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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 全裸の主人公がお好み焼きを乱舞させる第9話。前回までのシリアス展開はアバンまでは引き継いだのだが、もったのはそこまで、あとは「このアニメに求められているものを思い出せ!」とばかりの低劣馬鹿のオンパレード。迷い無き姿勢は素晴らしいと思うが、この振れ幅には視聴者がついていくのが大変です。

 イカロスとニンフの小競り合いはひとまずの痛み分け。ニンフは「マスター」の下へ戻って手痛い折檻が待ち受けており、なにやらテンプレ感満載の悪党に無理矢理跪かされる。痛々しく、そして憎らしくはあるのだが、元々我々はエンジェロイドを「愛玩用」「心無きオートマトン」として見ていたせいで、この仕打ちも「ま、仕方ないかな」と思えなくもないのが困りもの。イカロスならまだしも、ニンフはまだ馴染みが薄いからなあ。例えば彼女の優先事項のシークエンスのトップにマスターがいるなら、彼が何をしようと勝手だし、ニンフはそれが本望であるはず。もちろん画面からはそうでないことは伝わってくるのだが、じゃ、彼女にとっての幸せがなんなのかと問われれば、まだ誰も分からないのだ。微妙に感情移入しづらい場面であった。

 まぁ、そんな悩みは置いておくとして、あとは普段にも増した智樹の暴走を楽しむだけである。イカロスが突然嘘つき村の住人になってしまったことをきっかけに、智樹とそはらはやさぐれてよく分からない方向へ。目的はエロDVDを目指しての資金調達ということだったが、おそらく誰もが「3000円くらいニンフに何とかしてもらえよ」とか、「その屋台はどっから持ってきた」など、様々な突っ込みを入れたに違いない。肝心のDVDも別にそんなにエロくなかったしな。見ながら見当違いの盛り上がりを見せてるニンフが一番面白かったかも。

 ただまぁ、ここしばらく2話や4話で見せたような智樹の暴走がなかったので、今回の潔い変態っぷりは見ていて安心した。1話で時を止めたり世界を制する能力をいとも容易く手にしていたにも関わらず、金がちょっと足りないだけできちんと勤労に勤しむ智樹の律儀さがまたいい。ブロマイドとかうちわのセットが200円って、良心的だしね。最終的には「智樹タワー」でオチなわけだが、さて、あそこでジャミングが解除されていなかったら彼は何がしたかったのか。変態なのは間違いないが、普通の変態とは見えているものがちょっと違うので別な意味でアウトな気がした(4話で庭にパンツを展示していたのと同じ危うさがある)。

 あとはまぁ、女性陣のがんばりですよね。だんだんボケ要素しか無くなってきたそはらは、見れば見るほど智樹とお似合いのカップルになってきている。基本的に頑張り屋の彼女だが、いきなりイカロスに絶交を突きつけられたり、誤解が解けたと思ったら一部混ざっていた傷つく一言に立ち直れなかったりと、受難が続いている。会長は……いい人だそうです。いい人ですよ。あの「新大陸」パンツはオーダーメイドとかなんでしょうかね。

 そしてイカロス。前回も話題に上げた「声」だが、やはり今回もモノローグなんかの声はこれまでと違うものだった(そもそもこれまでの作中でイカロスのモノローグは無かった気がする)。彼女なりの意志もきちんと確認出来るようになり、きちんと今後のストーリーにメリハリをつけてくれそうである。

 あと、こけし。家まで持ち帰ってきたマトリョーシカにも、一体どんな意味があるというのだろうか。  多分、無い。 

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