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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 偉人たちは尿で語る、第30話。ジジイ共にしてはエラく気合いの入った放尿で、大量に、なおかつ長時間出っぱなしである。やはり天下を統べる大人物たちは何から何まで違うものだ。「殿の小水の出が鈍ろうものなら」って、訳の分からない心配もされたことだし。

 さて、今回はそんな連れションシーンからの江戸情緒が一番の見どころであり、その他のサブイベントも軽快にサクサククリアして行ってる感じ。冒頭は織部による無茶苦茶な開城交渉から。試作品の茶器1つで説得できたら安いものだというのに、目に入っちゃった好みの品は何としても持って帰らなきゃ気が済まないのが業の深さ。1話目の時点では交渉事などそっちのけになってしまってろくな結果を残せなかったものだが、今となっては織部だってすっかり大大名だ。大軍に囲まれ、あわや命の危機という状況にも眉一つ動かさず、口から出任せ嘘八百で状況を打開してしまった。もうあんたはヘタレでもなんでもない、立派な詐欺師だよ。

 そして関東征伐を進める豊臣・徳川の連合軍。秀吉は三成との繋がりを強め、彼の信念をひとまずは認めてやることになった。山上宗二の一件もあるが、ここで三成を立てることで、自分のサポート役として大任を任すことが出来る人材を複数キープしている状態か。元々外様である家康にはそこまでの信頼を置いているわけではなかったので、ここで一つ安全策を打つ意味もあったのだろう。ただ、今回の放尿談義を経て、彼もようやく他人に足下を任せる決心がついたようであるが。

 そして、そんな秀吉に試された男、徳川家康。彼が甘んじて受けた東方への配置換え。それは事実上の左遷であったはずだが、この男は耐えることに関しては天下一だ。光秀の騒動で得られた人脈、天海僧正を呼び戻し、新たに描くは千年王都となるであろう、江戸の町並み。「戦で天下を取る気などさらさら無い」と言いはなった異端の大名の未来がここに見えた。この時代から1400年経った現代でも、彼の信念は生き続けているということが、フラッシュバックする現代の町並みに見て取ることが出来るのだ。

 そして、同じようにフラッシュバックした現代の姿と、残念ながら重ならなかったのが「七本木」の地である。1000年を見通す家康の目と、数分後すらろくに見えなかった可哀想な織部の対比が本当にひどい。どこまで大きくなろうとも、きちんと身体を張ったギャグを忘れないのが織部の良いところである。

 平和な世を願う家康の様子と、少しずつ大願を形にしていく織部。ストーリーは良いことずくめのこの作品だが、最後に登場した利休だけは、世の中がそう甘くないことを教えてくれる。三成に目を付けられた最後の巨人、千利休。宗二の一件で床に臥せっていた彼にも、気づけば「老い」という最大の敵が迫っている。あまりに壮絶であった1人の数寄者の人生の末路は、一体どのようなものになるのであろうか。

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