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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「にゃんこい!」 5

 「大正野球娘」の後番組という、非常に重い枷を与えられてしまった(私が勝手に思ってるだけだけど)、今期は珍しい部類に入る2期目じゃない作品。学園ラブコメっぽいノリだし、原作知らんし、特に期待するわけでもない作品だったが、まぁ、無難な立ち上がり。当方無類のネコ好きにつき、何か妙なスイッチでも入ったら大変だと思ったのだが、流石にアニメのネコでは心は揺れねぇな。強いていうなら、前番組の「DTB」で直前に黒猫一匹殺されてるのが無駄に不吉。

 物語の中心は、ネコの声が聞こえるようになるという、完全にボーナスとしか思えない「呪い」をかけられたネコアレルギーの主人公。つんつん頭でどこかレベル0の能力者を彷彿させる外見だが、作中では頭がいいのか悪いのか、性格は穏やかなのか凶暴なのか、体力はあるのかないのか、実は一切説明がない。この手の作品は往々にしてそうなのだが、メインとなる野郎キャラというのは、主人公のはずがぞんざいな扱いを受けるものだ。ここでそんな扱いに負けまいとして間違った方向にアイデンティティを発揮しようとすると独白マスターのキョンや説教マシーン上条さんになってしまったりするのだが、この主人公の場合、それが適度なセルフ突っ込みによって形成される。ネコが話し相手という時点でかなりアレな人なわけで、ひょっとしたら寒々しいくらいの独り言も、なんだか良いあんばいで消化される。脳内を巡る独り言はどこかテンポが良くて、多分キャストのアドリブであろう、バックで流れるオフ気味の台詞なんかも、よく聞くと案外面白い。台詞のかぶせ方とかに独特なものがある。

 ギャグのテンポが嫌いじゃないなーと思ったら、監督は川口敬一郎。この人の演出ってものすごく視聴者に媚びてるイメージがあるんだけど、それって裏を返せばきちんと見せ方を考えてくれてるってことでもあるんだよね。トータルで見るとこの作品、案外嫌いじゃないです。まぁ、画面のレベルは並なので、今後きちんと視覚的な部分にもこだわってくれれば、という条件は付くんだけど。

 視聴意欲をかき立てるのは当然キャストの仕事。中でも気になるのは貫禄充分のニャムサス役の田中敦子。やっぱりネコってのはこれくらい上から目線でふてぶてしくないと。そして人間サイドではなんと言ってもメインヒロインの井口裕香ですわ。しばらくは「ゆかちのくせに正統派ヒロインだなんて!」と思っていたのだが、まぁ、そんなわけ無いわな。中の人も猫派。そしてスタッフロールに佐藤利奈の名前もあり、「あれ? どこにいたっけ? まさかこの私がりなっちの声を聞き逃すとは?!」と思ったら、一瞬だけ画面を横切った郵便屋のおねーちゃんだった模様。知らんがな!(CV・ゆかち) 

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