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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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アニメ以外の感想あげるのは2回目(当然1つ目は「ゴーカイジャー」。ついでに、私と戦隊ヒーローの関係性もこちらの感想にあります)。本当なら別に「新番組」でもない作品なんだから感想書く必要も無いし、これまで見てきたものもほとんど書いてないんだけど、ボウケンジャーだけは書いておこうかな、という気にさせてくれたので、珍しく。あ、東映公式Tubeでの視聴を続けているからこの時期なんだよ。ちなみに、これまでシリーズ通して視聴した戦隊は、「ゴーカイジャー」に始まり、「バイオマン」「ジェットマン」「オーレンジャー」「ギンガマン」「タイムレンジャー」の5本(アキバレンジャーは非公認だから……)。年末にかけて、これに加えて「ジュウレンジャー」「ゴーゴーファイブ」「ガオレンジャー」「アバレンジャー」が終わる見込み。「ゴーバスターズ」も加えると、この2年弱で11本の戦隊を見たことになる。結構な量であるが、まだ全シリーズの1/3も終わっていないという。

 で、そんな中での「ボウケンジャー」だったのだが、今週頭に最終話を含む3本がアップされた(普通は2本ずつの更新なのだが、全体で奇数話のシリーズは最終回分はまとめてあげられる)。そして、月曜日からまとめて片付けるつもりもなかったのだが、一気に3本ぶっ続けで見てしまった。戦隊シリーズのクライマックスってのは1年の蓄積があるから独特の高揚感を伴うものだが、ボウケンジャーの盛り上がり方はそんな中でも一際見事なものだった。本当に王道展開でしかないはずなのだが、なんだかいちいち良いところを突いてくる。思わず泣きそうになってしまった。現時点においては、「ゴーカイジャー」と「ジェットマン」を別枠扱いするとして、個人的には1番お気に入りかもしれない。タイムレンジャーとどっちを選ぶか難しいレベルで、収束性の良さでみれば軍配はこっち。

 もちろん、クライマックスだけでなく、シリーズ全体を通じて、ボウケンジャーは毎回楽しみに観ていた作品だった。コンセプトが分かりやすいし、他のシリーズと比べて何が突出していたかと言われるとなかなか難しいのだが、おそらく個々のキャラクターの掘りさげ方が良かったんじゃないかと思う。戦隊シリーズを見ていて一番残念なことは、視聴を続けていても最後まで5人のパーソナリティがはっきりしないことだ。まぁ、作業の片手間とかで視聴しているのでなかなか頭に入ってこないってのはこちらの責任でもあるのだが、全50話の中で、何度か与えられるお当番回だけで個性を発揮されても、今ひとつ「こいつならではの面白さ」っていうのが感じられないことが多い。個人的な例を挙げると、たとえばオーレンジャーはブルーとグリーンが最後まで印象に残らなかった。バイオマンのグリーンも微妙なとこ。ジュウレンジャーのボーイとダンもキツイか(大体、レッドは流石にキャラが立つし、女性戦士はそれだけで個性になるので、残るのは緑とか黄色の場合が多い)。

 その点、ボウケンジャーは5人(シルバー加入後は6人)の役割分担が見事で、ぶつ切りのお当番回じゃなく、全体的なシナリオの流れに個人の主義主張を絡めたドラマ作りが見やすかった。ラストはブラックのストーリーだったわけだが、中盤ではイエローやシルバーのドラマが印象深いし、最終的に全てが「友情」と「冒険」というテーマに帰ってくるのが良い。ネガティブシンジケートが4つに別れているという独特な設定も、視点が散ってしまうというデメリットを感じさせず、上手く乱戦模様のドタバタした感じがシナリオの厚みに繋がっていた。レッドがジャリュウ、ブルーとブラックがダークシャドウ、そしてシルバーとアシュという個々の因縁が、敵味方を相互に引き立たせるセッティングとしてきちんと機能していたのも上手い。ひょこひょこ出てきてコメディリリーフとしてかき回してたくせに、最終的に堂々のラスボスにまでなってしまえる大神官ガジャ様もステキ過ぎる。

 こうしてみると桜姉さんは他との繋がりが薄い人のような気もするのだが、実は一番お気に入りなのは桜姉さんとチーフの絡みだったりする。ボウケンピンクは、現時点でタイムピンクと並んで女性戦士ランクでトップですね。基本的に気の強いおねーさんタイプが好みの模様。やたらいいキャラだな、と思ったら、中の人が割とキャリアのある役者さんだったらしく、シリーズ序盤はどうしてもキャストの拙さが気になることが多い最近の戦隊シリーズの中で、この人だけはいきなりキャラが安定していて随分印象が良かった。「ガラスの靴」の時の姉さんがやたら可愛かったし、最終話のデレっぷりも破壊力が高い。そして、後々「ゴーカイジャー」などでも活躍の機会が多かった明石チーフ。やっぱりボウケンジャーはチーフの存在感あってこその戦隊だ。基本的には独善的でかなりあたりの強いリーダーなのだが、その分ちょいちょい見せるギャグ部分のインパクトがでかい。あんだけ恰好いいこと言ってるのに、ホントに色んな所で抜けてるのが素敵。冒険者試験に落第してずっと膝抱えてたのがやたら印象深かった。そりゃ桜姉さんでなくても惚れると思う。最近だとこういうリーダータイプのレッドも珍しいよねぇ(ちなみに、わがままレッドっぷりでは「ゴーゴーファイブ」のマトイ兄ちゃんも負けてはいない。割とイラッとくることも多いマトイにぃだが、こちらも割と好きなキャラである)。

 なんだか書き始めるときりがないが、とにかく個々のキャラが非常に明確で、ドラマが観やすかったのでどっぷりはまれました。戦闘についても、ボウケンジャースーツは恰好いいし、ジャベリンのアクションとかも綺麗だった。30周年作品ってことで気合いも入っていたのか、「冒険」がキーワードだったおかげで色々と珍しいシチュエーションでの戦闘も多くて、バラエティに富んだ画面構成が魅力。合体ロボットも、シンプルで分かりやすくて良かったと思うんだけどね。まぁ、最近の戦隊にしちゃ発想は安易だった気もするけど。

 下手したら今週中に最終回前からもう1回くらい見るかも。出来たらソフトも欲しい。それくらい思える戦隊だったよ。余談だが、最終話前(48話)でもかかった挿入歌「start up! 〜絆〜」がめちゃくちゃ恰好いいの。随分前に知ってヘビロテしてたんだけど、この曲はどこのカラオケにも入ってないのよねぇ。リクエストした方がいいのかなぁ。

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