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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 新感覚過ぎて突っ込みどころが分からない第2話。思いの外進行が早いよ。こんなアホみたいなネタでも物語って成立するもんなんだなぁ。

 人格入れ替わり事件は、本当に何の意味も無い、純粋なアクシデント。もう、そういわれちゃぁ反論のしようもない。なんだかいかにもラノベっぽい妙な黒幕が現れてネタばらしをしてくれたわけだが、ややこしく理由や動機を説明されるよりも、「何となくそうなった」と言われた方が諦めもつくだろう(視聴者的にはね)。あとは、この状況からどのような物語が進展するのかを見守るだけなので、余計なことを考える必要が無いのは楽である。なるほど確かに「面白い人間達」である。

 そして、入れ替わりものといったら普通はどうしたって身体的特徴の方に話が絞られる。男女を含む入れ替わりならば、そのまんまエロ漫画にシフトしてもおかしくないし、実際にこの作品においても、まず問題になったのは胸であり、続いてトイレである。まずはきちんと「お約束」の処理だ。しかし、ランダムに入れ替わると言っても一週間ちょっとの体験の中でエロハプニングらしいことは起こっていないらしく(あくまで自己申告によるものだが)、この5人の中では、どうやらそういうフェイズは自然に終わりを迎えつつあるようだ。そして、身体的な部分をクリアすると、次に残されたのは精神的な部分ということになる。ここからが、おそらくこの物語が描きたかった内容なのだろう。

 現時点ではよく分からない。ラノベ原作なので、このままどうってことない話で終わる可能性もあるだろう。しかし、謎の存在「ふうせんかずら」に提示された終了条件が「面白くなること」であると認識しているならば、何とかしてこの状況を平穏な日常に戻すのではなく、「面白いもの」にしていかなければならない。ラストシーンで姫子が明らかに間違った方向に思い切ったのもそうした意図があったからだろうし、いくら平静を装ったところで、やはりこの異常な事態の中で、ずっとまともでいられるわけもないだろう。伊織と唯の間では家族関係などのプライバシーに踏み込んだ話も出始めているし、そろそろエロハプニングどころじゃない、なんだかドロドロした嫌なものも見えてくるころなのだろう。さて、一体どう転がることやら。

 あまり前例のない物語なので、確かに続きは気になる。そして、素直に物語り部分が追えているということは、こんだけややこしい設定ながらも、きちんと筋を追うのに過不足ない演出が成立しているということでもある。2話目のコンテは細田直人、演出に神保昌登というぜいたくなセッティング。細かく入れ替わる人格がどこで誰とスイッチし、どのように思考パターンが推移しているのかが、わざわざしゃべらずとも理解出来る画面構成は大したもの。その上で、いかにも細田さんらしい妙な動きの演出なんかもあるので苦笑いものである。単に唯が歩いて来るだけのシーンのくせにやたらゆらゆらしてたりね。細田ウォーキングは分かりやすくて良い。

 あとは中の人についてだが……こんだけ何の違和感もなく推移する面子だとは思わなかったな。全員素の状態だと伊織がかっ飛ばしているので豊崎の印象が強いが、その他、実は武闘派だった唯はひーちゃんが自然に溶け込んでいるし、女性との入れ替わりに何の違和感も作らない男性キャスト陣2人の妙な溶け込み具合も面白い。そして、入れ替わりという現象のせいでメイン五人がそこまでキャラを濃くせずにふわふわしてる分、回りを囲む藤原啓治、伊藤静あたりが無駄に濃いという。御前は一体何をしでかしたらあんなに伊織に怯えられるのだろうか。

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