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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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家にこもって色々と片付けなきゃいけない仕事をしないとなー、カラオケは昨日行ったから流石に今日はいけないしなー、とか思ってたら、なんだか嫌になってきて気付いたら劇場にいたでござる。封切りから随分経っていることからも分かるが、そこまで慌てて観に行こうとは思っていなかったのだが、現実逃避には丁度良いプログラムですね。まぁ、終わった後にリニアブルーを叫ぶためにカラオケにも行ったんですけど。

 さて、「Beginning」ということで、始まりを描く2時間弱ということは分かっていたわけだが、地上波で2クールあった作品のどの辺をやるのよ、と思っていたら、本当に「始まり」だけだったのでちょっと腰砕け。まぁ、あんまり無理に詰め込まれても仕方ないし、これくらいの量が適正なんだろうけど、これって地上波版を最後まで見た人間が改めて見るのにどうなんだろうな、という気がした。「まどマギ」や「なのは」みたいに全部一気に見られるとか、「UN-GO」みたいに新しいエピソードをやるとかなら分かるんだけど、アナザーストーリーとしての部分がそこまで多くないエピソードなので、本当に「改めて最初の1話を見ている」みたいな気分。正直言うと、これで映画一本分のお値段はちょっと割高かなぁ、という気はする。あぁ、でもやっぱり「大画面、大音響で新しいカットてんこ盛りのリニューアル作品を見る」っていうのはそれだけで楽しいんだよなぁ。うん、ごめん、やっぱり無駄じゃないわ。この作品の場合は何度でも大画面でバーナビーたちの活躍が見たい、っていう人たちも多いだろうし、なかなか上手いニーズへの応え方ではあるんだな。ちなみに、「大画面」で見られるのはマーベリックさんの怖い顔。「大音響」で楽しめるのは斎藤さんの台詞。うひゃぁ、マニア垂涎。ちなみにどうでもいい話だが、今回のスタッフロールで初めて斎藤さんの中の人がアカオーニさんと一緒だということを知った。現在「トリコ」でもアカオーニさんの声を楽しむことが出来ます。

 さて、リバイバルとは言ってもやはり新作は新作。序盤のエピソードなんかは割とそのままだが、クライマックスバトルだけは完全書き下ろしの新作パートになっている。そして、この作品の場合には一番の見どころは当然虎鉄とバーナビーの関係性。今回は始まりだけなので当然地上波版みたいな蜜月関係になるわけがなく、ぶっちゃけると最初から最後までバーナビーはほとんどデレない。ずっとツンのまんまだし、更に残りのヒーロー達との関係性も悪いので、テレビ版よりも更に嫌な奴にしか見えなかったりする。ただ、オリジナルパートで「反射的に父子を助ける」という行動に出ており、この一場面だけでもかなり印象が変わっているのはなかなか上手いところ。虎鉄のバニーに対する信頼も、実質何もしていないレベルなのに最後のワンシーンが入っているおかげで「信頼が生まれはじめているな」というのがちょっとだけ感じられるようになっており、「仲が悪いのは間違いないんだけど、ひょっとしたらこれから変わるのかもね」という絶妙なポイントで締めている。たかだか2時間弱でデレられても困るし、この落としどころはすごく良い。全体的に、スピーディーな割に良くできた脚本だったと思う。

 そして、今回劇場に行って初めて知ったんだけど、今作の監督ってさとう監督じゃないのね。地上波版1話でコンテなんかもやっていた米たにさんなんだね。オープニングのスタッフロールを見て「えぇ、さとう監督じゃないのかよ」と思ったのだが、まぁ、米たにさんでも特に問題は無かった。テイストはいくらか変わっており、おそらく監督の方向性なんだろう、「恰好いいヒーロー像」というよりも「面白おかしいヒーロー達」という側面の方が強めに出ていた気がする。作画についても、ビシッと決める部分よりもちょっと砕けたくらいの方が面白くて、「超作画でバトルがすげぇ!」とかいう雰囲気よりも、「カッチカチの牛角さんおもしれぇ!」とかの方が印象深い。まぁ、今回はラストバトルが単なるローラーブレードのあんちゃんだからね。手に汗握るバトルとかではないわなぁ。冷静に考えると、結局おじさん一度たりとも恰好いい姿は見せてませんがな。

 で、後は1人1人のヒーローの素敵な部分を見ていくだけだ。これだけの人数がいるとなかなか個人の出番も減ってしまうのだが、少ないチャンスで嫌というほど個性を出してやろうという意気込みがなかなか。牛角さんはもう牛角さんなんて名前で呼べないな。「太麺さん」や。虎鉄からの電話ではディスプレイに虎の画像が表示されるし、虎鉄の方も牛角さんからの電話には牛が表示されるようになっている(ちなみにバーナビーと通話するとウサギが出る)。ほんとにこのおっさん2人は仲が良くいいよね。ネイサンは最初からイロモノ枠なのでなかなか恰好いいっていう場面も無いのだが、やっぱり初見で見たら一番インパクトがでかいのはあの人だよね。今回はヒーロー全員の変身バンク(バンクしてないけど)が一気に展開されるっていうサービスシーンがあったのだが、「ブルーローズの下からの接写アングル!→ネイサンの股間!」という鬼コンボが強烈すぎた。わぁい、良い身体。そして我等がキングオブヒーロー、スカイハイさん。……可愛いなぁ。本当に良い人なんだよね。浮くだけだけど。「一体どういうことなんだ!!」って、絶対この人世間で上手くやっていけないよ。早くいい嫁さん見つけて養ってもらえるといいんだけどなぁ。

 そして女性陣2人。今作では色んなヒーローが新たなスポンサーをくっつけているにも関わらず、ひたすらペプシNEXだけに支えられるブルーローズ。今回は彼女がデレる余裕がなかったので単なるタカビーキャラになってしまっているが、一応サービス担当が彼女しかいないということもあり、画面上ではかなり優遇されていた。ブルーローズ(の中の人)の単独ライブなら行ってみたい気はする。そしてやっぱりホァンちゃん。この世界のヒロイン枠は彼女と楓ちゃんのどちらを選ぶべきか悩むところだが、今作は流石に出番の多さからドラゴンキッドちゃんに軍配が上がる。変身シーンがすげぇ可愛いんだもの。カリーナがイヤリング付けてるのを見ておしゃれに興味を示したりするところも実に良い。そういやブルーローズとドラゴンキッドの絡みってテレビ版でもほとんど無かったんだよな。2人しかいない女の子同士なんだから、もっときゃっきゃうふふしてくれればいいのに。キャラが違うからなぁ。絶対に同じクラスにいても仲良くならないタイプだよね。

 そして、残るはバーナビーと虎鉄ってことになるが……正直、この一本だけだとこの2人は割と薄めだった気がする。おじさんは恰好いいシーンが無く、その分亡き奥さんとの思い出シーンでちょっとほろりと来る。バーナビーに至っては過去話すら明らかにされず、最終的に「単なるわがままな奴だけどちょっぴり頑張り屋」程度。でも、最後の電話に出るシーンでギリギリまで粘るあたりが憎めないところもあるんだけど。今回は番組始まりと終わりがどちらも虎鉄のチャーハンという謎のコンセプトがあったので、今後はバーナビーのチャーハンまで劇場版が作り続けられるのだろう。それまで見守るしかないわな。

 というわけで、次の劇場作品は「Rising」になるとのこと。予告だけを見ると、どうやらあのジェイクの姿が見えないみたいだ。変な巨大ロボみたいなのが出てきていたが、このあたりから完全オリジナルになるんだろうか。来年秋ってことなのでかなり先になってしまい、流石に覚えてられない気もするが、幸か不幸かそこまでがっつくほどの作品でもないし、ゆっくりとおじさん達の次の活躍を待ちたいと思う。
 超余談。今作の大ファンの声優コンビがいるじゃないですか。そして、作中の巨大な像を動かすネクスト能力者の声が代永君だったじゃないですか。パイセンとあやねるは、あのあたりのシーンをどういう気持ちで見ていたんだろう。くーださーいな。

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