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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 衰退しろや! 第3話。なんかもう、下手なファンタジー世界より人類によっぽど活気があるやんけ。しかも救いようのない方向に。いや、これが人類の迎えるべき姿という、気の利いた風刺なのだろうか?! ……人口減少してるのにこんな非生産的な文化がなぁ……。

 はい、もう突っ込みは終わり。突っ込んでも何も解決しない、それがこの世界だ。だから、「折角の貴重な紙資源を何に使っとるねん!」とか、「どっから来た! その人の波はどこから来た!」とか、「政府機関じゃないサークルも元気過ぎるだろ!」とか、「無料頒布ってことは、もう経済回す気もないじゃねぇか!」とか、そんなことは言いません。このどうにも徒労感ばかりを重ねる執拗なネタ回しは、本気を出した時のギャラクシーエンジェルみたいな嫌な刺さり方するんだよ。GAの場合は、短く、後腐れなく、スパッと短時間で見せるのが美点だったが、この作品の場合、こんな救いようのないセッティングでまさかの「次週に続く」である。壮絶過ぎる。

 いやぁ、先週までの内容で「生臭ファンタジー」という言葉は使ってたんだけど、まさか生臭いだけじゃなくて腐ってしまうとは思ってもみませんでしたね。色んな要素が現代日本と比べても「惜しい」世界なのだが、何故か「腐る」という単語だけはきっちりと伝播している。そして技術と歴史が失われた世界でも、そちらの方々が持つ驚異的なバイタリティと探求心は全く変わっていないようで。これが人類普遍の性質だとしたら、すごく嫌だな……。それにしても、腐女子っていうターゲットは本当にネタにしやすいものだ。今となってはすっかり知名度が上がった層であり、発言力もいや増しているわけだが、端から見て「うわぁ」と思うだけでも立派に機能する。別に同じことは男性のエロに対する探求心でも言えることであるはずなのだが、腐女子根性の方が、何故か拗くれてて笑いになりやすいんだよな。次第に支持層を拡大し、それだけで現代における文学界そのもののように肥大化するBL文化ってのは、おぞましくはあるのだが、「ひょっとしたらそういう未来もあるのかもしれないな……」という、奇妙な説得力も持っているのである。くわばらくわばら。

 そして、そんな腐女子文化に先鞭をつけ、我が道を切り開いたのが今作では新キャラとなる「Y」氏である。名前の付け方の基準が全く分からないが、とにかくそこに沢城がいることだけは分かる。最初に聞いたときには「腐女子の役にみゆきちはちょっとどうなんだろうか」と思ったのだが、どちらかというとYの場合は「腐女子キャラ」ではなく「野心家」キャラであり、「求道者」である。なるほど、こうなってしまうと、沢城ボイスの不必要なまでの説得力とストイックさが彼女に嫌な息吹を無尽蔵に吹き込んでいく。だんだん、「ひょっとしたらこれって高尚な趣味なのでは」と思えてくる。主人公さんがいなかったらあのままYの弁論に丸め込まれて「人類は腐女子が救うんだな」とか思い込まされるところだったかもしれない。ありがとう孫さん、ありがとう中原麻衣。

 中原劇場だけでも致命傷になりうるだけの破壊力があったのに、そこにこんな想像の埒外からみゆきちまで飛んでくるという……ひたすら声の説得力ばかりが積み重なっていく恐ろしい作品である。もう、これだけずっと聞いてればそれでいいレベル。ちなみに、今回他のサークルの代表役でこっそりと山本麻里安が出ていたりしたのだが、中の人も腐女子だからこその起用だろうか(んなわけないけど)。このぎりぎりのところでしぶとく生き残ってる姿勢には敬意を表します。

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