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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 笑ってはいけない聖闘士星矢Ω! 第56話。先週の時点で予想出来ていたことだが、史上最大のネタ回。どのシーンをとっても全てギャグという、あまりにも恐ろしいエピソードとなった。新たな栄斗伝説の幕開けに相応しい堂々たるエピソードであるが、メイン7人のうち1人にここまでのネタキャラを設定してしまっては、今後の真面目なバトルに多大な影響を及ぼしてしまうのではないかと今から非常に心配である。とりあえず世界中のロックシンガー(と世界中の忍者)に謝ろう。

 冒頭、巨大な聖衣ボックスを背負って東京の雑踏に現れた光牙の時点で割と面白かったわけだが、そこからの展開には何一つ意味の分かる部分が無いという奇跡的なシナリオ。どさくさに紛れて先のマルス大戦の帰り道で聖衣の修復をしていた栄斗さんが既にずるいが、わざわざ次の戦闘に備えて準備してた割には、コロッと宗旨替えしてロックンロールに目覚めてしまうあたりが忍者軽薄。流行りの言葉で書くなら「ニンジャ、ニンジャナンデ?」である。本当に今回は突っ込みどころのみで構成されているのでいちいち大変であるが、とりあえず、墓前に参りに行くのにラジオ持参で行くなよ! 兄者は多分音楽に興味なんて無いよ! そもそもラジオから流れてるその曲はアニソンであってロックンロールじゃねぇよ! 何か目覚めるなよ! 進路に悩んで迷走する中学生男子か! メジャーデビュー早いな!(まぁ、中の人は一応歌い手だから……)

 もう、本当に下衆野郎にしか見えない栄斗さん。ライブハウスの奥に、明らかに入り口で止められるだろう巨大な箱を背負った客を発見し、ライブ終了後に楽屋裏で落ち合う。「何となく危機が迫ってる感じはあったわー」と事の次第を素早く飲み込み、全部を理解した上で「でも俺関係無いしな」と余裕のシカト。後輩をフルボッコにして「本気じゃなかったわー、俺本気出さなくても強いわー」とドヤ顔。名言その1「今の俺が仕えているのは、アテナではない。ロックだ!」 お前、ロックとやらに出会ってから数ヶ月しか経ってないよね。あれだけ必死だった忍びの道はどうなったんだよ。兄者の遺志はもういいのかよ。名言その2「悟った、俺の生きる道はこれなのだと! ロックンロール!」なんか、小宇宙じゃなくて変なロックパワーみたいなものを燃やせるようになったみたいです。立ち去る背中を追わない光牙さんも、「あいつ、本気なんだよ……」と変な世界に入っちゃったみたいです。ただ、内心からすると栄斗側は「どうせ俺、十二宮で雑魚キャラ筆頭の時貞しか倒してないしな……」とか思ってて、光牙も光牙で「そういやあいつ、あんまり役に立って無かったからいいか……」とか思ってた気もする。実際、翌日のライブを見て「あいつもういいいや」ってあっさり諦めてたしな。ユナや龍峰のスカウトには割りかし力入れてたのになぁ……。

 しかし、そんなバンド活動立志伝を朝6時半からやるわけにもいかず、最終的には栄斗も聖闘士の道に舞い戻ることになる。今回のお仕事担当はダガーの3級パラサイト。東京に出てきて仕事するくらいなので丁寧に空気を読んでくれる人で、わざわざライブ会場が開くのを待ち、そこでのイベントの一環として打倒栄斗を目論む。確かに、ライブイベント中の栄斗は動画が3枚くらいしか無かったので非常に倒しやすそうではある。マイクスタンド抱えて熱唱してる栄斗の画(止め絵、今回何回も使い回し)があまりに面白くてそのたびに吹く。ライブ会場に現れたパラサイト兵どもを見て、光牙は思わず「何故ここに?」と疑問を口にする。正確に表現するなら「こんな役に立たないロックシンガーしかいない東京に何でわざわざ敵兵が派遣されたんだ?」となる。だって、五老峰とかジャミールで出会った時にはなんの疑問も無かったですものね。

 敵兵さんはダガーの特性とは特に関係無く、「めっちゃ耳が良い」という特徴を持つ。相変わらずセブンセンシズに目覚めているはずの光牙を(昴とセットで)あしらう実力を持ち、なかなかの強敵である。まぁ、なんかダガーの攻撃の演出がいちいちもっさりしてるのであんまり強敵には見えないわけだが(そして多分実際大した敵じゃないのだが)。一度は光牙をたたきのめし、綺麗な栄斗復帰フラグを立てるところまでがお仕事です。アテナを裏切ってまで魂を捧げたはずのロックに対し、わずか数分であっさりと諦めの意志を示す栄斗。そりゃそうなるしかないが、残されたバンドメンバーの皆さんはいい迷惑である。それにしても、「アテナのために!」とか「家族を守る!」とか「聖闘士の未来のために!」とかいう立派な目標で戦っている他の青銅聖闘士たちの中に、栄斗が「お客様は神様です!」と叫びながら参戦する様子は本当にシュールである。名言その3「俺の新しいサンクチュアリを! 俺のファンに、俺のバンドのメンバーに手を出す奴はッ、決して許さない!!」。新しいサンクチュアリて。お前ホントにアテナとかどうでもいいやろ。「誰も俺の歌を聴いてくれないじゃないかー!!」と怒り心頭の栄斗さんは熱気バサラにも対抗しうる歌い手戦士として活躍するに違いない。数ヶ月にわたるボイストレーニングを活かすために、新技「アパッチの雄叫び」もマスターしたしな! 新技も「ローリングストーンズ」だしな! このまま「レッドホッドチリペッパーズ!」とか「AC/DC!」とかいう技もマスターすればいいと思う。でも、結局今回も直接敵にとどめを刺し(かけ)たのは光牙なんだよなぁ。

 さ、来週以降の栄斗さんはどういう風に扱えばいいんだろうなぁ…………とにかく、今回は記憶に残る迷エピソードになったのは間違いないです。なんかもう、最後に出てきた2級パラサイト2人までネタキャラに見えてくるのが可哀想だぞ。レアさんはCV高城元気の時点でちょっと面白いし、CV二又一成のエウロペさんも、趣味がぬいぐるみ作りの時点でちょっと可愛いじゃないか。次に出てくるパラサイトは……エデンさんかぁ。エデンさん、つい最近まで支配者のご子息として大活躍されてたのに、気付けば3級パラサイトじゃないですか。就職難の世の中だなぁ。それでは皆さんご唱和ください。「アリアー!」


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