのに違うもんだな」という感想を漏らし、2人の娘っこの吟味をしてみせた。ただ、流石にこの比較は結名には酷だろう。確かに血筋としては同じ「旅館の娘」には違いないが、かたやずっと大旅館の娘として生まれ育った箱入りであり、かたや怪物じみた母親に引きずり回され、実際に旅館に関わりだしたのは最近という、雑草みたいな娘。そりゃ、強度に差があるのは当たり前なのである。どう考えても、修学旅行中に旅館の中居を志望する女子高生の方が普通はおかしいだろうに。

 それでももじゃ毛は止まらない。この猪突猛進っぷりは相変わらずの四十万の血であるが、そんな全力疾走の中にも、いつの間にやら身についた中居のノウハウなど、女将の指導が行き届いていたのが分かるのはにくい演出。とっさのトラブルにも動じずに機転を利かせられるアドリブ力は天性の肝っ玉の強さによってもたらされたものだろうが、接客業では最も重要な要素である。番頭さん、真剣に嫁に貰う算段をしてみるといいかもしれません。一応喜翠荘は跡取り息子がいるから大丈夫かもしれませんよ。

 そして、今回最大のクライマックスとなるのが、緒花たちにも、そして視聴者たちにもご褒美となった、女子高生4人のお風呂シーンである。旅館ものというジャンルのおかげでお風呂サービスの多い本作であるが、今回は広い露天風呂に友達同士というシチュエーションが開放的にさせたのか、いつもよりも更にきわどいあれやこれが目白押し。なんだその不自然な形の木の枝は! でもまぁ、緒花の場合はエロっていうより全裸ギャグって言う方が正しい気もするけどね……何にせよ眼福。みんなで鼻から吸って口から出す練習をしておきましょう。

 次回は……縁のメイン回? なんだろうな、この心躍らない感じは。

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