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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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凸守ィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!! アカン、泣いた。久しぶりにボロボロ泣いた。もう、凸守の気持ちを思うと辛くて辛くて仕方ない。まさかこの作品でこんなにマジ泣きさせられるとは思ってなかった。やっぱ京アニには弱いなぁ……。

 「こういう形」になると分かると、全てのパーツが綺麗にはまる。最初に六花とキャラかぶりしてるんじゃないかと懸念された凸守の存在も、「中二病」というファクターを活かすのにどうかと思った重たい父親の設定も。全ては、六花が一度脱却するための楔としての「中二病」という、異質な因子を産みだすためのセッティングであった。彼女にはならなくても良い中二病の殻を作り出す必要があったことがサポートされることで、そこからの脱却を単なる「加齢による変化」ではなくて「成長」として明示する必要があった。そして、その変化の重さ、痛みを見せるために存在してたのが、凸守だった。おかげで今回、本来ならば辛いのは六花であるはずなのに、その全てを凸守が背負い込むことになってしまった。Aパートラストの絶叫、そして駅のホームでの苦闘。凸守は誰よりも六花を思って、一人で戦い続けた。しかし、そこには一足先に変わらなければいけなかった六花のもたらした、苦しさだけが残されていた。

 凸守だって分かっている。分かった上で彼女は楽しかった日々を取り戻そうとしただけだ。六花には六花の事情があるが、凸守には凸守の事情がある。六花が中二病から脱却することは健全であるが、彼女自身の精神や知識が追いつかない状態での急すぎる変化は、彼女にも、周りの人間にも労苦をもたらしてしまう。そのことが分かっているのだから、誰かが「慌てるな」と言ってやればいい。「無理するな」と言ってやればいい。しかし、意気地無しの勇太はそれが言えない。「六花のため」という免罪符を振りかざし、彼女の願いを叶えてやれない。だからこそ、凸守が抗うしかないのだ。彼女が一番素直に六花を思ってやれているはずなのだ。理屈や常識だけでは片付かない、彼女たちだけの最善策が、あるはずなのだ。

 結局、勇太の言っていることは間違ってはいない。しかし、言うべき時が、言うべき向きが違っている。最後の最後、凸守に「そんなこと分かっているデス」だけは言わせてはいけなかった。彼女がそれを言ってしまったら、もう何も残らなくなってしまうんだから。「何も無いこと」「間違っていること」は、今凸守に押しつけるべきことじゃない。凸守はそれを一番分かった上で動いているのだから。

 「変化することの痛み」というのは、たびたびドラマの命題として現れるものだ。卒業の悲しみ、死別、形は色々あるが、今回六花が経験した「脱却」もその1つ。本当に、この「痛み」だけは何度見せられてもグサリと刺さる。こと、変化を恐れて怠惰な生活に溺れているとなおさらである。だからこそ、僕らは凸守を応援するのだ。次回、彼女にも幸せな結末が訪れんことを。

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